黒色中国BLOG

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Blueskyを使い始めて1週間後の感想と参考情報

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2月7日の招待制解禁からすぐに、Blueskyのアカウントを作って始めてみたのだが、1週間使ってみた感想と共に、これからBlueskyを始めようという人の参考になる情報をまとめておきます。

【目次】

(1)Blueskyは自分が読みたい人の発信が読める、トレンドも広告もない

ツイッターを15年使い続けた者としては、これが最も嬉しかった。

今のXではこんな当たり前のことができないのだ。自分がフォローしていない人の投稿を押し付けられ、全く興味がない分野の広告をシツコク見せられる。Xでは課金をして月々980円を払っているのだが、それでもTLは広告まみれなので、一体何のために金を払っているかよくわからない状態になっている。

Blueskyは、自分がフォローしている人の情報のみがTLに流れてくる。残念ながら、フォローしている人がRPした他の人の投稿は流れてくる。今のところ、BlueskyではXの「リポストをオフにする」に相当する機能はない。

Blueskyには「トレンド」がないのもありがたい。ツイッター時代に、トレンドは一部の偏向メディアの記事ばかりが取り上げられて、見たくもない情報を押し付けられるのが苦痛だった。だからトレンドの地域を日本以外に指定することでトレンド表示を回避していたのだが(たとえば「中国」を選ぶと、日本のゴシップ系の猥雑な情報は表示されなかった)、それでも日本のトレンドを押し付けてくるようになり(使用言語かIPで判断しているのだろう)、辟易としていたところだった。

今のところ、Blueskyは利用者が少ないので、情報にXほどの「濃厚さ」はないが、Xでの顔なじみも、次々にBlueskyのアカウントを開設しているので、彼らをフォローしてみたところ、Xと似たような情報を投稿していたとしても、Blueskyの方がじっくりと読むことができるのに気づいた。

これは広告だのトレンドだの、フォローもしてないのに押し付けられる他人の投稿などの「ノイズ」がBlueskyでは皆無だからだろう。

(2)Blueskyの解説動画、現在のベストはこれ

この1週間、Blueskyを解説する記事や動画を片っ端に見たが、一番良かったのは

▲こちらの動画である。他の解説は似たりよったりの教科書的な説明だったが、こちらはVtuberが作っているだけあって、かなり深く、実用的な内容になっている。これからBlueskyを始めようとか、すでに始めているけどイマイチわかってない…という人にオススメである。

(3)Blueskyのスマホ用アプリ、タブレット用アプリについて

▲Blueskyのスマホ用アプリは、現在これを使っている。昔からツイッターに使い慣れた人なら、躊躇なくすぐに使いこなせるはず。だた、1つ問題があって、私はiPad Proを使っているのだが、このアプリはタブレットに最適化されておらず、タブレットでもスマホの縦長画面のままで使うことになる。

▲そこで、こちらのアプリを導入した。タブレットに最適化されており、見やすく使いやすかったです。

(4)Bufferは現在、Blueskyへの対応を検討中

私はXでの投稿やRPに、Bufferを使っているけど、こちらは現在、Blueskyに対応していない。公式の情報によると、現在はThreads対応の開発を進めており、Blueskyについては検討中らしい。Threads対応はそろそろ完成するそうなので、その後に開発が始まり、たぶん年内ぐらいにはBluesky対応が始まるのではないか…と期待している。

(5)「ツイートデック」も再現

私はツイートデックは登場と同時に使い始め、拡張機能でカスタマイズし、自分のPC環境に合わせてキレイに表示されるようにしていたのだが、Xになってからの改悪でかなり使いにくくなっていた。実際のところ、現在の「X Pro」は使用していない。

▲Blueskyには、「deck.blue」というツイートデックそっくりのサービスもある。今のところ、Blueskyでは閲覧する情報が少ないので使う必要がないけど、今後情報量が増えれば使うかも知れない。とにかく、Blueskyでは、かつて旧ツイッターで実現していた環境がすでに再現されているので心強い。

(6)「ストーカー」が追いかけてくるのはどうするべきか

ツイッターで執拗に悪口を書かれたり、クソリプを浴びせられ、嫌がらせをされたり、粘着攻撃を仕掛けてくる人がいたりして、それらのアカウントをブロックしている人は少なくないと思いますが、新たにBlueskyを始める上で、それらの「ストーカー」(ここではそう呼んでおきます)が追いかけてくるのを如何に防ぐか…ということを、すでに某有名アカウントの方とも話しました。

「ストーカー」が数名だったら、名前や特徴を記憶しているでしょうから、彼らがXとBlueskyで同じアカウント名を使っていたら、見つけ次第ブロックでいいと思うのですが、「ストーカー」が数十名、数百名、1千名以上…となってくると、そういうわけにもいきません。

本件の要点をまとめておくと…

  1. 現在のX(旧ツイッター)は、ブロックリストをダウンロードできず(昔はこれが可能で、他の利用者とブロックリストを共有することができた)、ブロックが大量だとすべて遡ることができない。だから、Xでブロックしている全アカウントの情報を自分で把握すること自体が難しい。
  2. 以前は、「ひすったー」というサービスで、自分がブロックしたアカウントの全情報を把握できたが、XになってからAPIの利用に制限が始まり、「ひすったー」はなくなってしまった。「えごったー」も同様のことができたようだが、私はこれを利用したことがないので詳細はわからない。
  3. なので、現時点でBlueskyでのフォロワーの中から「ストーカー」を自動的に抽出することは不可能。そもそもXで自分がブロックしているアカウントの全容を把握することも不可能なため、Blueskyでのフォロワーを片っ端に目視確認し、それっぽいアカウントをブロックするしかない。

Blueskyは、アカウントを作ってログインしないと投稿を閲覧できず、ブロックするとお互いに相手の投稿は読めないので、マメにチェックしてブロックしておけば、Xほどシツコク荒らされることはないのでは…と思います。

(7)「公益合同会社」でなければ実現できない環境に期待

かつてツイッターが盛り上がったのは、良くも悪くも「自由」だったからだろう。ところが、収益化をめぐっての改悪で、おかしくなる一方で、現在のXはインプレゾンビと広告が蔓延し、ノイズの多い環境になっている。

Blueskyの方でもすでにスパマーが発生しているそうなので

いつまで現在の平穏が続くかわからないが、Blueskyの運営は「公益合同会社」が行っているので、すぐにXほど酷くならない…と期待しても良いのでは、と考えている。

Blueskyはまだ利用者が少ないので、Xほどの「濃厚」な情報もなければ、世に広く情報発信する「公共インフラ」にもなってないのだが、窮屈でギスギスするばかり最近のXでは、自由な発言がやりにくくなっている。しばらくはXとBlueskyの双方でニュースツイートを行いつつ、「使い分け」を模索したいと考えております。