香港国際空港の片隅に、ちょっと見慣れない公共サインの一室がある。私は、香港の空港を利用する度に、ここを訪れるようにしている。
多種信仰祈祷室(MULTI-FAITH PRAYER ROOM)と書かれている。多宗教対応の礼拝施設だ。
営業時間は朝6時から夜12時まで。
続きを読む11月4日夜10時頃、陜西省漢中市主城区の万邦時代広場にて、迷彩服に身を包み、武警の帽子を被った男が拳銃を持った男が現れたのを市民が目撃し、通報を受けて警察が出動。
18時間の捜索の後に、実はオモチャの拳銃を持った13歳の男の子だったのが判明…よくありそうな、お騒がせ系のニュースですが、ちょっと気になるので、詳しく読んでみました。
続きを読む中国で旅行中に美味しいコーヒーを淹れて飲みたいという長年の野望があったのですが、最近見つけた「コーヒーブリューワー」のお陰で、今までの問題が急速に解決したので、いっそこの際に、旅行に携帯する調理器具を全部見直そうと思いました。
そこで問題になってくるのは、熱源なのですが、
最近の中国の公共交通機関では、燃料類の持ち込みが面倒なのです。
色々調べて得られた結論は、アルコールストーブとエスビットの両方を携行し、燃料を没収されても、ストーブが手元に残れば、現地でアルコール燃料か、固形燃料のいずれかを入手できるんじゃないか…ということでした。
続きを読む『はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾』ということで、「5年後の自分へ」というお題を戴きましたが、こういうのって何を書けばいいんでしょうね。
まずは、今までの黒色中国を振り返ってみようと思います。
2005年の反日デモの時に私は上海にいて、荒れ狂うデモ隊に偶然遭遇しました。もし私が日本人だとバレたら大変なことになる。だから、じっと黙って、気づかれないように静かに立ち去りました。
でも、逃げているだけでいいのか。
当時、日本のメディアが伝える中国の話を見ていても、中国語が出来て中国に住んだこともある自分にとっては、違和感が強かった。何かが間違っているというのか、大事なところが伝わってないような気がする。
「落とし穴」は、そこを通る人が、穴があるのを知らないから「落とし穴」なわけで、どこに落とし穴があるのかを予め知っていれば、ただの「穴」に過ぎません。
「穴」である本質は何も変わらないけれど、人がその存在を知ることで、「落とし穴」はただの「穴」になる。知らなければ、普通の「穴」も「落とし穴」になる。
中国について理解してない、というのはそういうことではないか。「チャイナリスク」は、中国の側にあるものではなくて、どこに「落とし穴」があるのか知らずに中国に近づく人そのものがリスクではないのか。
ちゃんと中国を理解できてないと、また中国人が反日デモで暴れだしても、かつての私のようにわけもわからないまま、とにかくコソコソ逃げることしか出来ない。
もしくは、間違った理解をすると、中国人を見下し侮辱して、必要のない摩擦を自ら広げることになるかも知れない。
こういう時代に、中国に居合わせた日本人として、やらなきゃいけないことがあるんじゃないか。
そんなことをずっと考えていました。
続きを読む【Yongnuo、キヤノン用100m F2の格安レンズを発売】『例によって見た目を含めてキヤノンのEF100mm F2 USM にソックリ』■170米ドル前後での発売■数ヶ月後にはニコンマウント対応版も発表されるようです https://t.co/edbeaELVUi pic.twitter.com/5LvMdIXvKL
— 黒色中国 (@bci_) 2016年11月7日
昨日、よく読まれたツイートはこちらでした。
私のフォロワーにカメラマニアが特別多いとは思えないのですが、最近はカメラネタがよくRTされます。
▲こちらの記事とツイートもよく読まれましたけど、もしかして、中国製レンズへの関心が高まっているのでしょうか?
