黒色中国BLOG

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タイのラーメン「ヤムヤム」は「お湯を注いで3分」で食べられるのか?

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▲これら2つの記事の公開後、ツイッターの方でも「ヤムヤム」への関心が高まり始めておりますが、1つ気になるのは「正しい作り方」。

▲こちらはヤムヤムのチキンフレーバーですが、裏を見ると…

▲こういうシールが貼られている。日本語で「水適量を沸騰させ…ゆでる」と書かれてある。ただ、このシールの左側の英文をよく見ると…

Place contents of package in a bowl.

(パッケージの中身をドンブリに入れよ)

Add about 320ml of boiling water.

(約320mlのお湯を注げ)

Cover the bowl for 3 minutes.

(ドンブリをフタして3分間)

Stir well before serving.

(食べる前によくかき混ぜよ)

ようするにこれって、日清製粉の「チキンラーメン」と同じ作り方ですよね。

なぜ日本語の説明とは違う作り方になるのか。その謎を解くために、実験してみることにしました。

【目次】

タイのラーメン「ヤムヤム」を日清チキンラーメン風に作る

▲まずはドンブリにタマゴを落としました。なぜかというと…

▲ヤムヤムの麺は正方形でドンブリにつっかえてしまうのですね。麺の上にタマゴを落としても流れ落ちるので、タマゴを下にしました。

ゆっくり熱湯を注ぎ、まんべんなく麺を柔らかくしてやると「つっかえ」はすぐ解消します。そしてフタをして3分間…

▲これが3分経過の状態。試食してみると、とりあえず食べられる柔らかさになってました。

それからスープの素とレッドチリ(唐辛子粉)を投入し、タマゴを潰さないように気をつけながらかき混ぜます。さっぱり食べたかったので、「ベジタブル・オイル」は入れませんでした。

完成!

▲それだけでは寂しいので、カニカマとラオガンマ(玉ねぎラー油)と刻みネギを入れてみました。

結論申しますと、これで十分食べられますね。個人的な好みで言うと、4分以上待った方が良かったんじゃないかな…3分では麺がまだ硬すぎたような気がする。

英語の説明と違って、日本語の説明では鍋を使って煮るようになってますけど、たぶん日本人好みの食感としては柔らかい方がいいからじゃないかな…と思います。

それと、「お湯を注いで3分」の作り方だと、ショウガやコブミカンの葉を煮出して香りを出したり、具材を煮込むのができないので、手の込んだ作り方をしたいのなら、やはり鍋で煮るしかありません。

ヤムヤム・チキンフレーバーの味について

味について追記しておくと、チキンラーメンにタマゴを入れるのは「定番」ですが、ヤムヤム・チキンフレーバーだとスープが淡白過ぎて、生卵の生臭みを感じました。チキンラーメンは味が濃いので、それで生卵の生臭みが気にならないのかと。

前回、ヤムヤム・チキンフレーバーは、特に「タイ風」なテイストではなく、何の特徴もないので日本人がわざわざ買う必要もない…と書きましたけど、2回目食べて考えを改めました。特別「タイ風」な味わいを求めず、日本人が普通に常食するインスタントラーメンとして、ヤムヤム・チキンフレーバーはベストのように思います。

ラオガンマとの相性

黒色中国といえばラオガンマ、なので今回の実験でラオガンマの玉ねぎラー油を入れてみましたが、私の味覚としては、全然合いませんでした。

▲「ラオガンマって何?」という方は、こちらをご覧ください。

ヤムヤムのチキンフレーバー以外は、元の味が辛く、タイ風の独特の味があるので、そもそもラオガンマを入れるのには適さない。ただ、チキンフレーバーだとシンプルなスープなので、ラオガンマを合わせるならチキンフレーバー一択だろう…と思ってたんですけどね。

でも、チキンフレーバーはそれ単体での味の完成度が高いので、ラオガンマを入れると「余計なものを入れた」感じがする。無い方が美味しい。辛いのが食べたければ、他のを食べたらいいわけで、それでもチキンフレーバーに辛味を加えたければ、ラオガンマではなく、粗挽きタイプの唐辛子粉を入れた方が合うと思います。

日本における「ヤムヤム」の特殊な立ち位置

それと、ツイッターで寄せられた情報ですが、近年日本製インスタントラーメンが値上がりしていることから、その代替品として「ヤムヤム」が注目され、リアルの安い店に行けば、ヨドバシ・ドット・コムの価格(1袋5食310円~)よりもっと安く売っているのだとか。

だから、「タイの変わったインスタントラーメンを食べたい!」という要望とは別で、「安くて美味しいインスタントラーメンが食べたい!」という人がヤムヤムから選ぶなら、チキンフレーバー一択と思います。全然クセがなくて、黙って出されたらタイ製のものとは気づかないぐらい。日本人の味覚にもっとも適合したテイストです。

ヤムヤム・チキンフレーバーの入手法

https://www.yodobashi.com/product/100000001006814790/

▲ヨドバシ・ドット・コムなら1袋(5食)を314円で買えます。

[rakuten:kawasakigroup:10019300:detail]

▲楽天だとかなり割高で1袋1000円(送料込)です。