黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

今まで3回、溺れて死にそうになった件

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 「ため池に落ちると、なぜ命を落とすのか」の記事は、他の皆さんもたくさんツイートされて、話題になりましたけど、私も1度、ため池で足を滑らせて、この記事の動画と同じような状況になりかけたことがありました。

私は、すぐに尻もちをついて、足は滑って着水したものの、お尻は乾いたところに着地したので、それ以上滑りませんでした。あともう少し水に入っていたら、動画のように溺れていたに違いありません。

ただ、それとは別で、私は今まで3回、溺れて命を落としかけたことがあります。

特に危険なことをしたつもりはないのですが、上掲のため池の動画と同じ感じで、溺れる瞬間というのは、実につまらないことがキッカケから始まるのです。

これから熱くなり、水遊びの機会が増えるため、皆さんの参考まで、私の「経験」について書いてみようと思います。

【目次】

10歳の時にハゼ釣りで溺れた件

私が小学生の時、住んでいた町の近くに河口域の川があり、ハゼがよく釣れると聞いて、友人たちと一緒に釣りに行った。

その時に、針が川底の何かにひっかかって、仕掛けを切るのはもったいないし、どうせ深い川ではないのだから、潜って針を外せばよいのでは…と考えた。

ところが、仕掛けに近づく前に、足元が滑った。

川べりから少し離れたら、いきなり深さが変わっていたのだ。

すると、「溺れる!」という恐怖から、ムチャクチャに手足をバタバタさせて、叫び声をあげて、「うわあああ~!」「溺れる!」「助けて!」とパニック状態になった。

学校のプールの授業で泳げるのだが、パニック状態になると泳げないのだ。

友人たちは、私が冗談でやっているのだと思って、ゲラゲラ笑った。

少しづつ体が沈んで、顔が水面下すれすれになって、鼻と目がギリギリ水面から出ている状態で、「あ…やばい…」と思った瞬間、足が水底に着いた(!)。

必死でバシャバシャと、もがく間に偶然浅いところへ流れついたのだ。

もし、あのまま深いところで溺れていたら、命をおとしていたのだろう。

今でも、子供が釣りに行って溺れて死んだニュースを聞くと、自分もそうなってたかも知れない…と思う。

ハゼ釣りは川辺の浅いところでやるから、それで溺れ死ぬわけがない…と油断していたのだが、水深の浅い場所でも、子供は溺れるのだ。

いきなり上流で放水が始まった件

コンクリートで護岸された水路があって、そこはカンタンに入れるようになっていた。

ナマズを釣るために、膝上ぐらいの深さのところまで水に入って釣りに熱中していると、いきなり上流で放水が始まった。

大きなダムなら、放水前にはサイレンが鳴るのだが、ここの水路は小さいので、警告なく、いきなり水門が開かれる。鉄砲水みたいなのが「ドンッ!」と出てくるのではないが、大人が押し流されるのには十分な水流が、小型の津波のように私を襲った。

この時、たまたま陸に近いところにいたので、助かったのだけど(釣れた魚の針を外した直後だった)、もし、魚のいる深みに近いところで放水の直撃を受けていたら、もし冷静に対応できずに陸に上がれなかったら、そのまま下流に押し流され、コンクリートの護岸に叩きつけられて(文章では說明しずらいが、そういう位置にあった)溺れていただろう。

それ以来、この水路では釣りをしなくなった。

護床ブロックが突如なくなっているタイプの川

川でナマズ釣りをしていた時、川の中心にもっと近寄りたいと思っていたら、護床ブロック(コンクリートのブロックを敷き詰めて、水流で川底がえぐれないようにしている)の敷き詰められた場所をみつけて、そこから少しづつ川に入っていった。他の釣り人や水遊びの人もそうしていた。

膝よりちょっと上ぐらいの水深か。

ただ、いきなり護床ブロックがなくなって、踏み外し、全身が水没した(!)

どうやら、川の中央部分は護床ブロックを敷かずに、故意に深みを作って、水流を調節しているようなのだ(川の真ん中を深くすることで、流速を早くし、土砂が溜まらないようにしていたりする)。

この時は、泳いでなんとか難を逃れた。

もう少し、水量があって、流れが早かったら、上手く泳げずに、溺れていたのだろう。

水に近づく時は必ずライフジャケットを

今までの3回溺れそうになった件を振り返ってみると、今も生きているのは全て「運が良かった」からだ。

このままではいつか溺れ死ぬだろうな…と思ったので、去年ベルトタイプのライフジャケットを購入した。

▲ベストタイプのは昔から持っていて、主に海で使っている。

今までの溺れかけた経験を振り返ると、3回とも「こんな場所で溺れるわけない」という浅いところで溺れそうになっているので、とにかく今後は深さに関係なく、ライフジャケットを携行するつもりだ。

冒頭のため池の件でもらったリプライなどを見ても、ため池の構造を変えようという提案が多かったけど、そのために日本全国のため池の構造を作り変えるのは不可能なので、水に近づく人は、ライフジャケットを用意した方が手っ取り早い。たまに、セールで2000円ぐらいで売られていることもある。決して高いものではない。水害の時などにも使えそうだし、1つぐらい、「保険」のつもりで買っておくのがいいだろう。