【中国 仏技術採用の新型原発 世界初の営業運転】『中国とフランスは、原子力分野での協力を進めていて今回の新型の原発が営業運転するのは世界で初めて』…東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、「原発離れ」が進む国もある中、新型の原発の稼働が相次いでいます。 https://t.co/7GnWpKf30F
— 黒色中国 (@bci_) December 16, 2018
そうか、出来たか…とニュースを読んで、ふと気がついた。
「広東省って原発が多くないか?」
そこでちょっと調べてみることにしました
▲こちらは中国の原発の分布図。この図でみるだけでも、広東省には原発が作られているのは5箇所である。そして広西チワン族自治区と海南省にも1つづつある。
ウィキペディアで見てみると、
- 大亜湾1号機…加圧水型(操業中)
- 大亜湾2号機…加圧水型(操業中)
- 嶺澳1号機……加圧水型(操業中)
- 嶺澳2号機……加圧水型(操業中)
- 嶺澳3号機……CPR1000加圧水型(建設中)
- 嶺澳4号機……CPR1000加圧水型(建設中)
- 台山1号機……欧州加圧水型炉(操業開始)
- 台山2号機……欧州加圧水型炉(操業はまだ?)
- 陽江1号機……CPR1000加圧水型(建設中)
- 陽江2号機……CPR1000加圧水型(建設中)
- 陽江3号機……CPR1000加圧水型(建設中)
- 陽江4号機……CPR1000加圧水型(建設中)
- 陽江5号機……CPR1000加圧水型(計画中)
- 陽江6号機……CPR1000加圧水型(計画中)
14機もある!ウィキペディアの情報は最新になっていないので、台山の部分はこちらで訂正した。嶺澳3号機は既に動いているけど、操業状態ではない?みたい。だから、細かい部分でイイカゲンな情報ではあるけど、とにかく広東省に14機の原発が集中しており、5つは既に操業が始まっている…というのは間違いないようだ。
▲今回、操業が始まった台山原子力発電所(写真は建設中)
「一帯一路」と「大湾区」は14機の原発が支える
私は特に反原発というわけでもないのだが(原発賛成というわけじゃなく、原発に疎いので関わらない…という立場です。だから怒らないで下さい)、広東省だけでこんなに原発が集中しているというのは恐れ入った。
中国は現在、香港・マカオと広東省の9都市で「粤港澳大湾区」なる地域発展計画に取り組んでいるわけで、これは一帯一路とも深く関わってくる。
この手の中国の経済プロジェクトについて、いろいろ読んできたつもりだったけど、エネルギーの視点で見るのはおろそかにしていた。これから発展する「大湾区」…そして「一帯一路」は、14機の原発で支えられる…ということなのだろう。
これについてはまた後日、調べて記事します。
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- 今日の発見 中国の経済発展の背後に原発あり…なのかな