黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

都市開発のために生き埋めにされた人とゴミ焼却施設

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昨日注目されたツイートは2件あります。

強制立ち退きの現場から遺体

こちらは中国でいかにもありそうなニュースでしたが、改めて見るとショッキングな内容でした。上掲のニュースは「中央政府は幾度も強制立ち退きを禁止しているが、悲劇は幾度も繰り返される…」とありますけど、幾度も繰り返されるのは、ちゃんと禁止してない証拠じゃないかと思います。

深センのゴミ焼却施設問題

最近、中国の各地で建設が進められているゴミ焼却発電所への抗議デモ。一体どういうところに建設するのか調べてみると…

ゴミ焼却発電所から一番近くの住宅街まで、1.5kmぐらいだそうで、他にも住宅は多い地域のようです。

▲こちらを見ると、わかりやすい図解がありました。

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ゴミ焼却発電所の建設予定地は、周囲にダムや湖の多い場所なのですね。

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周囲にゴルフ場のようなものが見えます。

正確な位置が特定できませんが、この周囲のゴルフ場の付近に建設する予定みたいです。

地図を見ればわかりますけど、山林公園とかダムが多い地域です。ここでゴミ焼却&埋め立てをやろうというわけですが、他に適切な場所はなかったのでしょうか…。

この地域は、深セン市と東莞市の境界にあり、ゴミ焼却施設は、両市三十万の住民に影響があると言われています。

誰のための都市開発なのか

強制立ち退きで生き埋めにされた人の件も、ゴミ焼却施設も、中国の都市開発の一環で出てくる社会問題です。いずれにせよ都市開発が大事で、住民に犠牲が押し付けられる構造になっており、こういうのは中国以外の国でも似たようなものかも知れませんが、特に最近の中国では、このケースが顕著になってきているように思いました。