黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

2020年の自分へのご褒美に「ニコンD80」を買いました

去年の12月、前々から気になっていたニコンのデジタル一眼レフ「D80」の中古美品を格安で購入しました。このカメラ、もう14年以上前の骨董品ですが、今でも愛用している人、これから買おうという人が少なくないようなので、同好の皆さんのために関連情報をブログ記事にまとめておきます。

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緊急事態宣言に備えて、猫足型イス脚カバーを買いました

2回目の緊急事態宣言発令を目前に控えて、食べ物とか殺菌のウェットティッシュを買いだめしようと思い、街に出てきました。

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▲そこで見つけたのがこれ。「猫足型イス脚カバー」というもので、イスの足にはかせる靴下みたいなものです。

これからまた外出自粛の日々が始まるので(いや、去年11月から自主的に外出を極力自粛していたが)、気分転換に購入してみました\(^o^)/

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私は成人式に2回参加したことがある

f:id:blackchinainfo:20210223105553p:plain 今朝は緊急事態宣言の件が気になったので、朝からテレビを見ていた。

すると、ワイドショーの司会者が「成人式ができない」「新成人の若者が可哀想だ」と言い出して、なんだかとても不思議な気がした。

「コロナが大変で、今の日本は有事なのに、一体何言ってんだ?」

というのもあるけど、実は表題の通り、私は成人式に2回参加したことがあるのだ。

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政府が出すのは全て「政治的な数」である…中国人の「数」の概念

日本人として、長年中国人と関わっていると、何かと「数」が話題になる。

南京事件で日本軍に殺害された死者の数、天安門事件で中国軍に殺害された死者の数など。

南京事件の犠牲者数については中国側でも、「30万というキリのいい数字で端数が出ないのは変じゃないか」という意見は見られるし、

▲南京大虐殺紀念館にある「嘆きの壁」(犠牲者の氏名を刻んだ石碑)には約1万しか刻まれていない。1980年代にあった日本の教科書問題に憤った中国人が、調査してみたけど、1万しか確認が取れなかった…というのだ。では、30万という数字の根拠はどこにあるのか?ということになる。

私はこの手の話を中国人とする度に(一応、断っておくと私はこの手の話を好まず、中国人から仕掛けてくるのに渋々応じているだけである)、そもそも日本人と中国人は、「数」に対する概念が違うのではないかと思っていた。

そして、この1年ほどは日本側で中国の新型コロナウイルスの死者や感染者の数について、その真偽が話題になることが多くみられる。

そこで、私が以前、中国の友人から聞いた「中国人の数の概念」と共に、その考え方から、今の日本のコロナ対応をどのように見ているのか…という予測をツイートしたところ、反響が大きかったので、こちらにも収録しておくことにしました。

以下、ツイートの転載となります。

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「ソーシャル・ディスタンス」は日本人に出来ない、中国のコロナ対策との根本的な違い

▲こちらの連投、たまたま私がその時の「感想」を書いただけだったが、たくさんの反響をいただいた。

どうやら、私以外にも同じことを感じていた人、経験した人が少なくなかったようだ。

モッタイナイので、こちらにも記録しておく。

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『見えない手 中国共産党は世界をどう作り変えるか』の3つの謎に迫る!

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▲クライブ・ハミルトン教授の新刊、『見えない手 中国共産党は世界をどう作り変えるか』の日本語版が本日届きました!\(^o^)/

▲前作の『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』の時も、「買いました!」のブログ記事を書きましたが、今回も「読む前に書くブックレビュー」をいたします。

今回の『見えない手』は、発売前に監訳者が漏らしていた「問題」がありまして、まずはその点を確認せねばなりません。そして本書には他にも「2つの謎」がありまして、読み始める前にこれらの「3つの謎」を解き明かしておこう!と思っていたのでした。

購入を検討している皆さんの参考になれば幸いです。

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なぜ私の周囲の老人たちはコロナに感染しないのか

私は老人ではないが、母はすでに老齢である。

そういえば、この半年ぐらい…緊急事態宣言が解除されてから、ずっと気になっていたことがあった。

私の母は「老人」であり、ほぼ毎日のように老人同士の付き合いがあって、頻繁にたくさんの老人と会っているけど、コロナに感染した人がいるとは一度も聞いたことがない。

ただ、私に言わないだけで、一人二人はいるんだろう…と思っていた。

だから、注意喚起のために、岩田健太郎さんのツイートを見せてみたのである。

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クルクル回しながら焼く中国のクレープみたいなものは何か?

