去年、鯉釣り百匹の目標を掲げて、冬の間も釣りを続けるつもりであったが、長く体調を崩した上に仕事が立て込んでしまい、釣りに行くことが出来なくなってしまった。
最近になって、鯉釣り再開の目処がたってきたので、まずその前に去年の釣果をこちらにまとめておこうと思う。
最近、このブログへのアクセスを見ていると、鯉釣りに関して見に来る人が少なくない。
私は鯉釣りの素人だけど、だからこそ、これから鯉を釣ろうとする人、パンコイを始めようとする人に、同じ初心者の立場から、何らかの参考となる情報を提供できるかも知れない。
以下、ちょっと手抜きではあるけれど、ツイートの転載である。
釣果記録(15匹目~24匹目)
【15匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
58cm。体長の割にメタボなコイだったので、引きのパワーはすごかった。だんだんとわかってきたのだが、60以下のコイの方がよく暴れる。若いコイの方が元気なのだろう。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/x6F1K6Eu0M
【16匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
65cm。このサイズぐらいからやり取りが面白くなる。右に左に逃げまわるのを、慎重に間合いをつめながら、ゆっくりと体力を奪う。だんだんとコツをつかめてきた。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/ewzVZwI5mP
【17匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
58cm。この前に60cmをスレがかりでゲットしたがスレは記録には入れない。しかしスレがかりのコイが暴れまわると次に釣るのは大変苦労した。パンコイで釣ってるのだが、吐き出した瞬間に合わせたのだろう#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/afne9eVyEO
【18匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
60cm。このあたりから、フッキングして右に左に暴れるコイを上手くコントロールできるようになってきた。魚が疲れないように、傷つかないように優しく手元まで寄せてきてランディングした。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/28NcywM4Fe
【19匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
50cm。体長の割にメタボで、体力もあるのでよく暴れた。PE3号4千番のリールでこのサイズを釣るのはそれほど難しくない。但し、無理なくスムーズにランディングすることを目指すと、これが非常に難しい#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/7QUycogume
【20匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
57cm。このコイはランディングしてからが大変だった。暴れまわってじっとしてくれない。なのでメジャーの向きが逆になっている。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/DSml42ksYd
【21匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
58cm。これも暴れまわって大変だった。ロングキャストするためにオフセットフックを使い大きめの食パンを投げるが全く反応せず。またマスバリに戻して釣り上げたのがこれ。小さい方が食いが良いみたいである#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/CgxYTum5Gk
【22匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
40cm台。このあたりから、スレ過ぎて全く釣れなくなったので、川に入って今まで狙えなかったポイントに投げる。陸にあげると魚体を痛めるので、水中で大まかなサイズだけ計測することにした。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/3lXo2EVP73
【23匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
50cm台。これもウェーディングでゲット。冬の川に入っていくと、体が芯まで冷えてくるが、水面に近い目線でヒットの瞬間を見て、水中でコイと格闘を繰り広げるのは面白い。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/dr3PFA3vLd
【24匹目のコイ】
— 黒色中国 (@bci_) 2015年12月1日
50cm台。夕暮れ時で、下半身はズブ濡れなので、これを最後の1匹にして引き上げた。これで目標の百匹の約四分の一を達成。ようやくコイとのファイトの感覚がつかめてきた。あとはサイズアップが課題である。#鯉釣り百匹 pic.twitter.com/lT7AEOhSdC
鯉釣りの「ポイント」とは?
まだこの他にも数匹多く釣り上げているはずなのだが、半年近く前のことなので細かい記録が残っていない。なので、釣果としては残さないことにする。
24匹となれば、既に目標の4分の1を達成したことになる。今の私の浅い経験で言わせていただくと、鯉は「ポイント」さえ見つければ、数を釣るのはそれほど難しくない。そして、鯉はどこにでもたくさんいる。
24匹を釣り上げることでわかってきたのは、「鯉を釣るポイント」とは、ランディングできる場所のことなのだ。そして、難しいのは大物を釣ることなのだ。大物が少ない、稀にしか釣れない…というのではない。大物はいるけれど、メーターオーバーの巨大な鯉がランディングできるような場所で釣りをするのが難しい…ということに尽きる。
鯉釣りはほぼ捜索の段階でほとんどが決まってしまう。現在の釣り場を見つけるまで、釣具を持たずに何度もあちこちの川で魚影を求めて歩き、釣りができるのか、ランディングができるのか、水深がどれくらいなのかを調べてきた。
全長1.2m、体重10キロは余裕で越えると思われる「巨鯉」…と言おうか、「メタボ鯉」を何度も見かけた。たぶんパンコイで攻めればフッキングさせるまでは出来るだろうけど、そういう巨鯉がいるのはランディングできない場所である。足場から水面が4~5メートル以上ある場所ばかりだ。
大きく頑丈なタモ網を持って行ったとしても、全長1.2m、体重10キロ以上の巨鯉を無事ランディングして、リリースするのは困難である。運良く出来たとしても、鯉をひどく傷つけてしまうだろう。
たぶん、巨鯉は今までの経験で、どういう場所が安全なのか、釣り師が来ないのかを知っているのではないか。
中国で、四大家魚(アオウオ・ソウギョ・コクレン・ハクレン)を釣るための修行として、鯉釣り百匹に挑戦しているのだが、50cm~70cm台はもう普通に釣れるようになってしまった。このクラスをあと76匹釣るのは、単なる数と時間の問題でしかない。かといって、あとの76匹を全てメーター級ばかり釣り続けるのは、少なくとも現在私が住んでいる場所においては、地理的・物理的にほぼ無理という状況である。
たぶん、現在私が突き当たっている「壁」を乗り越えるのが、今後の課題になるのだろう。ランディングの難しいポイントで、如何にして巨鯉を釣るのか。しばらくはこの難題に取り組むことになる。
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