黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

中国の横断幕はどのように作られているのか?

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今朝から話題になっている中国・瀋陽のレストランに掲げられている横断幕…現時点でもいろいろ情報が出ていますが、この記事で書きたいのは、その詳細ではなく、あの横断幕ってどうやって作っているのですか?ということ。

 

▲最近でもこういうのがありましたし…

 ▲こういうの、中国の街中どこ行ってもよく見かけますね。

率直に言って、印刷屋で作っているのですが、この横断幕ネタは、かなりの頻度で毎回話題になるので(「ああいう横断幕ってどうしてすぐに出てくるのですか?」「誰が作っているのですか?」など)、こちらにまとめておこうと思います。

「激光条幅機」とは 

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▲以前、中国の街中にある印刷屋の前をやたらと通りかかることがありまして、その時にこういう機械があるのを見ておりました。

「激光」ってレーザーのことです。横断幕のことは中国語で「横幅」と言いますが、「条幅」の「条」は「細長い」という意味ですから、「激光条幅機(机)」は、「ほそながーい横断幕のレーザー印刷機」、ということになります。

90cm幅、9元/1メートル

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▲こちらで見ると、赤地に黄色の文字で90cm幅の横断幕は1mあたり9元。10mにすれば90元ですから、まぁ、そんなものなのかな、という価格です。

なぜか中国ではこの手の赤地の横断幕大好きですね。大体どこでも見かける。ホテルやレストランや公的機関とか。普段からよく使われるので、何らかの反政府運動、抗議活動などにも活用される…という事情のようです。

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