黒色中国BLOG

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【緊急事態日記】近所の感染者、その後

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緊急事態宣言が発令されたから…というよりも、我が家の場合は、近所で感染者が出たことがキッカケになって、緊張が高まっている。

そして、「彼」が歩きまわっていたのは、私が普段よく行く場所だったので、自分が感染していないのか、気になって仕方なかった。

家族は、その後もひっきりなしに友人・知人とその件を話している。そうしている内に幾つかの新情報が判明した。

ここでイチイチ報告するのは、これをご覧の皆さんにとってあまり意味がないことかも知れないが、1つの参考として記録しておく。

第一の病院

彼が、最初に訪れた病院は、コロナの検査・治療が出来ないという理由で、診断を一切受け付けていなかった。その代わり、病院が救急車を呼んで、別の病院へ行く準備をしている内に、待ちきれず、彼は次の病院へ向かったらしい。

この状況から考えるに、彼の病状はかなり重いが、まだ自分の足でかろうじて動ける状態だったのだろう。単に「コロナかも知れないのですが」というだけで、見た目は健常者だったら、そこまでの手配はしてくれなかったのではないか。

そして、どうせ次の病院に自分で行くのなら、救急車を待って連れて行ってもらっても良さそうなものである。それを待ちきれずに勝手に病院を出て、自力で次の病院へ向かってしまう…というのは、彼は冷静な判断ができない状態だったのではないか。

第二の病院

数百メートル離れた第二の病院に彼はやってきた。ただ、こちらもコロナの診断や治療ができる病院ではなかった。そこで別の病院へ搬送されて、検査を受け、陽性反応が出たため、入院したらしい。

陽性反応の報告を受けて第二の病院は消毒を行い、しばらくの間、休業したそうだ。

「医療崩壊」と聞くと、とても大それたこと…コロナの患者が大量に押し寄せて医療資源が枯渇し、対応出来なくなる状態を想像するが、このように簡単なこと…コロナとは無関係の病院に、感染者が来るだけでも、病院はしばらく休業に追い込まれ、コロナとは無関係の患者たちに迷惑が及ぶ…地域の貴重な医療資源がまるごと失われてしまうのである。

いまネットでコロナの診断や治療の情報を読んでいると、ちゃんと対応してくれない、検査してくれない…という話が珍しくないが、かといって勝手に押しかけても診断してくれるものでなく、そもそもその能力のない病院もあり、それでも無理やり押しかければ、コロナとは無関係の人間に迷惑がかかってしまう。私も今後、感染するかも知れないが、その点だけは重々注意しておこう…と肝に銘じたのであった。

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