黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【上海逍遥2014】(1)弄堂(ロンタン)を歩く

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中国で釣り旅をしようと思い、まず上海へ行ってみた。

上海は昔、住んでいたので、何かと馴染み深い街である。

この日は釣りをするつもりで外に出たが、ずっと雨がパラついて、今にも大雨が降り出しそうな空模様がずっと続いていた。予定していた釣り場は遠かったこともあり、釣りを諦めて、昔よく歩いた道を散歩することにした。

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▲昔、上海に住んでいた頃、よく散歩したコースが懐かしくて、またもう一度同じ道を歩いてみることにした。まずは豫園から。ここの地下の骨董屋にはよく通ったが、今回は骨董屋に立ち寄らず、まずは腹ごしらえから始めようと思う

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▲豫園の西隣にお土産物屋みたいなのが続いているが、その切れ目に、こういう場所がある。そこをくぐって先に進む。

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▲ふとみると、PETボトルを選別している?人がいる。中国ではゴミの分別収集が進んでいないが、資源ごみをこのようにして自主的に回収する人は結構多い。この人達は買い取り業者なのか、収集業者なのか、そこまではわからなかった。

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▲豫園の西側のあたりを抜けると、小さな家が立ち並んでいる地域が見えてくる。

弄堂とは何か?

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▲北京では街中の路地やら横町のことを「胡同」(フートン)と呼ぶけれど、上海の場合は「弄堂」(ロンタン)と言う。私はこの迷宮のように入り組んだ下町の路地が大好きで、昔、上海に住んでいた時は、ヒマさえあれば、さまよい歩いていた。

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▲このあたりは「王医馬弄」という名前の弄堂である。この一帯の弄堂は、200年近い歴史があるとか。200年といえば、アヘン戦争前まで遡ってしまう。真偽の程はわからないが、それ相当の歴史があるのは確かのようである。

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▲上海の弄堂は、通りすがりに人々の生活を垣間見れるのが面白い。家の中が狭く暗いこともあって、昼間の弄堂の路地は、上海人の生活空間でもある。こういうところを時間をかけて歩くと、色々と学べるネタがあって面白い、と思うのだ。

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▲狭い路地なのだが、上を見上げると、こういう、いつからあるのかわからないような、歴史があるのかないのかわからないようなものがある。中華風と洋風の折衷した建築世界。それを無秩序かつ精密に並べているのが上海の弄堂だ。

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▲王医馬弄には幾つかのレストランがある。こちらは福建料理の店。

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▲こちらは四川料理のお店。この時、既に昼を過ぎて、2時か3時頃だったのだが、まだ昼飯を食べていなかった。この道を更に奥へ進んだところに、私が昔よく通った店がある。(続く)