やはり、「日本で稼いで海外で使う」という生活を確立するのがベストだな。これから1割の消費税を払うことを考えたら、LCCのチケットぐらいすぐ買えるだろうし。
— 黒色中国 (@bci_) October 17, 2018
昨日、何気なくつぶやいたこのツイートが、変にウケが良かったので、こちらでちょっと簡単に追記してみようと思います。
【目次】
- そもそも日本では高い関税がかかっているものがある
- ユニクロの服は割高でした
- カメラの購入は不向きだけどレンズは…
- 最近の香港行きのLCCは安い
- 最近の香港のホテルは安くなった
- どれぐらいの金額の買い物をすれば香港が有利なのか
そもそも日本では高い関税がかかっているものがある
▲こちらのブログ記事でも書きましたけど、輸入革靴は40%ぐらいの関税がかかっておりまして、これからはそれに消費税10%が加算されるわけです。上掲のブログ記事は長すぎるので最近の事例で簡単に説明すると
▲こちらは私が最近購入したクラークスのデザートブーツ。香港のモンコックで購入。700香港ドル(今のレートで10,049 円)でした。
これと同じものが日本でいくらなのか…ということなのですが、安くて1万3千円ぐらいから(ただしサイズが全てあるとは限らない)、高いと2万半ばぐらいになります。
クラークスのデザートブーツってスエードが基本なので、レザーのものはモノが少ないです。香港は旧英国植民地ということもあってか、クラークスを扱う店が多くて、品揃えも豊富だったりします。
日本の税関は靴の輸入に厳しかったりしますが(イーベイで中古の革靴を買っても課税対象になるとかならないとか)、香港に行ったついでに買って履いて帰ってくる分には、課税された経験がありません。
このように、「消費税10%+日本で関税が高い商品」を購入するのなら、フリーポートで税金がかからない香港で購入するとかなりお得…というわけです。
※ただし、クラークスの靴は日本でたまに大安売りしていることがあるので、香港で買うのが必ずしも安いとは限らないのですが。
ユニクロの服は割高でした
上記のような考えで、香港に行くついでにいろいろ購入しておけば、節約できるかな?と思って調べたことがあるのですが、ユニクロの服は香港で買うと消費税がなくても割高でした。日本の消費税込みの値段より大体5%ぐらい高いのかな。
まぁ、わざわざ香港に行ってユニクロの服を買う必要はないわけですが。
他に有名なブランドの服で日本で買うよりお得なものはあるかも知れません。
残念なのは、この手の価格情報って、香港では思ったほどネットにのってなくて、実際に行ってみないとわからないことが多いことですね。
カメラの購入は不向きだけどレンズは…
私はニコンのカメラしか買わないので他社は知りませんけど、ニコンのカメラの保証は購入国だけでしか使えません。つまり香港で新品を購入して1年保証ついてても、日本に持ち帰って使っている時に問題が出た場合、保証対象にはならないのです。
でもなぜか、レンズは国際保証になってまして、香港で買っても日本で保証が受けられます。
これは購入時期や製品にもよるんですけど、カメラは日本で買った方が消費税込みでも、香港より安く買えるように思います。それと、延長保証なんかも込みで考えると、日本で買った方が有利なのかな…と。
レンズはよっぽど外れを引かない限り、初期不良とかありませんので、1年保証あれば充分なのかな…と思いますけど、レンズも日本の方が香港より値引きしていることが少なくないように思いますね。
それと、腕時計なんかも、香港だと大体は日本よりお安く買えることが多いです。
最近の香港行きのLCCは安い
日本と香港を結ぶLCCは安くて、私は最安で1万4千円台で往復したかな…時期によって変動がありますが、運良く安いチケットが買えたらお得です。
最近の香港のホテルは安くなった
中国人観光客が大量にやってくるようになってから、香港のホテル代は高騰したんですけど、最近は落ち着いてきたのと、安いホテルが増えたこともあって、以前より選択の幅が広がった…ように思います。週末は高騰するけど、平日だとかなりお安いです。
ホテル予約サイトは色々ありますけど、私はBooking.comのシステムが使いやすいのでよく利用しています。上掲のリンクは英語表記になってますけど、日本語対応です。
どれぐらいの金額の買い物をすれば香港が有利なのか
© 2004 Ángel Riesgo Martínez
単純に考えて、LCCの往復チケット+ホテル代で5万円ぐらいになった場合、50万円分の買い物をしないと、「消費税分」を浮かせられるメリットがないわけです。
ただ、靴の件で申し上げたように、「日本で買うと関税が高い」ものがありますから、それを含めてお得な買い物ができると、50万円以上の高額商品でなくても、香港で買い物した方がお得…ということになります。
それと、香港で安く売っていたとしても、ハンドキャリーで持って帰ることができるものでないと意味がない。そうなると、主にスマホや腕時計、宝飾品になりますね。テレビ、洗濯機、冷蔵庫、クーラーなんかは安くてもハンドキャリーするのが大変ですから。
だから、なんでもかんでも、香港で買う…というのは無理なんですけど、消費税10%ってやっぱりキツイですから、今後は香港での買い物が増えそうです。
昨日のツイートの反応を見ていると、これからの消費税10%時代を迎えるにあたって、新しい時代の資産防衛術や、買い物の知恵が発達するように思ったのでした。