▲この動画をツイートしてから、この食べ物が何なのか、質問のリプライが複数届いているので、こちらで解説しておきます。

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風邪かコロナか

確か、木曜日だったか。所用あって外出して、普段全然行かない某社の中に入った。

会社に入る前に、マスクもしたし、手指消毒もした。

でも、出されたお茶を飲むために、その時だけマスクを外したっけ。

その夜から、頭痛とめまいが続き、気分が悪い。

熱はないけど、身体がとても冷えている。

5分としてジッと座ってられない。

たぶん風邪なのか。早めに布団に入ることにした。

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グレタさん似の「二丁拳銃少女」はユーチューバーだった!

ツイッターで私が興味を持った動画だけを連投にしているスレッドがあるのだが(主に中国関連だが、たまに中国以外のネタも入る)、その中でかなりバズった「二丁拳銃少女」という動画があり、これは本当に実銃なのか、フェイクや合成ではないのか…と、多くの疑問の声が寄せられた。

ただ、今日になって、

新たに、ライフルを連射する少女の動画を見つけた。

頭髪の色が違うものの、グレタ・トゥーンベリさんに似た顔立ちは一緒である。

その後、フォロワーの方からリプライで教えてもらえたのだが、この少女は同一人物で、5万以上のチャンネル登録者数を持つ有名なユーチューバーなのであった。

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ナイキ・ギャング

ナイキのCMに関しては、このツイートから始まる連投で書き尽くした。

既に1週間以上が経過して、お叱りの声をたくさんいただいたが、特に考えに変更はない。

▲ツイートに引用していた動画が消えていたので、改めてこちらに貼っておく。

ツイッターでの炎上から間をおいて、今回の騒動に関して、読み応えのある記事がいくつか出てきた。一応、それらの全てに目を通しているが…

▲その中の1つ、渡辺由佳里さんがニューズウィークに寄稿した記事で、私も思い当たることが1つあったので、こちらに書いておこうと思う。

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新疆の「薄いビール」の正体

安達裕章さんのツイートを見て、「もしや?」と思った。

続きはリプライにも書いたが、昔私が中国に留学していた時に、新疆旅行が流行って、その時にアルコール度の薄い「ビール」が友人たちの間でも話題になっていたのである。

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APS-Cの本当の画質をまだ私たちは知らない

 ▲こちらの連投で書いた件、非常に気がかりで、しばらく私の探求のテーマになりそうなので、ブログでも記録しておきます。同じようなことを考えている皆さんの参考になれば幸いです。

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上海で50過ぎのオバサンに求婚された件

今からもう10年以上前のことになるが、当時私は上海の郊外に住んでいた。

上海人の友人の実家は、大半の家族が結婚してヨソへ移ったり、仕事で遠方に行ったりで家を出て、父は早くに病気で亡くなっていたので、広い家の中には80歳ぐらいの老母1人しか住んでいなかった。

「郊外」だが徒歩20分ぐらいのところに地下鉄の駅があり、中心地に行くのが便利な立地だったので、私はそこの一部屋を借りて数年暮らしていた。

そこは上海と言っても大都会の華やかさは全くなく、地味で汚く埃っぽい庶民の町で、四川省や安徽省、東北からの出稼ぎも多かった。

夕方は安徽人が出した臭豆腐の屋台が異臭を放ち、夜は重慶人の串焼き屋台が出て香ばしいニオイと油煙を撒き散らし、上海にしては珍しく犬を食わせる店があり(東北人が多いからだ)、月に1回は路上で酔っ払いが血まみれの大ゲンカをし(訛りから考えて東北人だろう)、週に1回はパジャマ姿の夫婦が路上で近所の人を何十人と集めてトークバトルのような盛大な夫婦喧嘩をやっていた(これは上海人だったw)。

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▲夜になると現れる串焼き屋さん。

道端では生きたニワトリを売る露天商がいて、買うとその場で絞め殺してお湯に漬けて羽をむしって客に渡す。どこから持ってきたかわからない大きな魚をアスファルトの上に直置きして売っているが、無数のハエがたかっている。客が魚を買うと、10円玉ぐらいの大きさのウロコをバリバリ落とし、ナタのような大きな包丁でブッた斬って渡す。路上にはいつもニワトリや魚の血がシミのようにこびりついて、羽とウロコが散乱し、内臓の腐臭が漂っているような町だった。

友人は、「日本人にはキツイかも知れないけど、イヤだったら1ヶ月で出ていってもいいからw」と申し訳無さそうに笑っていたが、私はこの町がすぐに気に入った。中国の普通の庶民の生活を見てみたかったからだ。そういう事情で、私は友人の母と一緒にこの町で住み始めた。

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