書庫の整理をしていたら、その最深部の片隅から古いダンボール箱をみつけました。
▲開けてビックリ、中身は昔使っていた暗室道具でした。
【目次】
トライXが40%以下になる!!
▲その中に、最近フィルムカメラへの回帰を始めてからずっと探していた「必需品」を発見!フィルムローダーです。LPLの商品名は「デイロール」といいます。
いまフィルムローダーを買うとものすごく高価なので、昔使っていたのを探しださねば…とこの2ヶ月ぐらいずっと探していたのですけど、ようやく見つかりました。
▲昔は安かった…といっても、このお値段。意外と高かったのですね。
▲「トライXが40%以下になる!!」この一言に誘惑されて買ったのですよ。100フィートの長巻で買うとトライXは安かったのです。フジの白黒フィルムも100フィート缶がありましたけど、フジはフィルムベースが薄くてカーリングを起こしやすく、暗室作業の時にイライラするので、トライXがお気に入りなのでした。
▲ダークバッグにフィルムローダーを入れて、100フィートのフィルムをフィルムローダーの中にいれてやり、ここにパトローネをセットしてやって、取っ手をマキマキすると36枚分のフィルムを装填できる…というものでした。
▲上の目盛りがパトローネに何枚分巻かれているかを表示するカウンター。下のメーターはフィルムの残数です。
これでようやく白黒フィルムの撮影も本格的に再開できます。
現在、フィルムローダーを入手する場合…
日本のアマゾンをのぞいてみると…
現在、フィルムローダーを入手しようとしたら、どうすればいいのか…まずは日本の場合を調べてみましたが
▲LPLはまだフィルムローダーを扱っておりました。ただ、「デイロール」という商品名でないと検索に出てきませんし、非常に高価です。
▲「フィルムローダー」で検索するとこの2つがヒット。たぶんLPLのは、このbobinquickのOEMなのかな。形がそっくりですね。bobinquickが2万4千円以上、Lloydが1万2千円以上となっておりました。
ヤフオクの場合
ヤフオクでもフィルムローダーの出品はありましたが、中古で随分と割高な価格設定でした。常に物があるとも限らないので、こちらでは説明を省きます。
米国のアマゾン
▲米国のアマゾンだと価格は安いのですが、Bobinquickの日本への発送はなし。Lloydは日本への発送が可能です。
▲アマゾンのグローバルスタンダードシッピングだと7.48USDで日本まで送ってもらえます。
▲フィルムローダーと日本への郵送費用で合計6922円でした。意外に高いな…と思いましたが、今は円高で1ドル115.4円で計算しているからですね。
eBayの場合
▲eBayでもフィルムローダーはたくさんでてますけど、
▲これってBobinquickと同じものでしょうかね。送料込みで10847円。
▲これもBobinquickと同じっぽいですが、パトローネが5つ付いて送料込みで10686円。
いずれにせよに、日本で買う半額以下ですね。
▲1つ気になるのは、このカタツムリみたいな形をしたフィルムローダー。米国アマゾンの方にもあって、お安いのですが、送料が何故か高い。合算すると結局もうちょっとでBobinquickに手が届くので、ちょっと考えものなのですね。
B&Hの場合
かの有名なB&H。さぞかし品揃え豊富で安いのだろうな…と思っていたのですが…
▲フィルムローダーはこの1種類しかありませんでした。
▲送料込みで64.65USD。現在のレートで7179.22 円ですね。
つまり結論を言うと、
- どうしてもBobinquickが欲しければ、eBayへ。
- Lloydでよければ米国アマゾンへ。
- ただし、フィルムローダーだけ買っても無意味で、長巻フィルムも必要なわけで、それならB&Hで一緒に購入した方が安いのでは?
…ということになります。
20年以上前にフィルムローダーを購入したものからの一言を添えると、
- フィルムローダーは外に持ち出すものではないし、そうそう壊れるものでもないので、良いものが安くでていれば中古で買うのもアリかも知れない。
- フィルムローダーとは長いお付き合いになるので、数千円程度ならケチらずに納得できるものを買うべき。
…と考えます。
以上、ご参考になれば幸いです。