▲私の海鴎4Bはセルフタイマーの動きが悪く、全く動作しなかったのですが、注油したら動画のようにスムーズに動くようになりました。
こういう情報、誰の役に立つのか不明ですがw、あんまり嬉しかったのでブログに記録しておきます。
(1)とりあえずバラす
▲先日、海鴎4Bをとりあえずバラした時にちょっと注油しておいたのでした。開け方はカンタンなので、こちらのブログ記事を参照にしてみてください。
(2)セルフタイマー部分の歯車に注油する
▲レンズボードが取り出せたら、セルフタイマーに注油。歯車部分は写真を撮ってなかったのが残念。テイクレンズの4時方向に赤いポッチのセルフタイマーレバーがあり、テイクレンズ6時方向に金色の部品?が見えますけどこの下あたりの歯車がセルフタイマーです。ただ、あまり油を大量にさしてはいけません。レンズに近いので慎重に。5-56の直接噴射などもっての外です。
(3)オイラーペンというものがある
▲私はリールの整備も自分でやるので、その時のためにこんなものを持っています。一般名称は知りませんけど、オイラーペンとか呼ばれてますね。インクの代わりに油を内部に貯めて、ノックすると先端からジワッと少しづつ油が滲んできます。
私が使用しているのはシリコンオイルです。
油が飛びだすのではなくて、ジワっと出てきた油で先端を濡らして、それを歯車に少しづつつけてやる…という感じかな。こういう道具がなければ、爪楊枝に油をつけても同じことが出来るように思います。
▲私が持っているものはアマゾンでは見つかりませんでした。でも、時計用のこんなものなら取り扱いがあるようです。こちらの方が微量ずつさせるので使いやすいかな。
歯車全体にまんべんなく、うっすらとつけて、何回かセルフタイマーを動作させて、余分な油は綿棒で拭ってやりました。
ただ、それですぐにセルフタイマーが復活したのではなくて、1週間以上置いてたら、ちゃんと動作するようになっていました。
たぶん、時間を置くことで、歯車全体に油が回ったのか、分解せずには油が行き届かないところまで油が達したのか、古い油が固着しているところが、新しい油でほどけたのか。
ほとんど偶然治ったようなものですから、あまり再現性はないかも知れないし、こういう注油方法では、別の問題を誘発するのかも知れませんが、とりあえずこんな方法でも治ったよ…というご報告でした。