黒色中国BLOG

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ニコンDXフォーマットの一眼レフカメラは2030年代まで使える?

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この数年は、ニコンの経営不振が繰り返し伝えられ、長年のニコンユーザーとしては不安な日々を過ごしておりました。

最近はミラーレス機がかなり軌道に乗ってきて、話題の「Zfc」も売れているようなので、とりあえず倒産の危機は脱したか…と胸を撫で下ろしたものの、1つ大いに気に入らないことが…

私は一眼レフの、しかもDXフォーマット(APS-C)の熱烈な愛用者なのですが、このカテゴリーは2018年9月に発売されたD3500を最後に後継機種がなく、ニコンから切り捨てられているのでした(´Д⊂グスン

先に断っておきますが、今回の記事は中国とはほぼ関係ありません。私と同じように、ニコンDX一眼レフ機を使い続けようとしている、使い続けたいと願う皆さんとシェアしておきたい考察と情報です。

ミラーレスを買う必要が全くみつからない

私は中国の旅先で写真を撮るのをメインにしているため、ボディーは軽く、バッテリーのもちが良い方がいい。

Z50が最近安くなった…ミラーレスだから軽い…と言われるものの、DXフォーマット用の広角ズーム、魚眼レンズ、マクロレンズはない。いや、Zマウントにこの手のレンズはそもそも存在しない。AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRのようなレンズもない。

▲これのことですね。

マウントアダプターをつければFマウントのレンズが使えるのだが、それだと「軽い」というメリットもなくなる。

Z50は450g、FTZアダプターが135g、合計585gだが、D3500は415gである。

しかも、FTZアダプターが3万円以上する。D3500の程度の良い中古が1台買えるではないか。

バッテリー1本での撮影枚数を比較すると、

Z50はファインダーのみで約280枚、モニターでなら約320枚。

D3500はファインダーのみで約1550枚である。

私は中国にいる時、多い時で1日にバッテリーを2本使い切るから、Z50でならバッテリーを幾つ持ち歩けばいいのか。

しかも、中国で数日間全く充電できない環境に行ってしまうこともあるので、ミラーレス機を持っていくとすれば、少なくともバッテリーを10本くらいは用意しないとダメだろう。

だから、Zマウントに使いたいレンズがないとか、すでにFマウントの方で必要なレンズを揃えてしまったし、今後も使い続けたい…バッテリー交換を少なくして、1つのバッテリーでたくさん撮りたい…そもそも充電ができないようなところへ撮影に行く…という者にとって、ミラーレス機はなんの魅力も必要性もないのであった。

ニコンに部品保有期間を聞いてみた

ニコンのDX一眼レフ機は、エントリークラスはD3500が最後で、後継機種は存在しない。

そこで、ニコンに部品保有期間(実質の修理対応期間)を確認してみた。

【D3400】2023年8月末
【D3500】2028年11月末

なんと、D3500は2028年11月まで修理できるのである。あと、丸々7年は安心して使える。D5600は全く興味がないので聞かなかったが、たぶんD3500と同じぐらいではなかろうか。

同じくDX一眼レフ機のD500、D7500にいたっては、今も現役機種で生産終了はアナウンスされていない。

だから、D3500を2028年11月前後にオーバーホールに出して大事に使えば、たぶん2030年代の前半ぐらいまでは使えるはず。D500やD7500ならもっと先まで使えるだろう。

この数年、ニコンの経営不振やミラーレスの隆盛を横目に見ながら、ニコン以外のメーカーにしようか、ミラーレス機に移行しようか…と悩んで、新規のボディやレンズの購入を控えていたのだが、やっと踏ん切りがつきました。DX機の最期を看取るまで、お付き合いしようと思います(^^)