▲写真フィルムの終焉がまた1つ近づいてきたので、私は白黒フィルムの自家現像を始めようと思ったのでした。
カラーフィルムは更に値上がりして、入手困難になって、現像なんかも高くなりそうですが、白黒フィルムはまだまだ供給が続きそうですし、自家現像する限りは現像の問題もありませんから。
▲今日の昼過ぎに届きました。注文からちょうど1週間。英国から郵便で発送されたのでもっとかかるかな…と覚悟しておりましたが、意外と早かったです。
【目次】
大きさについて
▲ずっと中国製だと思っていたのですが(中国では同じものが中国語のパッケージで売られているので)、箱をよく見ると「Made in EU」で、スペイン製でした。
This product is manufactured using non-pollunting and recyclable materials.
…中国はこういうの苦手そうですねw
▲私が購入したのは135用(35ミリのいわゆる「ライカ判」)の小さいものです。
▲私が購入したのは、日本でLPLが販売している「5042」と同一品と思われます。
海外決済が出来る人なら(クレジットカードとかペイパルとか)イーベイから購入した方がおトクです。
▲箱の中に入っているのはこの2つだけ。
▲現像タンクがどれぐらい小さいものか…この写真ではわかりにくいので、大きさの比較になるものはないかと探してみると…
▲最近、日本のどこの家庭でも1つはあるだろうと思われるラオガンマの玉葱辣油を横に置いてみました。大体の大きさがおわかりいただけたかと思います。
分解してみると…
私は以前、白黒写真の自家現像をしょっちゅうやってましたけど、実は焼付だけで、フィルム現像の経験は中学の写真部でしかやったことありません。
ベルト式の現像タンクを使ってましたけど、面倒だし、キレイにできないし(ムラが多かった)、ホコリはたくさんつくし、カーリングするので(フィルム・ドライヤーのかけすぎ?)、その後自分で引き伸ばし機を買って自宅で始めた際、フィルム現像はカメラ屋さんに頼んでいたのです。
昔だと白黒の現像って1本で300円だか350円ぐらいだったかな。
自家現像だと安くなるといっても、安いながら薬品代もかかるし、手間を考えたら、カメラ屋さんに出した方が手っ取り早かった。
ただ、いつかはちゃんと自分でフィルム現像を全部できるようになりたい…と思っていたのを、ずっと先延ばしにして今に至るので、このままフィルムがなくなって、中学生時代以来の「宿題」が未完のままにならないよう、フィルムが消失する前に、マスターしておこうと思ったのでした。
▲赤いフタはタッパーウェアのフタみたいになってまして、下の黒いタンクに密閉して取り付けられます。
▲赤いフタの裏側。そのまんま大きなタッパーウェアです。
▲薬品の注ぎ口。中心の突起はフィルムリールを回転させる棒。
▲棒はカンタンに外せます。
▲ねじ込みのフタを開けると中にはフィルムリールが。
▲リール中心に何か見えますけど、アレにさっきの棒の先端をひっかけて回すわけです。
▲裏を見ると「MADE IN EC」の文字。
▲私はベルト式しか使ったことないので、このタイプの現像タンクでどうやってフィルムを取り付けるのかわからなかったのですが…
▲いまだによくわかりませんw
どうもこの溝みたいなのにフィルムを滑り込ませる?のかな。
▲この小さなパチンコ玉みたいなのは何をするものなのか。
▲説明は全て外国語。英語ぐらいは辞書引きながらだったらわかるのかなぁ…
動画による使用方法の解説
YOUTUBEで調べてみたら、使い方の動画がありました。
両方共、私が購入したのと同じAPの大きい方の現像タンクを使った解説ですが基本は一緒でしょう。
▲こっちの方が画質はキレイ。
▲ただ、わかりやすさならこっちかな。3分50秒ぐらいからフィルムを巻き込ませる実演が始まりますけど、こんなにカンタンに巻けるとは!
ただ、まだ薬品とかは用意してないので、まずは他の必要なものを取り揃えようと思います。