▲IchigoJamのディスプレイ問題はこれで解決したはずでした。Nexus7+EasyCapでコンポジット対応の7インチディスプレイにするというのは秀逸な解決方法のはずなのでした。
しかし、世の中甘くないもので、EasyCapの電源供給をNexus7から行うし、EasyCapの接続中はNexus7に充電ができない。そのため、1時間ぐらいしかバッテリーが持たなかったのです…(´Д⊂グスン
バッテリー内蔵のモバイルディスプレイは別に存在するので、どうしてもIchigoJamで「ノマド」したいのなら、それらの製品を用意するしかありません。
スタバでMBA(Macbook Air)を開いてドヤる…というのがあったけど、私はこのIchigoJamをスタバに持ち込んでドヤってやろうと画策しております(^^) #IchigoJam https://t.co/vngpcaiVxR
— 黒色中国 (@bci_) 2017年11月18日
▲せっかく、こんなツイートをして調子に乗っていたというのにw
しかし、IchigoJamでのプログラミング&電子工作の学習は、自宅内で行うことが多いので、別にバッテリー内蔵のディスプレイでなくても構いません。
何か方法はないものか…と試行錯誤している内に「USBシリアルコンバータ」なるものを使えばPCのディスプレイにIchigoJamの映像出力が出せるのがわかってきたのでした。
【目次】
USBシリアルコンバータとは?
単純に言うと、USB経由でIchigoJamとPCをつなぐためのものです。これについてはIchigoJam関連のサイトや書籍を読むと書いてますので、詳しい話はそちらに譲ります。
▲USBシリアルコンバータはIchigoJamを使う上で必須のデバイスの1つです。これがないとファームウェアのアップデートも出来ません。というわけで1つ購入しておきました。
▲私が入手したのはこちらと同型のものと思われます。
同じようなものがアマゾンなどでも売ってます。

USB2.0 TO TTL 6ピン シリアル?コンバータ UART モジュール CP2102 STC 6ピンケーブル
- 出版社/メーカー: GAOHOU
- メディア: エレクトロニクス
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▲こちらはIchigoJamでも使えるようです。
コメント欄にIchigoJamでの使用事例があがってます。
IchigoJamとPCを接続する
▲私がこのUSBシリアルコンバータを選んだのは、ピンに対して「TXD」「RXD」「GND」などの文字がハッキリわかりやすく書いているからです。
▲ちなみに裏はこうなってます。
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Rasbee オリジナル CP-2102 シリアル変換モジュール USB2.0 - TTLモジュール 6ピン CP2102 STC PRGMR 1個 [並行輸入品]
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▲こちらの商品が同じもののような気がするのですが、断定できません。だれか人柱になってください(^^)
USBシリアルコンバータとIchigoJamの間はブレッドボード・ジャンパーワイヤーでつなぐ必要があるわけですが、
▲ブレッドボード・ジャンパーワイヤーのメスーオスが3本必要になります。大事なことなので2回書きますが「メスーオス」です。
▲アマゾンだと20cmのが40本セットで売られています。複数の販売業者がいるようですが、送料と納期にご注意ください。
▲IchigoJamとPCとの接続に使うのは、私のUSBシリアルコンバータの場合は真ん中の3つだけです。
▲ジャンパーワイヤーのオス側をIchigoJamのGPIOに挿します。挿し位置は、
- GNDの線はGNDの穴に
- TXDの線はRXDの穴に
- RXDの線はTXDの穴に
…となります。最初は恐る恐るですが、一度やれば簡単です。
これでUSBシリアルコンバータをPCのUSBポートに挿してやればいいわけです。
ドライバーについて
私が購入したUSBシリアルコンバータは「CP2102」というチップが搭載されているもので、PCで使用するにあたって、このチップのドライバーが必要となります。
▲私はこちらからダウンロードしたドライバーをインストールしました。マック版、リナックス版、アンドロイド版もあります。
PCでIchigoJamを操作するアプリ
IJUtilitiesというのがありまして、
▲こちらで配布されていますけど、私みたいに初心者でとりあえずIchigoJamをPC経由でサクッと使いたい…という人にとって、こちらのアプリは高機能過ぎました。
それに、何回か使っている内に、起動してやってもIJUlititiesの画面が表示されなくなり、何が間違っているのかよくわかりません。
IJKB for IchigoJam
他に方法を探して、試行錯誤してみましたが…
▲こちらのアプリが非常に使いやすかったです。PCの画面にIchigoJamの画面を表示できるし、PCのキーボードでIchigoJamを操作できます。私が欲しかったのはこういうシンプルなアプリなので、丁度良かったです。
▲IJKBを起動させると、こんな画面が出てきます。IchigoJamをUSBシリアルコンバータ経由でPCに接続した状態で、上の方にある「接続」ボタンを押して下さい。
▲すると、「接続」がグレーアウトしました。これでIchigoJamが繋がっている状態です。そこで次は右中央の「モニタ」ボタンを押して下さい。
▲新しくウィンドウが開いて、こちらにIchigoJamの画面が表示されます。
▲「IchigoJam」という文字が無限に表示されるプログラムを作ってみました。
▲実行してみましたが、なぜか「run」より上の部分がスクロールアウトしないでそのまま残ります。最下行だけ書き換わっているような状態。
▲「CLS」命令で画面をクリアしてから実行…「IchigoJam」が並びましたけど、一番上の「run」がスクロールアウトしません。なぜでしょうね?TVにつないで表示すればこうはならないのですが。
たぶん、あまり早い画面描写には追いつかない?のかも。
▲IchigoJamの教本『みんなのIchigoJam入門』第2章11節にあるランダムで星を表示するスクリーンセーバー(34頁)を実行してみたところ、こちらは特に問題なく表示されました。
画面描写に若干難ありですが、これは設定を変えれば解決するのかも知れません。とりあえず、この組み合わせで使うのが一番楽できるので、これでIchigoJamの勉強を進めようと思います。

みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
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▲こちらの教本はとてもわかりやすく、プログラミングと電子工作の両方が学べます。オススメです(^^)