黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

魯肉飯(ルーローファン)を作ってみました(1)最初の試作

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魯肉飯は大好きなのですが、昔、自作してみたら上手くできなかったのがトラウマになっておりました。

ところが、上掲のレシピだと非常にカンタンそうなので、がんばって再チャレンジしてみることにしました。

上のツイートはなぜかウケが良く、たくさんの人がこのツイートをキッカケに「自分でも作ってみよう!」と思ったみたいなので、私の方でのチャレンジの記録を、これから始めようとする皆さんのために公開しておきます。

【目次】

煮玉子

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▲これは超カンタンでした。卵を水から9分茹でて、冷まして殻を剥いて、メンツユにつけるだけ。

メンツユの節約のために、ジップロックに入れて、水に沈めました。

少量のメンツユを水圧で密着させる方法は、以前ツイッターで見た記憶があります。

この時のコツは、なるべく濃縮倍率高い方を使うことかな。ゆで卵からの水分が出るので、濃縮倍率が低いと、単に水っぽくて、ちゃんとメンツユがゆで卵に浸透しないのです。

豚肉

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▲この時、ちょっとフンパツして、いい豚肉を買ったのですが、その後はスライスしている豚バラ肉とかも使ってみたのですね。その経験で言うと、美味しい魯肉飯を作るのに、豚肉をケチってはいけません。それと、スライス肉でもいいのですが、できればカタマリの肉を大ぶりに切って使う方が食感もあって、美味しいです。

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▲太めに切ります。炒めて煮込んで…とやっていると、油が抜けてやせ細るので、「ちょっとこれは太すぎるんじゃないの?」というぐらいの太さの方が良いです。

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▲ササッと炒めます。

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▲後で30分も煮込んじゃうので、この時点ではそんなにガッツリ炒めなくていいです。

砂糖と酒と王守義十三香

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▲酒を入れます。魯肉飯は結局、中身はほとんど「肉」なのですが、そうなると結構「肉臭さ」を感じるのですね。だから、ニオイ消しはかなりキッチリやってる方がいいです。この時は日本酒を使いました。台湾のお酒があったら、そっちの方が雰囲気でるのかな?

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▲我が家に五香粉はないので、王守義十三香を入れました。ただ…魯肉飯にはあまり合わないかな。普通に五香粉の方がいいような気がします。

揚げ玉ねぎ⇒油葱酥と醤油

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▲冒頭のレシピでは、小麦粉をまぶした玉ねぎを揚げて「揚げ玉ねぎ」を用意するのですが、私は以前購入した油葱酥(ヨウツォンスー…フライドエシャロット)があったので、それを使用しました。

▲油葱酥についてはこちらをご参照ください。

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▲水2カップと油葱酥を投入し煮込みます。

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▲醤油。我が家には中国の醤油があるので、それを使いました。中国の「老抽王」…これって黒さが深くて、料理に使うと独特の色が出ていいです。日本の中国食材店で安く売ってます。

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▲実はこの時、醤油の分量を間違えまして、通常の2倍入れてますw

それと、砂糖の量も多すぎたかな。

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▲30分弱火で煮詰めた後。

ここまでやってわかったのですが、魯肉飯ってようするに、「炒めた豚肉に水を加えて煮込んで油葱酥の小麦粉で凝固させているもの」なんですね。少なくともこのレシピでは。

盛り付け

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▲ご飯は雑穀を混ぜて炊いてます。その方が色々と栄養が取れるので。

▲雑穀米についてはこちらの2つの記事で触れております。気になる方は御覧下さい。中国でも雑穀を入れて炊く地域があって、私はその影響もあって、雑穀を入れたご飯が好きになりました。

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▲完成!中国醤油の色がスゴイ!それと砂糖も多めなので、変にテカテカしてますね。

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▲もうほとんど、飴炊き状態。ただ、中国の醤油って色付けにはいいかも知れないけど、味は今ひとつですね。中国でも色付けとして醤油を使う、味付けの醤油とは使い分けるそうで、私も次回からはそうします。

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▲肉がたくさん入ってる魯肉飯は食べごたえがあって美味しいですね。ただ、肉質によっては30分も煮込むとパサパサしてきます。煮込みながら試食して、肉が美味しいところで煮込むのをヤメた方がいいでしょう。「煮込み」は油葱酥の小麦粉が溶け出して、水分が凝固したらそれで十分だと思います。

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▲煮玉子もいい感じになりました。

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▲見た目には面白いし、美味しいといえば美味しいんだけど、ちょっとヘビーすぎるというのか。

次からはアッサリ作ろうと思いました(^^)