お願いですから、老人会の忘年会とかは止めてください。いや、そもそも忘年会一般的に止めてください。リスクの高いところでは、とか申していましたが、昨日はついに全都道府県で新規感染が出ています。残念ながら広がってしまったら簡単には抑え込めません。 pic.twitter.com/5BQEp5ujwO
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) 2020年12月24日
私は老人ではないが、母はすでに老齢である。
そういえば、この半年ぐらい…緊急事態宣言が解除されてから、ずっと気になっていたことがあった。
私の母は「老人」であり、ほぼ毎日のように老人同士の付き合いがあって、頻繁にたくさんの老人と会っているけど、コロナに感染した人がいるとは一度も聞いたことがない。
ただ、私に言わないだけで、一人二人はいるんだろう…と思っていた。
だから、注意喚起のために、岩田健太郎さんのツイートを見せてみたのである。
老人たちがコロナに感染しない理由
母は一笑に付して、「私の周りには感染者がいない」とだけ言った。
「でも、これだけコロナの感染者がたくさん出ているんだから、友達の友達ぐらいの範囲でなら、感染者の一人ぐらいはいるんでしょ?」
母は少し考え込んで
「いない。一人もいない。コロナにかかった人はいない」と言った。
これだけ、日本で感染が拡大していながらも、ただの一人も感染者がいないというのは、どういうことなのか?
母はまた考え込んで、
「この町の老人は活動範囲が狭いからだろう。家とその周辺でしか動かないし、遠方にも行かない。ほとんどが定年退職して仕事もしてない。人付き合いもほとんど固定して近所の人としか会わない。新しい友人、見知らぬ他人と話すことがほとんどない。だからコロナにならない。」
…と、事も無げにつぶやいた。当たり前じゃないか。この辺の老人がコロナになるわけがない、と言わんばかりに。
だからといって、油断している様子もなく、消毒用ウェットティッシュを持ち歩き、家にいる時以外はマスクをずっと付けているので、コロナになりにくいのだろう。
いま、日本では感染者が増えて、医療崩壊の危機にあるのだが、欧米に比べるとまだマシな方である。そうした理由の一つは、我が国の高齢者たちの人間関係や活動範囲の狭さにあるのかも知れない…と思った次第。
私もこの年末年始は、全ての予定をキャンセルして、家にひきこもって読書三昧のつもりです。