▲私がいつも行く店は、このあたりにある。
▲『店回家小炒』…ここです。ここっていつも子供が遊んでいるけれど、ここの子供はいつまでたっても成長しないのか。次から次へと別の子供が生まれているのか、たまたま近所の子供達の遊び場になっているのか…真相は謎である。
▲『店回家小炒』の中はこんな感じ。普通の民家をレストランにしている。古い上海の家の中を見られるので、そういう店でも興味深い。こちらは客席なので、あまり昔の面影はないが、たぶんこのあたりは昔、台所だったのだろう。
▲『店回家小炒』の内部。2階にあがる階段はまるで忍者屋敷のハシゴみたいである。立派な階段をつくるとスペースが勿体ないので、こうなっているのか。もしくは防犯のために夜寝るときは2階で寝て、ハシゴをあげるのか…と想像する。
上海人が外国人に見せたくないレストラン?
▲『店回家小炒』の内部。雀卓みたいなテーブルが3つあるが、他の客がいるので未撮影。昔、上海の友人に「上海の普通の人が行くような店で食べたい」とお願いしたら、「外国人にあんまり見せたくないけどね」と言って、この店を教えてくれた。
▲友人が「外国人にあんまり見せたくないけどね」というのは、たぶん見栄っ張りの上海人としては、こういう庶民の空間を見せたくなかったのだろう。私としては、こういう場所で食べるのが何よりも嬉しいのだが…と言うと、友人も喜んでくれた。
▲『店回家小炒』のメニュー。「店回家菜単」とあるので、店の正式名は「店回家」なのだろう。
▲『店回家小炒』のメニューの裏。昔はもっと安かったけれど、物価の高騰でこの店も随分高くなった。
▲そこで私が頼むもの…とくれば、やはり西紅柿炒鶏蛋であろう。私は大陸のアチコチでこの料理を食べて来たけれど、店回家小炒の西紅柿炒鶏蛋が最高の出来であると思っている。コメもこれがなかなか噛みごたえがあって美味い。
▲西紅柿炒鶏蛋は簡単のように見えて難しい料理である。下手するとトマトの水分が出てしまって、トマトの原型が上手く残らない。店回家小炒の西紅柿炒鶏蛋はトマトの水分があまり外に出ないで、旨味を封じ込めて、上手く仕上げられているのだ。(続く)