私は自転車が趣味で、長年色んなタイプの自転車に乗ってきた。中国でも自転車を買ってよく遠出をした。だからツイッターでも自転車ネタがちょっと多めになっている。今はコロナで中国との行き来が面倒だが、そのうちまた自由に行けるようになって、あちらで自転車旅行をすることがあるかも知れない。
そういうことを期待しつつ、今後はブログでも自転車について書いてみようと思う。
* * * * *
「自転車」といえば「パンク」がつきもので、私も幼少の頃からパンクに苦しめられてきた。自分でもパンク修理はできるが、遠出の際にパンクして、急いで直さなきゃいけない…そういう時に限って冬の夜だったり、雨が降り出してツライ思いをすることは、今まで何度もあった。
そこで今から17年前、「パンクしないタイヤはないのか」と考えて、自転車屋に行ったところ、
「『絶対パンクしない』とは言えないが、『パンクしにくいタイヤ』ならあります…」と勧められたのがシュワルベの「マラソン」だった。
▲今回購入したのは「マラソン・レーサー」という軽量化タイプ。
タイヤ交換と共に、チューブをフレンチバルブのタイプに交換することにした。
なぜパンクしない(しにくい)のか?
▲シュワルベ・マラソンは、タイヤの接地面の下にパンクを防止する耐パンク層があって、少々尖ったもの、金属片などが刺さっても、貫通して内部のチューブを破損させない構造になっている。
オリジナルの「マラソン」はかなり頑丈な作りで、私は多い時は年間5000kmは自転車で走行するけれど、この17年間でパンクしたのは2回だけ…釘が貫通したのと、大きめの金属片が貫通した時のみだった。一般のタイヤを履いていた時は、年に5回以上はパンクしたので、それを考えると奇跡の耐パンク性能…「ほぼパンクしないタイヤ」である。
▲ただし、オリジナルのシュワルベ・マラソンは重い。貫通防止のために耐パンク層を入れて分厚くなっているので重量が増えている。近場で走る分にはそれでも良いのだが、スポーツライドで少し遠くまで足を伸ばす時は疲れやすいので、軽量化されたマラソンはないのか…と思っていたところ、この「マラソン・レーサー」をみつけた。
私が使っている20×1.50のサイズでいえば、
- マラソン(オリジナル)=1本530g
- マラソン・レーサー =1本340g
だから、36%軽い。これぐらい違うと、走行感がかなり変わってくる。
タイヤにリフレクター(反射材)がついている
▲シュワルベ・マラソンのもう1つの特徴は、タイヤの側面にリフレクターがついていること。夜間走行時に横からライトで照らすと、2つの光の輪がクッキリと見える。横からライトを付けて走ってくる自動車や単車、自転車だったら、かなり遠くからでも反射光が見えるので、安全性が格段に向上する。
昔、夕暮れ時に自転車に乗っていた時、横から走ってきたタクシーに跳ねられたけど(自転車のライトを点灯していたが横から来たタクシーには私の自転車のライトの光が見えてなかった)、マラソンにタイヤ交換してからクルマに跳ねられたことは一度もありません。
どうやって交換する?
シュワルベ・マラソンの驚異的な耐久能力は、自転車好きには有名な話なので(世界一周などに行く人がよく使う)、ここで私が書いたことはみんな知っているだろうし、必要とあれば自分で購入してタイヤ交換をするだろう。
でも、タイヤ交換をやったことがない人が、シュワルベ・マラソンを導入する時にはどうすればいいのか?
初めてでも、タイヤ交換は時間をかければできるので、チャレンジしてみれば良いのでは…と思う。私も全く未経験の状態からチャレンジしてコツを得て慣れたので。
ただ、こういう作業がどうしても苦手…という人なら、タイヤを自分で買って自転車店に持ち込むか、自転車店でシュワルベ・マラソンを購入して、交換してもらえば良いだろう。
私は最初、ママチャリにシュワルベ・マラソンを履かせたのだが、その際は近所の自転車店に持ち込みでやってもらい、1本1000円。合計2000円だった。タイヤ代+手間賃で8000円をオーバーするわけだが、費用対効果が抜群ばなので、その値打ちは十分すぎるほどある。
普段乗りで使うなら私の場合、「シュワルベ・マラソン以前」は、年間5回以上のパンク(修理代500円なら2500円以上)だったが、シュワルベ・マラソン導入後は「17年で2回」なのだから。
普通に日常の足として乗る程度なら、大体3年以上は持つはずです。