今年の黒色中国は「写真」に力を入れようと思い、とにかく手持ちのフィルムカメラ全てを1度はフィルムを入れて撮影してみよう…ということで、片っ端に(実は台数がかなりある)撮影をしているのですが…
防湿庫の片隅から、ついにコイツがでてきました(^^)
▲「ローライ35LED」といいまして、二眼レフで有名なローライフレックスを作っている会社が、生産していた35ミリフィルムを使用するコンパクトカメラです。
昔、東京で働いていた頃、仕事の行き帰りや移動の際に、「これは撮っておきたい!」と思う光景に出会うことがよくあったので、軽量・コンパクトでマニュアル操作が出来て、良いレンズと露出計が付いているカメラ…というのを探していたら、これになったのでした。
シャッタスピードは三十分の一秒から。スローシャッターがないわけですが、昼間のアベイラブルライトでの撮影がほとんどで、暗すぎれば小型ストロボをつけるので、スローシャッターは要らないのでした。
それと、距離計も付いてません。目測で距離を合わせて、絞って被写界深度で撮るから距離計は不要。大体、それでピントは合ったし、それで間に合うような写真しか撮らなかったので、問題ありませんでした。
▲巻き上げレバーは左、シャッターボタンは右。この手の古いカメラを使うと、左手が失業することが多いのですけど、このカメラだと右手も左手も均等に「仕事」があって、このカメラで撮影を続けると、体のバランスが良くなった気分?になれたのでした。
それと、シャッターロックもシッカリしてて、持ち歩いてもウッカリとシャッターを切ってしまうことは皆無でした。
▲ホットシューはカメラの下側にあります。だから、ストロボを差して使う時は、影が上向きに出ないように、カメラを天地ひっくり返して使います。そういうのもひっくるめて、徹底した合理主義&だけどデザインはカワイイ…というのがこのカメラの魅力です。
▲レンズはトリオター40ミリ/f3.5。小さいけどシッカリ写る。カラーの発色が良くて、特に私が愛用していたアグファのフィルムとの愛称が良かったです。
レンズ鏡胴とボディの間のリングがシャッタースピードのダイヤルですが、「250」と「500」の文字が少しかすれてますよね?
▲それと、フィルムカウンター窓の右の内側が曇ってて、それで安く買えました。確かイーベイで米国から180ドル(送料別)で買ったかな…。
▲軍艦部中央のモッコリは露出計用の電池室でして、昔は水銀電池を入れてたみたいですが、今だとアダプターをつけて、SR-43かLR-43を4つ入れて使います。こういう電池室を開け閉めする時は1円玉がベストです。材質がアルミでやわらかいから、フタを傷めないのです。
▲中にはSR43が入ってました。たぶん10数年以上前のもの。一応、露出計は反応するし、液漏れはなかったけど、新規に使い始めるにあたって新しい電池にします。
▲とはいえ、ダイソーの安物ですけどw
SR43とLR43は別の電池ですが、同じカタチで似たよう電圧なので、あまり厳密な動作が必要でなければ、どっちを使っても大丈夫みたいです。
▲ローライ35LEDの露出計を動かすだけだし、かなりアバウトな露出計なので(結局、少々ズレがあってもフィルムのラチチュードで補正出来てしまう)、安く買えるLR43にしました。
▲電池を新品に変えてやると、露出計のLED(ファインダー内のLEDが光る)がシッカリと光るようになりました。フィルムを入れる前にシャッターを切ってみましたけど、全速とも良好みたいだったので、たぶん問題なく使えるはず。
しばらくはこれを持ち歩いて、日常の風景を撮ってみようと思います。
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▲私が購入したアダプターはこちら。関東カメラサービスの電池アダプターって安くないけど、他社のものと比べて作りはやっぱりいいですね。