今年の4月からずっとプログラミングとIoTの勉強をやる!と繰り返し言って「やるやる詐欺」になってましたが、年の暮れが近づいて、ようやく着手できました。超初心者の私にラズパイは難しすぎるので、まずはIchigoJamでがんばります!😁#IchigoJam #STEM #IoT pic.twitter.com/w92hJlGNai
— 黒色中国 (@bci_) 2017年11月16日
ツイッターでずっと「やるやる」と言い続けておりましたが、ようやくスタートできました。
でも、どうして「中国専門」の黒色中国がこんなことを始めるのか?なぜIchigoJamなのか?という諸事情を、こちらに書いておこうと思います。
技術のことをもっと知りたい
私はほぼ毎日ツイッターで、中国の話題をつぶやいていますが、最近は中国の技術の進歩について触れることが多くなりました。そういうニュースが多いのと、私自身も中国で技術の進歩を目の当たりにする機会が少なくないので、事実を事実として、お伝えするわけですが、愛国的な人々にとっては、私が中国を持ち上げ、日本をバカにしているように見えるらしく、たびたび嫌がらせを受けております。
そういうつもりは全くないのですが、昔の中国を知っている私からすれば、今の中国の進歩はスゴイと思う。ただ、それが技術として、具体的にどうスゴイのかはよくわからない…私は理系の人間でもないし、正直いって技術的なことはわからないのですね。
又聞きやニュースの受売りで、スゴイ!スゴイ!と言っているのは怠慢ですから、コンピューター関係の分野にしぼって、自分で基礎を学ぶことはできないだろうか…と考えるようになりました。
技術への理解がなければ、これからの中国について正確に語ることはできないだろうし、これからの日本人としても、技術への理解は必要不可欠だろう…と考えるからです。
ラズパイを見送った理由
それで、冒頭のツイートで書いた「ラズパイ」に着目したわけですが、ラズパイとは…
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▲こういうものです。これを1つ買って、まずはプログラミングやIoTの勉強を始めてみようと思い、半年ほど様々な検討をしていたのでした。
ラズパイは教本がたくさんあって、関連のハードも充実しているのですが、私みたいな完全な初心者からすると、選択肢が多いと返ってどれを選んで、どこから着手すればいいのか…さっぱりわからなくなりました。
それに、ラズパイ本体は何千円ですけど、これのハード類をいろいろ買い足していくと、 結構な金額になってしまいます。それに教本も結構高価なのです。
「IchigoJam」という選択肢
今年は春から秋にかけて、仕事で忙しいのが決まっていたので、時間の余裕ができる11月まで購入を先延ばしにしていたのですが、そうしている内に試行錯誤を繰り返し、もっとカンタンに始める方法はないのか…いや、何が何でもラズパイである必要はないのでは…と考えるようになりました。
そこで、IchigoJamというのを見つけました。
IchigoJamはラズパイの半額以下で買えます。ラズパイは最初の設定が大変そうだし、LinuxとかPythonを覚えるのも大変そうですけど、IchigoJamはBASICで動きます。BASICなら小中学生の時にちょっとやりましたから、とっつきやすいです。
それと、IchigoJamは小学生ぐらいを対象にしているようで、教本の内容もカンタンです。しかもIchigoJamの教本は種類が少ないので、ラズパイのように教本が多すぎて、どれを選んだらいいのかわからない…という贅沢な悩みもないのです。
私の技術に関する理解は小学生以下なので、いきなりラズパイを始めるよりも、まずはIchigoJamで初歩の初歩から勉強して、ラズパイはその後でもいいんじゃないの…と考えました。
IchigoJam T(組み立て済み完成品)
▲というわけで、早速購入してみましたけど、サイズ的にはクレジットカードよりも小さいです。左下に「PWR」と見える端子がありますけど、マイクロUSBで電源供給します。
▲テレビにつないでUSBで電源供給しても何も写りません…おかしいな…と焦りましたが、この「SW1」というのが電源のスイッチになってまして、この黒い棒を左に動かさないと起動しません。
▲ディスプレイへの接続は懐かしのビデオ端子…RCAってやつですね。
これが結構クセモノでして、昔よく見た端子ですから、使えるディスプレイはいくらでもあるだろう…って思ってたら、我が家で対応しているのは液晶テレビだけでした。
古いテレビは全部処分したし、PCをつないでる液晶ディスプレイにRCAはついてない…とりあえず動作確認は液晶テレビにつないでやりましたけど、我が家の液晶テレビは大きいし、居間においてあるので、そこでずっとIchigoJamをつないで操作するのはちょっと面倒なのですね。現在、対応を考えているところです。
▲大きな赤いLEDがついてます。さっそくBASICでLEDの点灯(Lチカ)をやって無事成功しました。中学生の頃に学んだBASICの知識だけで、カンタンなことならすぐできちゃうのは、やはり心強いです。
▲目下の問題はキーボード…私が購入したのはIchigoJam Tという新しいタイプですが、キーボード端子はUSBになってます。ブルートゥースキーボードは4つ持っているのですが、USBキーボードは、メインのPCで使っているもの1つだけですから、新たに購入しなくてはいけません。
▲IchigoJam Tでは、ICソケットがオマケでついてきます。これを挿しておくと、CPUピン配置のシールを貼ることができて、どれがどのピンなのかわかりやすくなります。
IchigoJamを購入した時についてくる説明書きでは「ICソケットを取り付ける場合は、足を曲げたり、はんだ付けしたりして固定してください」とありますが
▲こちらによると、
IC ソケットは半田付けせず、四つ角のピンを曲げて下さい。
…とあり、ちょっと迷いましたが、四つ角のピンを折り曲げてみたら、ちゃんと固定できました。
* * ** *
こういう初歩の初歩から始めて、「中国の技術がスゴイ」のなんたるかを理解してやろうじゃないか!…というのだから先の長い話ですが、受売りで「スゴイ」と言ってるよりも、それに怒り狂う愛国心溢れる皆さんの罵声を聞かされているよりも、とりあえず初歩からでもコツコツと学び始めた方が、ずっと建設的で前向きだと思うのですね。
あまり他の皆さんの参考にならない、初心者のタワゴトではありますが、だからこそ、私と同じような初歩の初歩もわからず、最初の一歩を踏み出せずに躊躇している人の参考になるのでは…と考えました。このシリーズはこんな感じでしばらく続きます。
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