▲やっと入手できました!28ミリファインダー。フォクトレンダーの純正です。
▲フォクトレンダーで28ミリのファインダーってあまり数がない?みたいで中古でもちょっと高めなんですけど(他の同様のファインダーが10年近く販売されていたのに比べて、28ミリと35ミリは6年間しか販売されていませんでした)、これはキズモノだったので少しお安く買えました。「キズ」と言っても、全然わからない程度のもので、「実用品」として使うつもりしかない私にとっては全然気に成らないキズでしたが…
▲ファインダーの見え方については、少し小さめかな…と思いましたが(昔のアベノン純正28ミリファインダーとの比較)、むしろ落ち着いて見られる感じ。少し倍率低めの方が全体を見渡せていい、ということがありますからね。それと、ファインダー後方のガラスと外枠がツライチになってないので、ガラス面にうっかり目をぶつけることがないのも良かったです。
▲というわけで、ベッサLの28ミリ専用機化が完成しましたが、もうちょっと手を加えてやろうと思います。
▲ファインダーをアクセサリーシューに取り付けると、グラグラじゃないけどちょっと余裕あるくらい…だったので(スプリングが若干弱い)、念の為パーマセルテープで固定してやりました。それとファインダーにキズがつかないようにするために上の方もパーマセルテープで保護してやりました。
▲真上から見下ろすとこんな感じ。
▲それと、セルフタイマーはサイドグリップ越しに指をかけると、うっかりタイマーを引っ張ってちょっと作動させてしまうので、こちらもパーマセルテープで覆って完全固定。実際使いませんから。うっかりぶつけて破損や脱落ということもあるので、これでヨシ…と。それと、こうやってパーマセルテープで固定しておくと、このセルフタイマーの部分がちょうど良い「ひっかかり」になって、カメラを構えた時にしっかりとグリップできます。
▲カメラの底もパーマセルテープで全面的に覆ってやりました。サイドグリップは特に金属で滑りやすく、冬はヒンヤリとしているので、これでグリップしやすく、「ヒンヤリ感」もなくなりました。
▲以前使用していたファインダーは丸型でしたが、丸型だと縦位置に構えた時に親指を引っ掛けにくくてシッカリとグリップするのが難しかったのですが、フォクトレンダー純正ファインダーは上が平面なので指をかけやすくなりました。これは非常に重要な改善でした。カメラの性能って、スペックシートに数値で出てくるようなこと以上に、このような、ちょっとした「形の違い」が大きいと思います。
▲アイレットはサイドグリップにもあるのですが、ストラップをつけて構えてみると、どうも指の位置と相性が良くなくて違和感が強いため、結局本体側のアイレットを使用することにしました。
これで横に構えても、縦に構えても、どんな構え方をしてもシッカリとグリップできるようになりました。
▲昔、ベッサLを買おうかどうか悩んでいた時に、「既にライカが2つあるしなぁ…」と思っていたのですが、実際に購入して、こうやって組み合わせてやると非常に素晴らしい。これで564g(フィルムなし)ですし、ライカを取り扱うのって、どうしても慎重になってしまう。ベッサLは少々乱雑に扱っても大丈夫っぽい。フィルムの巻き上げも早い。シャッタスピードの変更もやりやすい。どうしてもっと早く買っておかなかったのかと後悔しました…。
ベッサLの発売当時、ライカとの比較で、オモチャっぽいだのプラスチックが多用されているから安っぽいだのと酷評されてましたけど、あれから19年たって今のデジカメなんかもっと「非金属化」が進んでますから、現在の視点でベッサLを見直したら、充分すぎるほど「金属カメラ」というのか、「本物感」がありますね。
というわけで、ようやくこれで本格的にフィルムカメラに復帰できそうです。お正月の間に、試し撮りしてこようと思います。