続きを読む小泉武夫さんの『缶詰に愛をこめて』を読んでいると、第4章「俺が愛した缶詰たち[野獣編]」の「トド缶」(130~131頁)の説明で「犬の肉の缶詰」が出てきます。
私は子供の頃から缶詰が好きで、中国でも缶詰をよく買って食べましたが、「犬の肉の缶詰」はまだ見たことがありません。
そこで、一体どんなものなのか、ネットでわかる範囲で調べてみることにしました。
続きを読む最近、「はてなブログ5周年」で盛り上がっているようです。
私も一応「はてなブログ」の一員ですから、キャンペーンに参加してみようと思いました。
以前は独自ドメインでワードプレスを使ってブログをやってましたけど、中国政府にブロックされましたので
▲【参考】こちらの真ん中あたりを御覧ください。
さすがに、はてなブログのドメインなら、ブロックされないだろうと思いました。こんな理由ですみません(笑)。
続きを読む▲携帯式コーヒーメーカー『コーヒーブリューワー』を使うと、マグカップ1つでコーヒーを淹れられるようになりましたので、それをキッカケに、最近はスノーピークのチタンシングルマグに熱中しております。
▲お湯を効率よく沸かすためにフタを用意しましたが、何度か直火にかけて使ってみたら、マグカップ本体の折りたたみハンドルが熱くなるのが気になりましたので、断熱のためにシリコンチューブを取り付けることにしました。
他のブログなどでも、この改造はよく紹介されていますが、あまり細かい情報は載ってないので、他の皆さんのためにも、ノウハウをこちらに掲載しておこうと思います。
続きを読む中国旅行の友として、普段の午後のコーヒーのアテとして、ココナッツサブレを溺愛してきた私にとって、小分けパッケージは、歓迎すべきことなのですが、数が減ったというのが残念無念…とにかく、我が目で確認せねば…と思い、買いに走ったのでした…
▲そういえば…何か違う…
続きを読む▲先日購入した『コーヒーブリューワー』が非常に良かったので、今後の旅行で携行するコーヒードリッパーはこれにしようと決めました。
…となれば、マグカップでお湯を沸かしてコーヒーブリューワーに注いで抽出してから、出来たコーヒーをマグカップに注げば良いわけです。
でも、屋外でお湯を沸かしていると、ゴミとか虫が入ったりするし、フタ無しだと沸きにくかったりします。
そこで、我が愛用のスノーピークのチタンシングルマグ450にピッタリのフタを探してみることにしました。
続きを読む▲こちらのような記事を書いているところからわかるように、私はコーヒー大好きでして、旅先でもなんとか飲めないかとこの10数年来、様々な工夫をしてきました。
旅先でコーヒーを淹れる上で最も困るのは、飲むカップとは別で、
が必要なこと。家の中でやってる分には何でもないのですが、旅先でこれらを嵩張らせずにコンパクトに収めようとすると大変です。
【バッグにお湯を注ぐだけ】『外出先でも本格コーヒーが完成する携帯式コーヒーメーカー「The Coffeebrewer」レビュー』■抽出後の豆を捨て洗って乾かせば繰り返しコーヒーメーカーとして使用可能 https://t.co/9n8U8wyHeq pic.twitter.com/1eGfGGQSsB
— 黒色中国 (@bci_) 2016年10月17日
▲ところが、先日のGIGAZINEさんの記事で素晴らしいものが!これで私の10数年来の悩みも解決するのか!!
早速1つゲットしてみました。
このブログで意外によく見られているのがiPad2ネタ。まだ使われている人が多いのでしょうね。私もその一人です。
▲こちらの記事でも書きましたが、iPad2って歴代iPadの中でもよく売れた機種で、完成度が高いので、今でも充分使えるのですね。
毎日のように検索で我がブログにiPad2ネタを見に来る人が絶えないので、何か新しい記事を書かねば!とずっと思っておりました(笑)
そこで、今回はiOS9.3.5の導入の感想と、最近の使い方について書こうと思います。
続きを読む最近は、時間があると上掲のシリーズ記事の下調べをしている。1960年の開高健訪中の記録である。
これ自体は全90頁程度の短い文章だけど、内容を詳細に解読するにあたって、訪中団の他の参加者の記録にも目を通している。他の参加者の記録を読むことで、開高健の見聞を多角的に検証できる…と思ったからだ。
そうすると、まず第一に目を通すのは、日本文学代表団の7名が共同執筆した『写真中国の顔ー文学者の見た新しい国』という本になる。
現在、アマゾンやヤフオクで古書が手に入る。
これを読むと、1960年時点で、7人の日本人がどのように中国を見たのかがわかる。そして、この7人の視点を通じて、訪中記を読んだ当時の日本人が、中国をどのような国だと認識したのか、時代の空気が読めてくるのではないか。
7人の記録の一字一句を、鵜の目鷹の目で揚げ足を取るようなことは不本意である。所詮過去のことだし、今よりはるかに情報が制限されていた当時の中国の訪問記を、現在の我々が間違い探しをして、嘲笑するのも卑劣な気がする。
しかし、現在も存命中で、日本社会に大きな影響力を持つ大江健三郎が、当時の中国をどのように見たのか…これを共有するのは、現在の大江健三郎と、彼が日本に及ぼした影響を考える上でも有益ではないか。
そして、大江健三郎が日本の保守的な人たちから嫌われているのが、私にはイマイチ理由がわからずにいる。そもそも、彼が嫌われるようになったキッカケはなんだったのか。
そこで、上掲の書籍より、幾つか抜粋して、大江健三郎の中国観を考えてみようと思ったのである。
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