最近、我がブログの定番記事となっている「ご飯を炊く」シリーズですが、本日は第三弾!ミニトランギアでご飯を炊いてみることにしました。
▲「ミニトランギア」とはこういうもの。トランギアのアルコールバーナーと五徳と取ってがセットになっているフタ付きのアルミ製ドンブリみたいなものです。
フタはハードアノダイズド加工が施してあってちょっとした料理にも使えるとか。全てをドンブリの中に収納できるし、色々セットになっている割にはお値段お手頃で、野外調理を検討し始めた最初に購入したのがこれだったんですけど、アルミ臭が激しすぎて私は継続使用を断念しました。ただ、熱源と五徳とフライパン(代わりのフタ)が一緒になっているという点において、こんなに便利なものもないはずなのですね。
ミニトランギアのシーズニング
先日のメスティンのシーズニングの際に、ミニトランギアも一緒にシーズニングしておきました。
メスティンはシーズニングにしてもアルミ臭が消えませんでしたけど、ミニトランギアでならどうか…完全に消えなくても、ある程度マシになってくれるのなら、ミニトランギアを私の常用野外調理器具にしたいのです。
▲一晩、シーズニング・スープに漬け込んでから水洗いして乾燥させました。何となく全体的にくすみがかった感じ。ちゃんと皮膜が出来てアルミ臭が抑えられたら良いのですが…
炊飯
▲例によって米1合、水1カップを加えました。
▲それを中火4分、弱火15分で加熱。
▲コンロから降ろして、15分の蒸らし…ミニトランギアはこのフタのグラナイト模様が美しいので気に入っております。
実食
▲蒸らし完了!フタを開けてみると…キレイに炊けておりました!1合炊きの容器として、ミニトランギアは理想的な大きさです。
▲ただ、炊け具合がちょっとベチャっとした感じか…ミニトランギアのフタは結構しっかり閉まるようになっていて、一旦フタを閉じてロックさせると、メスティンのように蒸気でフタがズレることもありません。その分、水分が逃げにくいので、水は少なめで炊いた方がいいかも知れません。
▲問題のお味ですが…ご飯の炊け具合としては非常に良し。ソロセット焚とは別の方向性です。ソロセット焚は、精密感のあるしっかりした炊け具合になります。最近の家庭用炊飯器で炊いたご飯とそれほど変りがない。
それに比べて、ミニトランギアはちょっと肩の力が抜けた「飯盒のご飯の味」がします。昔キャンプで食べたご飯はこんな感じの味だったよな…という休日の雰囲気です。
たぶん…ですけど、ソロセット焚にしろ、メスティンにしろ、ミニトランギアにしろ、これらで炊いたご飯ってかなり美味しいのです。共通しているのは「アルミ釜の直火炊き」ということ。熱伝導性の良いアルミの釜を使って、直火で炊くと、電気炊飯器とは違う炊き上がりになりますから、それが味に影響しているのかと思います。
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私はミニトランギアで炊いたご飯が好きなんですけど…食べている途中からあの臭いが…そして食後、頭に「ズシン!」と重みがのしかかるような感じ…アルミ臭がキツすぎ…のたうち回るぐらいに効きます。メスティンの比ではありません。口の中にアルミホイルをクシャクシャにまるめて、それを口の中でずっとチューインガムのように噛み続けているような気分になれます(´Д⊂グスン
よっぽど私はアルミに敏感過ぎる体質なんでしょうか…シーズニングも全く効果がなかったようです。
でも、お蔵入りさせるのもモッタイナイので、これもフッ素加工に出そうと思います。