黒色中国BLOG

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私は成人式に2回参加したことがある

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f:id:blackchinainfo:20210223105553p:plain 今朝は緊急事態宣言の件が気になったので、朝からテレビを見ていた。

すると、ワイドショーの司会者が「成人式ができない」「新成人の若者が可哀想だ」と言い出して、なんだかとても不思議な気がした。

「コロナが大変で、今の日本は有事なのに、一体何言ってんだ?」

というのもあるけど、実は表題の通り、私は成人式に2回参加したことがあるのだ。

1回目の成人式

1回目の成人式は自分が20歳の時だった。当たり前だが。

背広を着て会場まで行って、久しぶりに会った小中高校の同級生たちとバカ話をして、来賓の市会議員の真面目なスピーチを聞いて、紅白饅頭をもらって帰った。

1つよく覚えているのは、大半の女子はがんばって、ここぞとばかりに振り袖を着てくるわけだが、慣れない衣装や派手な髪型や化粧は、同い歳の男子からは、単に変な仮装…化粧まわしをつけた土佐犬みたいにしか見えなかった。普通の地味なワンピースを着ている女子の方がずっと可愛かった。

2回目の成人式

2回目の時、私は23歳ぐらいだったと記憶している。その時付き合っていた彼女が新成人だった。彼女は中学を卒業してからその町に引っ越して、高校は遠方の私立に通っていたから、地元に友人はいなかった。だから成人式に行くつもりがなかったけど、彼女の母の希望もあり、振袖を着てみたかったらしい。振り袖を着て会場まで行くのが大変だったので、私も自分の成人式の時に着たのと同じ背広を着て、クルマを運転して同行した。会場についてから、そのまま一緒に中に入って彼女の隣の席に座って、一緒に市長だの来賓のスピーチを聞いた。

私は彼女のつきそいで行ってただけだが、その市では特に何のチェックもなくて、私も他の新成人と同じように扱われていた。私も紅白饅頭をもらえた(^^)

 ▲こちらのツイートをしたところ、反響が大きかったし、面白いリプライももらえたので、ブログに残しておきたかったのだが、リプライによると、地域によっては行政からの招待ハガキをもらうとか、会場で住所を書かなきゃいけないとか、あるらしい。私も招待ハガキはもらったかな?よく覚えてないけど、2回目の時はハガキもなく、彼女の家は私の当時の居住地の隣の県だったので、その市の住人ですらなかった。

私が何を言いたいのかと言うと、成人式なんか行っても、寒い中で政治家や市長のスピーチを聞いて、紅白饅頭をもらって帰ってくるだけなので(地域によっては違うようだが)、そんなに面白いものでもないし、コロナ禍で無理にやらなきゃいけないものでもない。行ったことがなくて、まだ見ぬ成人式に期待を膨らませている未成年には申し訳ないが、アレは非常につまらないものなのだ。

20代なら誰でも参加OKに

でも、行こうと思えば私みたいに2回行けたりするので、今年が無理なら来年、再来年に行けばいいし、どうせ大したチェックもない。というのか、行政もいちいち来場者の参加資格のチェックなんかしなければいい。「一生に一度、20歳の時に!」と決めつけないで、柔軟にやれば良いのではないか。

30代とか40代で成人式に行くのはどうかと思うが、20代ならどこの誰でも、国籍も人種も不問で参加OKでいいだろう。最近は親が国際結婚で重国籍とか、留学帰り・帰国子女で20歳の時に日本にいなかった人も普通にいるわけだし。

コロナでまだ当分大変なのだから、日本では感染予防は厳しくやっても、他のどうでもいいことはユルくイイカゲンになった方が、みんなが楽しめる日本になるのではないだろうか。

成人式とは何か (岩波ブックレット)

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