⬛︎習一族の腐敗を暴露した香港『成報』元会長 https://t.co/7nSx06Pd7Y 谷卓恒によれば、習一族が香港のおよそ3000社のペーパーカンパニーを使って、1兆米ドル(約110兆円)も私腹を肥やしているという。谷は習近平主席の腐敗は、他の中国共産党元最高幹部よりも更に酷いと指摘している
— 黒色中国 (@bci_) March 4, 2019
昨日、最もRTされたツイートはこちら。
日本の国家予算は一般会計が100兆円と言われますので、にわかには信じがたい…というリプライを多数いただきました。
そこで、この谷卓恒氏の告発を、他の情報も交えて、もう少し読み込んでみようと思います。
【目次】
「谷卓恒」とは誰なのか?
BLOGOSの澁谷司氏の記事に出てくる谷卓恒氏のツイッターアカウントは下記のものです。
澁谷司氏の記事の中では
香港『成報』グループ取締役会元会長
…と説明されていて、「元」会長になっています。
看看中共这点出息,再看看习近平贪腐集团的恐惧,百度把我屏蔽了! pic.twitter.com/rRZ9weJ0ff
— 谷卓恒 (@guzhuohenghk) March 4, 2019
谷卓恒氏のツイッターによると、3月4日には既に百度検索で谷卓恒氏に関する情報は、何も表示されないようになっています。
そして、百度百科にも彼に関する情報は何もありません。
グーグル検索では互動百科(こちらも百度百科同様、中国のウィキペディアみたいなもの)に谷卓恒氏の情報がみつかりますが、
▲既に削除済みでした。そこでキャッシュデータを漁ってみました。
▲クリックで拡大できますが、とりあえずはこの程度。彼の生まれた時から世に出るまでのことは特に書かれていません。
とりあえず、ここはあまり深入りせずに、香港『成報』グループ取締役会「元」会長ということでとどめておきます。ちなみに谷氏のツイッターのプロフでは「元」になっていません。
情報の補足
BLOGOSに掲載された澁谷司氏の記事は、「かいつまんだ」内容になっているため、これだけサラッと読んでも、すぐには信じられない…という人も少なくないようでした。そこで…
▲RFAが掲載した谷卓恒氏の記事の内容から抜粋して、澁谷司氏の記事の内容を補足してみます。
- 習近平ファミリーが関与している(らしい)企業は中国、香港、欧米、中東などに数千社あり、香港だけで3千社以上。その多くはペーパーカンパニーである(涉事的公司多达数千间,遍布中港、欧美及中东等地,单是香港已占三千多间,大部分都是空壳公司)。
- 「2016年から香港を離れて米国に移り住み、現地の非営利独立調査機構の仕事に参加し、主に中共政府の腐敗を追求・摘発している。このほど彼らは2年以上の調査で大量の文書資料を掌握した。これらは全て習近平ファミリーが国外で資産隠しを行った証拠である」(自2016年离开香港前赴美国定居,参与了当地一间非营利的独立调查机构工作,主力追查及揭露中共政府的腐败。这次他们花了两年多时间调查,已掌握大量文件资料,都是关于习近平家族刻意隐瞒在境外走资的证据。)
- 近年、香港および海外のメディアから、習近平ファミリーは香港に大量の不動産物件を所有しているとの報道されているが、ファミリーが関与されている資産は10億元(約166億円)とされ、2016年に世界を震撼させた「パナマ文書」では習近平ファミリーの海外不動産投資の迂回手法が暴露された。しかし、これらの不動産資産はわずかなもので、習近平ファミリーの最も主要な資産は金融産業である。(近年虽有不少香港及海外媒体报道,指习近平家族在港拥有大量物业,被指其家族涉及走资金额动辄以十亿元计,以及2016年震撼国际的「巴拿马文件案」,亦有披露习近平家族以迂回手法在海外投资房产。不过,谷卓恒指该些房产只是小数目,习近平家族最主要的资产是金融产业)
それと、「110兆円」(1兆米ドル)という数字がどこから来ているのか…ですが、
▲こちらの動画の48秒のところから始まる谷卓恒氏の説明で
▲こういう箇所がありまして、赤い点線で囲ったところは
他总涉及的金额已经超过万亿美元以上
(彼が関与した総額は既に1万億米ドル以上である)
…とあります。「1万億」って日本語では変な言い方ですけど、つまり「1兆」ということです。
「国際金融資本」としての習近平ファミリー
谷卓恒氏はいろいろほのめかしているものの、2年以上かけて集めたとされる資料は全く公開されていないので、すぐに信用できる話ではありません。ただ、ツイートでも書きましたが
https://t.co/ndyhx5zOu7
— 黒色中国 (@bci_) March 5, 2019
今日はこの、習近平の一族が110兆円も私服を肥やしている…というツイートが話題になり、「日本の国家予算並み」という指摘があったけど、そう言われると腑に落ちた。これはつまり、中華人民共和国の中に、「習近平政権」という「もう1つの国家」があるような状態ではないのか
習近平の絶大な権力の根拠は一体何なのか…というのを以前から考えていたのですけど、彼がそのファミリーと共に、国家予算規模の資産を持っているということを考えると、腑に落ちるというのか、それだけの資産を作れるだけの人脈があり、元手となる権力があり、人や組織を巧みに動かす能力があったわけで、今回の件は「習近平とは何なのか」を考える上で、大きなヒントになりました。
蛇足すると
アップルが時価総額1兆ドルと言われた時期がありますけど、そうやって考えると、習近平ファミリーの持つ資産の大きさの規模がなんとなく理解できるかと思います。
あくまでも谷氏の告発が「本当だった」として…の話ですけど、中華人民共和国の権力機構の中に、アップルと同じぐらいの規模の「国際金融資本」が存在してて、その元締めが習近平であり、同時に中国共産党の頂点に君臨して中国を支配している…みたいな感じです。
本件は今後の動向を見ながら、改めて考察してみたいと思います。
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- 今日の発見久しぶりに黒色中国らしいブログ記事を書きました(^^)。ちなみに今、谷卓恒氏へのリプライを検索すると…
▲なるほど…五毛って本当にいるんだなぁ…と実感できました。