香港の新幹線
以前、香港の街中を歩いていると、こんなお店をみつけました。
看板に大きく「新幹線」と書いています。一体何の店なのか…近寄ってよく見ると、テイクアウト専門の刺身専門店でした。
「刺身」と「新幹線」は、何の関係もないのでは…と不思議な気分がしたものの、新幹線には「速い」という印象があるので、ネタの新鮮さとか、配達が速いとか(この店が配達をしているのかは不明ですが)、そういうイメージを店名に持たせているのではないでしょうか。
マカオの新幹線
マカオにも「新幹線」の看板はありました。
こちらは旅行社でした。カラーリングがなんとなく新幹線っぽい(笑)。日本旅行専門ではないけど、マカオ人も日本への関心は高いので、日本のイメージを店名に持たせたのでしょうか。仕事が速そうな印象があります。
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香港やマカオで、初めてこの手の看板を見た時は、「どうして新幹線なんだよ」と怪しげに思いましたが、あちらで「新幹線」は、すでに鉄道とは切り離されて、「速さ」や「高品質」を象徴する言葉になっているのではないでしょうか。
華人向けの製品やサービスなどの名前に「新幹線」をつけるのは、商標権の問題さえクリアできれば、面白い選択肢かも知れません。
- 作者: 吉川雅之,倉田徹
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2016/03/25
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