黒色中国BLOG

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オピネル購入ガイド(大きさに関する考察)

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子供の頃からナイフが好きで、肥後守を始め色んなナイフを使って来ましたが、最近はオピネルが気になっています。安くて、軽くて、よく切れる。非常に優れたナイフだと思うのですが、サイズがたくさんあって、どれを買えばいいのかわからない…という悩みがオピネルにはあります。

そこで、今後オピネルを購入する予定の人のためにも、こちらに私の考察をまとめておきます。

【目次】

持ちやすさとロック機構

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▲上から10番6番4番となります。

4番

4番は、旅の時に果物を切ったりする程度のちょっとした用途で使っています。刃渡り50ミリ。日本の銃刀法では刃渡り60ミリ以上の刃物は携帯禁止です

銃砲刀剣類所持等取締法 - Wikipedia

4番は主に釣具と一緒に持ち歩くことを想定しているので、このサイズにこだわって購入。ちなみに、5番は刃渡り60ミリなのでちょうど銃刀法の規制対象になります。

6番

6番刃渡り72ミリオピネルのロック機構は6番から。6番はロック機構付きのオピネルとしては最小サイズになります。

10番

そして10番ですが、これは刃渡り100ミリ。かなり大きいです。オピネルは11番がなく10番の上は12番(刃渡り122ミリ)13番(刃渡り225ミリ)となるので、現実的に携行・使用を考えると最大サイズは10番です。

ちなみに13番は…

13番がどんなに大きいものなのか…こちらの動画を見ると理解できると思います。これって「ナイフ」というより「」です(笑)。

実用的には6番から10番ですが…

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…というわけで、一般的に「オピネル」を購入する際に対象となるのは6番から10番までの間…となります。だったら、と思って6番と10番を購入してみましたけどこれが失敗でした。

6番は微妙に小さすぎ。ブレードをオープンにしてグリップを握ると、3本指だけしか握れない。小指が余ってしまいます。しっかりグリップできないという点が残念。それとグリップも細めです。手の小さい人ならこれがベストかも知れません。

10番は逆に大きすぎ。ブレードをオープンにするとこれもかなり「武器」っぽいです。グリップが太すぎて握りにくい…という欠点も。

だから、標準的な手の大きさの日本人男性が使用するなら、7番から9番の間が良いことになるわけですが、それでも3種類の選択肢がある。さて、どれにするべきか…

ベストサイズは8番か9番 

フォールディング・ナイフのスタンダードであるバックの110番。昔、これのコピーモデルを持っていたのですが、大きすぎず小さすぎずで、非常に使いやすいサイズでした。刃渡りは95ミリですから、 それに相当するのをオピネルで探すと9番(刃渡り90ミリ)になります。

オピネル - Wikipedia

▲こちらを見ると、8番が「最も一般的なサイズ」とありますから、やはり8番~9番が一番使いやすいのでしょうね。

▲オピネルの正規輸入代理店であるハイマウントのウェブサイトを見ても、色違いのバリエーションは6~8番がベースになっていたりします。

オピネルは他のフォールディング・ナイフとは違って、グリップが円筒形なので、刃渡りの割に、結構膨らみがあって嵩張ります。

バックの110番なら、ジーンズの後ろポケットに入れても大丈夫ですが、オピネルの10番だと大きすぎて困ります。8番はまだ未購入なのでわかりませんが、オピネルの形状には、こういう欠点もあります。

▲その後、8番を購入。オピネルのサイズについて、再考察しておりますので、こちらもご参照下さい。

オピネル最大のメリットはロック機構

大きさやら頑丈さを考えるとバックの110番を買っておけばよいのでしょうが、それでもオピネルには捨てがたい魅力があります。

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それはこのロック機構ですね。一旦ロックすれば絶対に大丈夫。収納時もロックして刃が不用意に出ないようになっているのも素晴らしい。

バックの110番はグリップ後部にロック機構がありますけど、何かの拍子にロックに触れて、解除してしまうことがあって(あまり頻繁に起こることではないけれど)、それが安心できません。

原始的で単純そうに見えるオピネルのロック機構ですが、これほど確かなロック機構もなかなか他に例がありません。

炭素鋼とステンレス…どちらが良いのか?

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あと、オピネルの悩みとして、炭素鋼(カーボン)とステンレスのどちらを選ぶか…という選択がありますけど、あまりこだわりがないのなら、ステンレスで何の問題もなし。実用上はステンレスの方がいいと思います。

追記:皮紐付きのモデルはオススメ

最近は、皮紐付きのモデルがあるのですね。オピネルのような実用のナイフを使う時は、グリップにストラップをつけられるようになってる方が便利です。

オピネルのグリップは木製なので、自分で穴をあければ良いのですが、やはり面倒です。

オリジナルのモデルと皮紐付きのモデルの価格差は数百円なので、最初から皮紐をグリップにつけたい、穴を開けたいと思っているのなら、この皮紐付きモデルを購入した方が良さそうです。

カラーバリーションは複数あり、サイズは7番と8番が用意されています。

オピネル改造

こんな記事もあります

▲小さ過ぎでロック機構のない4番のオピネル。でも、ナイフレスのマルチツールと組み合わせると便利な状況があります。

▲刃物の携行が厳しい昨今、「ナイフレス・マルチツール」というものがありまして、ナイフしかついてないオピネルとは真逆の道具ですが、だからこそオピネルと補完関係になれます。旅先にオピネルと一緒に持って行くと大変便利でした。

▲そもそもオピネルは簡単な構造ですから、日本にも似たようなナイフがあるのでは…と思い探してみました。

▲『ジャパニーズ・オピネル』について記事を公開したところ、ツイッターで使用者からたくさんのご意見をいただけました。

▲『ジャパニーズ・オピネル』を求めて、電工ナイフについて調べていると、海軍ナイフにたどり着きましたが、更に調べていると、海軍ナイフが凶器となって、上海で「事件」が発生しておりました。