▲私はプーアル茶を愛飲しておりまして、こちらをまとめ買いして、毎年秋冬になると飲んでおります。
▲中身はこんなの。フリスビーみたいな円盤状に茶葉を固めているのですね。
▲そこで、お茶を飲む時は、まず茶葉を砕かなくれはいけないのですが、その際に「茶刀」という道具を使います。「刀」と言っても刃はなくて、アイスピックみたいなものですが…
▲なぜか日本の友人にこの手のプーアル茶を贈ると、アイスピックで氷を割るようにして、茶刀の先で繰り返し突き刺そうとする人が多いのですね。
「なんだこれ、全然割れない!」と文句を言って、「プーアル茶は面倒くさい」と言い出す。
茶刀の使い方が根本的に間違っておりまして、正しく使えば、全然力を使わず、カンタンに割ることができます。ぶっちゃけ、手でも割れるのです。
そこで今回は、「プーアル茶の正しい砕き方」を解説しようと思います。
【目次】
まず、形を理解する
▲横から見るとわかりやすいのですが、プーアル茶は、真ん中が厚く、端が薄くなってます。だから、いきなりど真ん中の分厚いところから割ろうとせずとも、端から崩すのならカンタンなのです。手で割れます。
弱いところを探して、周囲から割る
▲端っこを親指で押して、全然固くて割れそうでなければ、別の端っこを押してやります。どこかにモロい部分があるので、そこでグッと力を込めると…
▲カンタンに割れます。この方法で、厚みが薄い端っこを割って飲めば良いわけですが、一周グルリと割り尽くすと、厚みが増してくるので、手では割りにくくなってきます。そこで、茶刀の出番なわけですが…
茶刀の正しい使い方
▲こうやって突き立てて使うものではないんです。
▲端っこを砕いたところに、茶刀を刺し込みます。カンタンに刺せます。
▲それから、テコの原理的にグリップをグイッと持ち上げると、カンタンに割れます。
▲こんな感じ。ちょうど、この1つのカタマリぐらいで1回分ですね。
▲砕いたところをよく見ます。この手のプーアル茶は、真ん中に断層がある?みたいで、2枚貼り合わせみたいな構造になってるのですね。だから、茶刀を差し込んで力をかけると、カンタンに割れてしまうのです。
プーアル茶の砕き方をまとめると
- 形・構造を理解して弱いところを探し出し
- 少しづつ弱いところを崩してから
- 内部に深く突き刺して、最小の力でレバレッジを効かせて崩壊させる。
なんだか、中国のやり方そっくりですね(^^)
保管
▲それと、保管ですが、私はこういう竹かごを使っています。中国だと安く売ってるのですけど、日本ではあるのかな…
▲中身はこんな感じです。このカゴがあるだけで、保管が非常に楽になります。
以上、「プーアル茶の正しい砕き方」でした(^^)
▲茶刀は、アイスピックみたいなのとは別で、こういう形状のものもあったりして、太いのも使いやすかったりします。中国だと他にも色々な形状の茶刀があるのですが、たまに少数民族の手作りで、キレイな彫刻が入ったものがあって、それらの茶刀を探してコレクションするのも、プーアル茶の楽しみなのであります(^^)