昨日注目されたツイートは2件あります。
強制立ち退きの現場から遺体
【強制立ち退きの最中に生き埋めに…遺体が21日後に発見される=中国・湖南省長沙市】
— 黒色中国 (@bci_) 2016年7月8日
长沙市郊农民在强拆中被活埋 遗体21天后被发现https://t.co/iECjBnAWEK pic.twitter.com/FGZwVWNnfz
こちらは中国でいかにもありそうなニュースでしたが、改めて見るとショッキングな内容でした。上掲のニュースは「中央政府は幾度も強制立ち退きを禁止しているが、悲劇は幾度も繰り返される…」とありますけど、幾度も繰り返されるのは、ちゃんと禁止してない証拠じゃないかと思います。
深センのゴミ焼却施設問題
【ゴミ処理場の運用を巡り2千人規模の抗議デモ=中国・広東省東莞】
— 黒色中国 (@bci_) 2016年7月8日
东莞二千人示威抗议垃圾场https://t.co/tjFQDlbjBY 一部の参加者が警察と衝突。2名が逮捕。処理場の排気と水質汚染を警戒しているようです。 pic.twitter.com/mZatya1HwT
最近、中国の各地で建設が進められているゴミ焼却発電所への抗議デモ。一体どういうところに建設するのか調べてみると…
▼東莞のゴミ処理場反対の件、気になって調べてみましたが、住宅地に近接している山の上にゴミ焼却場を設置したそうで、確かにこれはモメて当たり前でしょうね。 https://t.co/ByEAlhjx58 pic.twitter.com/pJx9pI77Py
— 黒色中国 (@bci_) 2016年7月8日
ゴミ焼却発電所から一番近くの住宅街まで、1.5kmぐらいだそうで、他にも住宅は多い地域のようです。
▲こちらを見ると、わかりやすい図解がありました。
ゴミ焼却発電所の建設予定地は、周囲にダムや湖の多い場所なのですね。
周囲にゴルフ場のようなものが見えます。
正確な位置が特定できませんが、この周囲のゴルフ場の付近に建設する予定みたいです。
地図を見ればわかりますけど、山林公園とかダムが多い地域です。ここでゴミ焼却&埋め立てをやろうというわけですが、他に適切な場所はなかったのでしょうか…。
この地域は、深セン市と東莞市の境界にあり、ゴミ焼却施設は、両市三十万の住民に影響があると言われています。
誰のための都市開発なのか
強制立ち退きで生き埋めにされた人の件も、ゴミ焼却施設も、中国の都市開発の一環で出てくる社会問題です。いずれにせよ都市開発が大事で、住民に犠牲が押し付けられる構造になっており、こういうのは中国以外の国でも似たようなものかも知れませんが、特に最近の中国では、このケースが顕著になってきているように思いました。