黒色中国BLOG

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キュウリのヌカ漬けの作り方(超カンタン・誰でも出来る手抜きの方法)

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▲こちらのブログ記事もそうですが、ツイッターで何度か、キュウリのヌカ漬けにラオガンマ…という組み合わせをご披露したことがありました。

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▲こんな感じで、キュウリのヌカ漬けを切って、上に塩昆布とラオガンマ(写真のはピーナッツ辣油)をかけて食べると美味しいです(^^)

ただ、これらの写真をツイートした後で、自宅でヌカ漬けを作りたいけど、作ったことがない、やり方がわからない…という声がありました。

私はカレコレ20年ぐらい自分でヌカ漬けを作っておりまして、手を抜けば全然面倒でもなく、カンタンに作れます。

では、どうやって手を抜くのか…別に自慢してご披露するほどのことではなく、真面目にヌカ漬けを作っている人からしたら、邪道過ぎてバカバカしいやり方だとは思うのですが、「とりあえず、邪道でもいいから手っ取り早く結果にリーチしたい」(これ、私の人生訓ですw)という人のために、こちらで超カンタンで誰にでも出来るヌカ漬けの自作方法を公開しておきます。

(1)容器を用意する 

f:id:blackchinainfo:20190607114750j:plain▲まずはタッパーウェアを用意します。フタにパッキンが入ってて密閉性の高いものがベスト。外にニオイが漏れにくく、外からの雑菌などが入りにくいからです。「ちょっと大き過ぎるかな…」と思うぐらいのサイズが良いです(写真のものは容量2.3リットル)。何故かと言うと、ヌカ床をかき混ぜる際、容器にある程度の余裕が必要ですから。

そしてこの容器はかなり長年に渡って使うことになるので、少々高くても良いものの方が良いでしょう…って言っても、1000円しないと思いますけどね。

自宅の冷蔵庫の中で(私はヌカ漬けを冷蔵庫で保管します)、そのタッパーウェアを置く場所を予め決めておくことです。そして、その場所に適した大きさや形のタッパーウェアを選ぶのがベストです。

▲こういう記事もありますので、詳しくはこちらをご参照下さい。

(2)熟成したヌカ床を如何に手早く用意するか?

ヌカ漬けを自作する時に一番面倒なのが「ヌカ床」をどのように調達するのか…ということ。

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▲米ぬかだけのものも売ってますが、こういうのもあります。大体日本のスーパーに行くといずれかは置いてます。

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▲米ぬか以外に、昆布、唐辛子、からし、食塩…などが入っているもので、使いやすいです。

伊勢惣 味付椎茸ぬか 500g×4個

伊勢惣 味付椎茸ぬか 500g×4個

 

▲アマゾンでは私が買ったものは置いてませんでした。

私のは700gで500円しなかったかな。安いものです。基本こういうものはご近所のスーパーで購入されるのをオススメします。 

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▲私のヌカ床。今は何も入ってません。

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▲私のヌカ床は、米ぬかを買ってきて、イチから作ったものではなくて、ヌカ床の素+漬物にくっついてくるヌカや、漬物屋で買う時に多めにヌカを入れてもらってきて、それを合わせたものです。この方法だと、イチから作るよりも早く熟成した美味しいヌカ床を用意できます。

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▲最近、ヌカ床が減っていたので、先程の「素」も足して、まぜまぜしてやりました。

▲混ぜ過ぎたらダメとか、毎日手入れでまぜてやらなきゃダメとか、色々言われますが、こちらの記事が一番よくまとまっていると思います。

私が気をつけているのは…

  • 保管の際には押して空気を抜いてやる
  • あまり混ぜすぎない。野菜を新たに入れたり、出したりする際に適度でOK
  • 臭くなってくると、混ぜてやる。これによりニオイの素となる微生物がいなくなる。

…ということですね。

▲私は利用したことありませんが、今はこのような発酵したヌカ床も売られているようです。だから、漬物屋に頼んだりするのが面倒…という人はこういうのを買えばよいわけです。

