数年前まで、日本では中国産の食品が何かと問題になりましたが、最近はロシアを始め、中央アジアの方で中国産の問題のある食品が出回っているようです。
また、日本でも同様のものが出回るかも知れませんので、この手のニュースは注意して見ておく必要があります。
▲カザフスタンで中国製ニセモノ食品が出回っている…という報道。今日はこちらを要訳してみようと思います。
こちらのニュースの概要を簡単に言うと、最近のカザフスタンでは、低価格を売りにした中国産食品が、カザフスタンの食品市場でシェアを拡大しているけれど、ニセモノ食品への注意が必要だ…というもので、特に注意が必要な食品として次の7つを挙げています。
- 羅非魚(ティラピア)…日本人には馴染みが薄い魚ですが、鯛に似た味がするそうです。カザフスタンではティラピアの需要は少ないそうですが、ティラピアは汚染された水でも生存可能な魚であるため、中国では養殖して販売する業者がいるそうです。しかし、汚染された環境で養殖されたティラピアの体内には有害物質が蓄積されているので、食べると人体に有害物質を取り入れることになります。
- 假牛肉(ニセ牛肉)…豚肉を特製の「ノリ」に漬け込んで作るそうです。いわゆる「成形肉」ですね。
- 假米(ニセ米)…でん粉可塑剤で作ったもの。
- 假辣椒(ニセ唐辛子)…唐辛子が入ってないそうです。
- 假鸡蛋(ニセ卵)…中身は似たような見た目の化学物質で作り、「カラ」はパラフィンと石膏を混ぜて作るそうです。
- 皇帝蟹(タラバガニ)…ゼリーを混ぜて重量を増やす
- 青丸子…これは記事中で説明無しでした。どういうものか不明です。
ロシア当局は、中国からの輸入卵には特別の注意が必要であると警告しています。専門家が見ればすぐニセモノとわかるけれど、一般消費者が購入する際には簡単に見分けがつかない…とのこと。
▲【参考写真】中国のニセ卵(百度百科より)
そして、中国産ニセモノ食品は一般的に低価格を売りにしているので、安価な中国食品を購入する際は特に注意が必要だ…と締めくくっています。
日本に中国産ニセモノ卵やニセ米が入り込むことは、ほとんどないと思うのですが、ニセ唐辛子やニセ牛肉、ゼリー入りタラバガニは何かに紛れて入ってきたりするのかも知れませんので、今後も注意しておいた方が良いと思います。