【中国环境状况公报:超六成地下水不适合人类使用】 http://t.co/VuuSURiqnE 2014年の『中国環境状況公報』によれば、中国の各地で調査された6割以上の地下水が人類の使用に適さず。
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 6月 5
いつもいろんなニュースをツイートしているものの、私は釣り師ということもあってか、こういう地味な環境系のニュースの方に関心が高い。いくつか個人的にも思い当たることがあるのでブログに書いておこうと思う。
このニュースはRFAのものだが、ソースとなっている「中国環境状況公報」は、中国の環境保護省が出した公式な報告なので、「中国悪しかれ」のデタラメな情報ではない。中国を良くみせかけるための嘘はあるかも知れないけど…まぁ、とにかく読み進めてみようではないか
路透社报道说,公报显示,中国对包括湖泊、河流在内的近千个地表水监测点开展了水质监测,其中63%的水质被定为三级或以上,也就是适合人类使用。
对地下水的监测结果则是61%以上的水质为“差或非常差”,不适合人类使用。
中国では湖や川など千箇所で水質の観測を行っているが、その内の63%は三級以上(水質を表す等級なのでしょう)で人類の使用に適しているけれど、地下水については61%以上が人類の使用に適さない状態である…とのこと。
去年、私が上海の各地で釣りをした時に感じたのは、意外と水質が良い…ということ。しかも、上海の川で捕れた魚を食べてみたところ非常に美味しかった。正確に言うと、これらは上海市中心部を流れる黄浦江や蘇州河ではなくて、郊外での話である。それでもクルマで1時間、2時間ぐらいしか離れていない場所なのだ。
この発言をしたところ、ツイッターで嫌中の人から、バッシングを受けたが、中国の環境保護省が出した報告書を見てもそれらは間違っていないようだ。地表面を流れている水の6割は問題がないのだから。
問題は地下水の方である。
これは上海の現地で聞いた話なのだが、上海の郊外で、昔は工場が多かった場所を、現在宅地開発しているのだけれど、それらの場所で土壌汚染の噂が出ている。以前そこにどんな工場があって、どんな薬品や物質が使われて、ちゃんとした処理が行われていたのかわからない。こういうのは日本でもあることだが。
もう一つは釣りをしている時に聞いたのだけれど、上海の中心部を流れている川の上流には以前、工場があった。現在の水質は見た目にはそれなりだけど、川底に堆積している泥に重金属が含まれているから、ここで捕れた魚は食べない方が良い。それでも、ここで魚を捕って、火鍋屋に売る人はいるんだけどね…まぁ、店や客にはどこの魚だかわからないだろうからいいんだろうけど…という話であった。
井戸水とか、地下水を汲み上げて使用しているところは気をつけた方がよいみたいである。
http://www.mep.gov.cn/gkml/hbb/qt/201506/W020150605384146647135.pdf
▲ちなみに、『2014中国環境状況公報』のPDFはこちらからダウンロードできる。全76頁。興味のある方は、がんばってこちらを読んでみて下さい。