黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

魯肉飯(ルーローファン)を作ってみました(2)スライス肉とシイタケ

SPONSORED LINK

▲初めて作った魯肉飯は、それなりに「見栄え」は良かったのですが、

  • 味が濃すぎるけど基本醤油だけで単調な味だった。
  • 食感も単調だった(肉と揚げ玉ねぎ)。
  • 肉はカタマリで買うと高い。

…という反省を踏まえて、第2回では、かなりアレンジすることにしました。

スライス肉でコストダウン

f:id:blackchinainfo:20201215212614j:plain

▲まず、前回の反省点の第一は「肉」。もっと安い肉でもいいんじゃね?と思いまして、豚バラのスライスを買ってきました。

結局、肉塊を切って煮込めばかなり小さくなるので、最初からスライス肉でもいいし、安売りの肉を上手に美味しく食べる方法として、魯肉飯を作ってみた方が良いのでは…と思ったわけです。

f:id:blackchinainfo:20201215212625j:plain

▲スーパーに行くと、こういうスライス肉ってたまに安く出てるじゃないですか。冬は鍋をする人が多いからか、残り物の豚肉が20%オフで出てたので、これで魯肉飯を作ってみようと思ったわけです。

それにしても、黒色中国…最近、生活感が出まくりですね…(^_^;)

シイタケとニンニク、ショウガ

f:id:blackchinainfo:20201215212704j:plain

▲前回の肉塊は400gで、今回のスライスは240g。肉を少めで、シイタケを入れることにしました。

肉だけだと味が単調だし、栄養のバランスも悪い。それに、肉だけでは陽の気が強いので、中和するためにキノコを入れた方が良いのでは…と思ったわけです。香港生活長いと、食材の陰陽が気になりますよね(^^)

f:id:blackchinainfo:20201215212722j:plain

▲軸を取って、ザックリと厚めに切ってください。シイタケは調理法によって、食感が肉っぽくなるので、中国の素菜(精進料理)では肉の代わりに使われてたりしまね。肉が全然ないのも寂しいですが、肉を減らしながらもボリュームと食感を補う時に、シイタケは使いやすい食材の1つです。

f:id:blackchinainfo:20201215212736j:plain

▲前回の失敗として、肉の臭みが気になったので、ニンニクとショウガをたくさん入れることにしました。それと、魯肉飯にはショウガが非常に合うように思いました。豚肉とフライド・エシャロットの油がキツイからかな。ショウガを入れると口当たりがスッキリします。

調理のコツ

f:id:blackchinainfo:20201215212748j:plain

▲先に少し油を入れてニンニクとショウガを熱して香りが少し出たら、すぐに肉を入れて手早く炒めます。肉はスライスのを真ん中から半分に切って、軽く塩コショウしてます。味付けを醤油だけに頼っていると、これまた味が単調で、「深み」がないのです。

f:id:blackchinainfo:20201215212817j:plain

▲それと、今回は肉を炒める時点で、王守義十三香を入れました。十三香がないご家庭では、五香粉をお使いください。この後に、酒と砂糖を入れて手早くかき混ぜます。今回、酒は二鍋頭(白酒)、砂糖は少なめにしました。

f:id:blackchinainfo:20201215212832j:plain

▲今回、水は3カップ(600cc)入れ、だしの素も投入。それとシイタケとフライド・エシャロットを1掴み。フライド・エシャロットはたくさん入れると重くなりすぎます。好みもあるとは思いますが1掴みで十分です。

f:id:blackchinainfo:20201215212843j:plain

▲味を引き締めるために鷹の爪を2つ入れて煮込みます。これは辛味を出すだけで食べません

f:id:blackchinainfo:20201215212856j:plain

▲ひと煮立ちしたら、醤油を入れます。

f:id:blackchinainfo:20201215212907j:plain

▲前回は中国醤油だけでしたが、味が単調なので、日本の醤油も入れることにしました。中国醤油は色付けに良いのでブレンドして使います。中国醤油大さじ1、日本醤油大さじ2で丁度いい味になりました。水色の計量カップはダイソーで売ってるもので、これで大さじ。見た目が可愛いだけじゃなく、意外に使いやすいです。

f:id:blackchinainfo:20201215212922j:plain

▲今回は水を増やした上で、フライド・エシャロットを減らしたので、シャバシャバでトロミが出ないのでは…と心配しましたが、30分煮込んだら、ちゃんと水分が蒸発して、少し汁気を残して適度なトロミが出ました。

もし失敗してシャバシャバになったら、片栗粉でも入れて固めちゃえばいいと思います。

煮玉子

f:id:blackchinainfo:20201215212949j:plain

▲生タマゴを水から9分茹でて、よく冷ましてから殻を剥いて、だし醤油に漬け込みます。前回はジップロックに入れて、水圧で密着させる方法を取りましたが、今回は写真の通り。これで十分ムラなく漬け込めました。

完成\(^o^)/

f:id:blackchinainfo:20201215213113j:plain

▲今回、ネギは白ネギにしました。魯肉の味が濃ゆいので、辛味の強い白ネギの方がいいかな、と思いましたけど、今回は魯肉の味をかなり薄めにしているから、ネギは青ネギでも良かったかな。

f:id:blackchinainfo:20201215213005j:plain

▲スライス肉でも特に違和感なかったです。敢えて言うなら、もう少し厚切りの方が良かったのかな、と。

厚切りのシイタケも味が染み込んで、こっちの方がスライス肉よりも食感が肉っぽいw

魯肉飯にシイタケはアリですね。シメジとかマイタケでもいいかも。今度試してみようと思います。

f:id:blackchinainfo:20201215213019j:plain

▲タマゴは、いい感じで黄身がトロトロになってくれました。あともうちょっと茹でた方が良かったかな。ジップロックにだし醤油と一緒に入れて煮玉子を作る方法は、非常にカンタンなので、これは他の料理にも使えそうですね。

f:id:blackchinainfo:20201215213031j:plain

▲煮込む30分が少し長いけど、他はほとんど手間もかからず、たくさん作れば、作り置きも出来るので、忙しい時のお手軽レシピとして、魯肉飯はいいですね。だんだん面白くなってきたので、他の人のレシピを参考に、作り方をさらに工夫してみようと思います(^^)