黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

旅先でも美味しいコーヒーを飲みたい!

長年、中国の各地を旅行しているので、大体の食べ物には慣れました。何処に行っても現地の人達と同じ食生活をするようにしています。現地の人達と一緒に同じ物を食べてこそ、心を打ち解けられるし、現地の食生活を知ることで、多くのことを学ぶことが出来る…と考えるからです。

だから、私には「日本食でなきゃ嫌だ」みたいな習慣はありませんが、どうしても曲げることができないことが1つあって、それがコーヒーなのでした…

何処にいても、まともなコーヒーを飲みたい

少なくとも1日1杯は、ちゃんと淹れたコーヒーを飲みたい。満州の地平線の見える農村地帯でも、新疆の荒野でも、チベットの海抜数千メートルの世界であっても。

ただ、そういう場所に都合よくコーヒーショップがあるわけもなく、我慢するしかありません。

たまに町中にコーヒーを出す店があったり(大抵はインスタントですが)、ホテルの朝食でコーヒーが出たり(あまり美味しくないけど)、大都市を通過した時にコーヒーショップに駈け込んだりして、なんとか凌いでいます。最近は、中国でもコーヒーが愛好されているそうですが、コーヒー好きの人間にとって、中国はまだまだ未開の地なのです…

これは非常にニッチなネタで、あまり多くの人に役立つとは思えないのですが、たぶん私と同じような苦境にあるコーヒー好きの人はいるだろうし、私はこの分野において長年苦労を重ねてきたので、今まで蓄積してきたノウハウはこちらでご紹介しようと思います。

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重曹煮沸でチタン製マグカップの「異臭」除去に成功!

アウトドア用のクッカーのアルミ臭の問題が解決しましたので、以前から気になっていたチタン製マグカップの異臭もこれで解決できるのではないか…と思い試してみました。

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私は少なくとも一日一回はコーヒーを飲まないと気が済まない…という問題を抱えてまして、何が「問題」なのかと言うと中国を旅している時ですね。大都市から離れて、郊外や田舎の町、少数民族の集落しかないようなところに行くと、まず喫茶店がありません。あっても、満足行くコーヒーが出て来ません。

旅に行く時に、ドリッパーとフィルターと豆とマグカップを持参することもあるのですが、マグカップは陶器のもので割れやすいので携行が大変でした。そこで、割れない軽いものはないかな…と思い、たどりついたのが、このチタン製マグカップなのでした。

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【アルミ臭問題】トランギア・メスティンも重曹煮沸してみました

アルミ製クッカーでご飯を炊くと「臭い」が気になるし、食べると数時間ほど頭が重いような…鼻周りや首筋が痒くなることもあり、フッ素コーティングをするしかないのかな…と思っていたのですが、ミニトランギアのコッヘルを重曹で煮沸してみると…劇的な改善を致しましたので、さっそくトランギア・メスティンも重曹煮沸してみることにしました。

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大きな鍋にお湯を沸かして重曹を大さじ2杯。それからメスティンを投入すると…「シュワーッ!」と泡がたくさんでてきます。ここまでは前回と同じです。

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【アルミ臭問題】ミニトランギアのコッヘルを重曹で煮るとどうなるのか?

最近は、こんな記事ばかり書いております。私はアルミ製のクッカーでご飯を炊いて食べると、アルミ臭で頭がクラクラするのですが、上掲2つの記事とは別で、チタンのマグカップでコーヒーを飲むときにも臭いが酷くて…とツイッターで書いていたら、重曹で煮るといい…という情報を戴きました。出荷状態のものは、洗浄などがしっかり出来ていないのだとか…そこで、チタンのマグカップを重曹で煮るついでに、ミニトランギアのコッヘルも煮てみた次第です。

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帰国時に税関で「金塊を持っていますか?」とシツコク聞かれる理由

この数年、海外から日本へ帰ってくる時(私の場合、海外といっても中国だけですけど)、日本の税関で「金塊を持っていますか?」と聞かれることがある。

最初、聞き間違いかと思い、税関職員に聞き直した。

「キンカイ…それって金の塊、ゴールドのことですか?」

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税関職員は表情を変えないまま、「そうです、金塊です。ゴールドです」と言う。

「私が金塊持ってるように見えますか?」と笑って答えると、税関職員はニコリともせずに真剣な顔で、もう一度質問を繰り返す。

「金塊は持っていますか?」

これって一体何なのだろうか?