(3)私のキュウリの漬け方

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▲キュウリはたまにこういう曲がったのがまとめてお安く売っていることがありまして、形がキレイじゃないからサラダ用に使えない…ということでお安くなっているわけですが、こういうのをお買い物の時に目ざとくみつけておくわけです。漬物にするのだから、形なんかどうでもいいのです。私はこれ6本で200円ぐらいだったかな…とにかく安かったです。

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▲ピーラーを用意して下さい。

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▲端っこを切り落として、ピーラーでキュウリの皮をこんな風に剥いてやります。キュウリの皮って青臭さがキツイので、私は好きじゃないのです。

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▲それと、皮を少なくすることで、漬かりが早くなりますし、見た目も可愛くなります。皮を全部剥いてしまうと、逆に物足りない…ちょっと青臭さがある程度が美味しいです。

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▲私が愛用しているのは「伯方の塩」。精製塩とは違って、ミネラル豊富で味に深みがあり、パスタを茹でる時にも最適です。

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▲塩を軽くふりかけて、まな板の上でゴリゴリ手で押し付けて回して塩がキュウリ全体に行き届くようにします。これを「板ずり」と言って、アク抜きのための処理ですね。

▲キュウリのアク抜きの解説はここがわかりやすいです。キュウリの端っこをこすりつける方法も説明されてますが、私もこの方法をたまにやります。「たまに」というのは、結局漬物にしてしまったら、アクはほとんどわからないので、そこまで手をかける必要があるのか…ということ。端っこをこすりつける方法は、私の場合、サラダや手巻き寿司などに入れて生食する際に使います。

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▲「板ずり」が終わったら、クッキングペーパーで余分な水分を取ってやって下さい。もうこの時点でキュウリがキラキラして美味しそう(^^)

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▲そして、先程のヌカ床にキュウリを投入!

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▲わかりにくいとは思いますが、キュウリを縦に差し込んでいます。この方が取り出す時にカンタンで、どこにキュウリが入っているのかすぐにわかりますので。こうやって切って置くと早く漬かるし、取り出すのも楽です。食べる時は必要な分量だけ取り出せばいいので合理的です。私は1人で食べることが多いので、1回の分量はこの写真の切ったのが2~3本もあれば充分なのです。

それと、なぜ「早く漬かる」ことを重視するのか…といいますと、私は冷蔵庫にヌカ床を保存するので、低温過ぎて乳酸菌の活動が弱いからです。ちゃんと漬かるのに時間がかかる分、皮を削ったり、切ったりすることで、漬かるのに必要な時間を短縮してやるわけです。

(4)3日後の状態とお手入れの方法

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▲キュウリを漬けて3日後の状態。乳酸菌の活動でヌカ全体が活性化しているというのか、モワッと膨らんで、少しクセがあるけど、日本人の味覚をくすぐる「いいニオイ」がします。こういうのを見ると、ヌカ床は「生き物」なんだなぁ…と実感できます。

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▲余分な水分が表面に浮いています。

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▲余分な水分はクッキングペーパーで吸い取ってください。

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▲たまに表面が白っぽくなってたりしますが、そういうのはちょっと混ぜてやるとすぐなくなります。先程も書きましたが、あまり混ぜすぎないのがコツです。

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▲試しに4本取り出してみました。

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▲洗ってヌカを落とし、クッキングペーパーで水分を拭き取ってやりました。洗ったままで水分が付着していると、後で口に入れた時に水っぽい味になります。

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▲基本、4分の1にカット。太い部分は6分の1にカットします。

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▲塩昆布をふりかけ、ラオガンマ(ピーナッツ辣油)をかけると完成!\(^o^)/

これだけで、他にオカズがなくてもご飯がたくさん食べられますね。

こんな素人臭いやり方でも長くやっていると、「今日はヌカ床元気いいな」とか「酸っぱくなりすぎたかな」「味が薄くなったかな…」と変化がわかってくるので、その時々に合わせて、水分を多めに抜いてやったり、まぜてやったり、昆布や唐辛子(切ったのが安く売ってます)を加えて味を整えてやります。

そういうことを繰り返している内に、自然とヌカ床との付き合い方がわかり、「我が家のヌカ床」が出来上がってくることでしょう。

はじめる、続ける。 ぬか漬けの基本

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