今年こそは真面目に写真を撮ろうと思い、まずは新たに雲台を買うことにした。前から気になっていた雲台があったのだ。
ただ、私はこの実物を見たことがなく、何かの雑誌の記事(広告だったか?)で見た程度のおぼろげな記憶しかなかった。それをたまたまネットで見つけて、実際に手にしてみたら…
こんなに大きいなんて聞いてないよっ!ズッシリ重い鉄塊なのであった。これって機内持ち込みに出来ないのではw
大きさの比較
▲私がずっと愛用していたのは、右側のマンフロット#342。今回入手したのは#352。ナンバーだけで見れば「10」多いだけなので、たぶん#342と同じ大きさで、機能が追加されている分が「+10」なのか…と思っていたけど、そもそもの大きさが全く違うのであった。
ちなみに重さは、#342は119グラム、#352は379グラム…つまり三倍以上ではないか。名前が「#952」とかだったら、大きさの違いを注意したのだが…orz。
マンフロット #352の特徴
#352は#342と重さ以外に何が違うのか説明すると、カメラに取り付けるネジの部分が小ねじ(1/4インチ)、大ネジ(3/8インチ)兼用になっているのだ。大ネジの中に小ねじが入り込んでいる。一般的なカメラは小ねじだが、差し込んでねじ込むと、大ネジ部分は自動的に下がる。下からスプリングで持ち上げているだけなのだ。
下も同様。三脚に取り付ける際に、三脚側が大ネジなら、#352の小ねじの「受け」がズイズイと上にせり上がって(上と同じくスプリングが仕込まれてる)、三脚の大ネジは、#352の大ネジの溝に締め込まれる。下側のスプリング機構は固着していたが、注油したらすぐにスムーズに動作するようになった。
* * * * *
大きい雲台も悪くないもので、一旦レバーを締め付けると、どれだけ力を込めても動かそうとしても、びくともしない。そもそも小さな #342 でも、ちょっと強めにレバーを締めると、どれだけ力をかけても全く動かなくなるのだが、解除する際にレバーの動作はスムーズで、あまり力をかけなくて、スルッっとロックが解除される。マンフロットの雲台の内部機構は一体どうなっているのか。この性能には、まるで奇跡でも見せられるような驚きがある。
私がいま使っている&これから買おうとしている三脚が、大ネジのものと小ねじのものが混在するので、アダプターなしで兼用できるように、この雲台が欲しかったのだが、予想外に大きすぎた。
ただ、清掃・注油を経て、動作が良くなってくると、愛着がわいてきて、これに合う大きな三脚が欲しくなってきた。大きな三脚が必要な写真を撮る予定はないのだが。このようにして、私は三脚・雲台沼にハマったのでした。