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本来は800円?の組み立て式カトラリーセット

最近、このブログは「百均」と「炊飯」がメインになっていますけど、しばらくこの状態は続きます。すみません…

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今まで野外で自炊する時は、割り箸を使ってました。家の中にお弁当についてきた箸とか、長年使ってないのが溜まってますので…。でも、やっぱりちゃんとしたカトラリーセットが欲しいなぁ…できればコンパクトになるもので…と思っているところ、見付けたのがこれ。ダイソーで108円でした。

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シーズニングしたミニトランギアでご飯を炊いてみました

最近、我がブログの定番記事となっている「ご飯を炊く」シリーズですが、本日は第三弾!ミニトランギアでご飯を炊いてみることにしました。

▲「ミニトランギア」とはこういうもの。トランギアのアルコールバーナーと五徳と取ってがセットになっているフタ付きのアルミ製ドンブリみたいなものです。

フタはハードアノダイズド加工が施してあってちょっとした料理にも使えるとか。全てをドンブリの中に収納できるし、色々セットになっている割にはお値段お手頃で、野外調理を検討し始めた最初に購入したのがこれだったんですけど、アルミ臭が激しすぎて私は継続使用を断念しました。ただ、熱源と五徳とフライパン(代わりのフタ)が一緒になっているという点において、こんなに便利なものもないはずなのですね。 

ミニトランギアのシーズニング

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先日のメスティンのシーズニングの際に、ミニトランギアも一緒にシーズニングしておきました。

メスティンはシーズニングにしてもアルミ臭が消えませんでしたけど、ミニトランギアでならどうか…完全に消えなくても、ある程度マシになってくれるのなら、ミニトランギアを私の常用野外調理器具にしたいのです。

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トランギアのメスティンでご飯を炊いてみました

トランギア・メスティンのバリ取りとシーズニングができましたので、早速試しにご飯を炊いてみます。

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まだ1度も使ってないというのに…「シーズニング」のため、米のとぎ汁と野菜くずと紅茶でグツグツ煮込んだので、すでに「貫禄」が出て来ました(笑)。

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トランギアのメスティンをバリ取り&シーズニングしてみました

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中国での野外自炊を目指して、トランギアのメスティンを手に入れました。正直なところ単なるアルミの弁当箱に取っ手がついているだけで、何がありがたいのやらよくわからないシロモノなのですが、YOUTUBEで動画を見ていると、やたらと皆さん熱い(笑)。あの熱気に押されて、私もメスティンの魅力を理解してみたくなりました。

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スノーピークの「ソロセット焚」でご飯を炊く(十六穀ごはん編)

▲こちらの記事は、幸いなことに非常に多くの方々にご覧いただけました。ところで、タイトルの末尾に(白米編)と書いてあったのが気になった人もいたのではないでしょうか。この記事には「続編」があるのです。

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中国でアウトドアクッキングをする際の「熱源」と公共交通機関における規制について

昨日公開したこの記事は、予想外に大きな反響を呼び、多くの人々に見ていただけました。

単に、1合の米を炊くだけの内容ですが、やはり日本人にとって米を炊くというのは非常に関心が高いことなのでしょうか。

ツイッターでたくさんのリプライを戴きましたが、それらは主に「熱源」に関することでした。そういえば、私は上掲の記事の最後にこんなことを書いています。

現在の中国の公共交通機関では、「熱源」となる燃料の持ち込みに色々と厳しい規制がありまして、それらの規制にひっかからない方法を考えないといけません。

この「規制」については、今後ゆっくりと説明しようと思っていたのですが、せっかくたくさんのリプライを戴きましたので、先にこの説明をしておこうと思います。

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【100均で買ってよかったもの】ボンスターとダイソーのスチールウールタワシは同じものなのか?

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しつこい油汚れがサッと落ちるので有名なボンスター。ダイソーに行くと似たような洗剤付きのスチールウールを売ってますけど、あれってボンスターと同じものなのか…というのが疑問でしたので、じっくりと比較してみました。

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