昔、新疆に旅行したのが「黒色中国」を始めるキッカケの1つになっているのでウイグル関連情報には力を入れているのですが、
▲こちらのアカウントのウイグル関連情報が充実してまして、中国語でツイートしてくれることもあり、よくRTしたり、日本語訳と解説をつけてツイートしていたりします。
そうした中で、Uyghur from E.Tさんが連発で出してくれたツイートに、中国で進む「文化浄化」の状況がよくあらわれておりました。
【写真】左上の「清真」(ハラール)と清真寺(モスク)の図が削除された回族のレストラン。2018年、ウルムチにて撮影 #UYGHUR #ウイグル https://t.co/jzeFFbKlqi
— 黒色中国 (@bci_) December 29, 2018
確かに、ムスリム向けのハラールのレストランは、「清真」の表記とモスクの絵ってありましたね。それが削除されている…という写真でした。もしかしたら店の経営方針の変更で「ハラールしばり」をヤメて、普通の麺屋になったのかも知れませんが。
【写真】壁からウイグル文字が消えた…ウルムチ第一小学校(2018年の撮影と思われ) #uyghur #ウイグル https://t.co/Enn4NV3iKO
— 黒色中国 (@bci_) December 30, 2018
▲ちょっとわかりにくいですけど、壁に描かれた絵には本来ウイグルの文字があったはずなんだけど、そこが消されている…ということらしいです。
【写真】当局に閉鎖されたモスクに掲げられた中国の国旗と「愛党愛国」の横断幕。 カシュガルにて。2017年6月28日 #Uyghur #ウイグル https://t.co/d9rvKP7qyH
— 黒色中国 (@bci_) December 30, 2018
▲もうこうなってくると、「モスク」なのか「中共の施設」なのかわからなくなってきます。
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最近、新疆に行ってないので実態は不明ですけど、上海とか深センにいても「文化浄化」を感じることがあって、蘭州ラーメンの店でも最近は何かと店名に「中国」「中華」と掲げることが多いのですね。
上海でよく通ってた蘭州ラーメン屋さんが、ある日看板を変更して「中華なんとか」という店名になったことがありました。写真も撮っておいたのだけど、少し前のものなのですぐ出てきません…
▲でも、最近はこうやって頭に「中国」とイチイチつけるタイプのものが確かに増えてたりしますね。
▲かと思えば、こちらは今年深センで撮影したものですけど、「中華」「中国」の文字はなく、「清真」の文字はあります。
この手の「文化浄化」にどんな基準が設けられているのかは不明なのですけど、全中国で絶対に「清真」はダメとか、そういう扱いにはなってないのが実情のようです。この点、今後はもう少し注意して見ておこうと思います。
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