子供の頃からスギ花粉症に苦しめられている私の結論としては、室内に居る時の対策をシッカリしておくと、花粉症の苦しみは大幅に下げられます。
そのための方法は…
- 侵入を防ぐ
- すばやくカンタンに拭き掃除
- 加湿で飛散防止
の3つです。以下、ご説明します。
【目次】
屋外から侵入する花粉を防ぐ
ドアや窓は極力開けない
帰宅時のドアはすばやく入ってすばやく閉める。
窓は極力開けない。そこから花粉が入ってくるからです。
そしてカーテンはなるべく閉じておく。
空気の入れ替えなどで窓を開ける時も、カーテンだけは閉じておく。そうすると、直接は花粉が部屋に入ってこないので、かなり症状を押さえられます。
そしてドアや窓の周辺はなるべくマメに拭き掃除しておくことです。
目張り
部屋のアチコチをチェックして、隙間風の通り道になっている箇所があれば、目張りします。養生テープだと、剥がしてもアトが残らないので、便利です。
すばやくカンタンに拭き取る
私は掃除機よりも、フロアワイパーを使っています。 いわゆるクイックルワイパーの柄の部分ですね。ウェットシートを使ってもいいけど、ぞうきんで十分です。
ドアや窓の開け締めや、外出時に衣服や髪に付着した花粉が床に落ちて溜まっている。これがたまに舞い上がって吸い込んでしまうわけで、マメに拭き掃除をやるだけで、かなり改善します。
ただ、掃除機をイチイチかけるのは準備が大変だし、掃除機自身が、部屋の空気をかき混ぜて、花粉を舞い上げてしまっているので、やっぱりフロアワイパーでの拭き掃除が一番です。気になった時にすぐ使えますので。
直接手を使って雑巾がけをすると、しゃがみこむので、顔を床に近づけることになり、その時に花粉を吸い込んでしまうので、フロアワイパーは必需品です。
コツとしては、
- 帰宅直後や窓を開け締めした直後には拭き掃除をしない。しばらく室内の空気が落ち着いて花粉が床に落ちるのを待つ。
- スプレーボトルで水を散布する。これで花粉の飛散を止める。
- フロアワイパーで拭き取る。
それと、床以外にも、机やテーブル、家具の上などををマメに拭いておくのがベストです。
▲私が使っているフロアワイパーはこれ。一番安いもので十分です。
▲ぞうきんは、百均で売っているもので十分です。
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▲ぞうきんだと、使用後に洗うのが面倒なので、ウェットシートを使う手もあります。
室内で花粉が舞い上がらないようにする
どれだけ掃除しても、室内の花粉をゼロにできませんが、加湿で舞い上がるのを防げます。目安としては湿度70%以上。用意するものは以下の3つ。
- スプレーボトル(100均で売っているのでOK)
- 湿度計(100均で売っているのでOK)
- 加湿器(安いのでOKですが要注意)
以下、説明します。
スプレーボトルと湿度計
▲まず、床に落ちている花粉は湿らせると舞い上がりません。拭き掃除をする時間すら取れないけど、とりあえず花粉が舞い上がるのを止めたい…という時に、スプレーボトルで水を撒くわけです。
そして、私の経験上、湿度70%を切り始めると、花粉が舞い上がりやすくなります。
百均の安物で十分なので、部屋の見やすい場所に設置し、70%以下になりはじめたら、加湿量を調整する。加湿器の蒸気が届きにくい場所や、加湿器本体から遠い場所…部屋の全体をむらなく加湿する時、急速に湿度をあげたい時にスプレーボトルでの水散布は効果的です。
加湿器
▲私が愛用しているのはこれ。微妙な大きさですけど、迷ったらこれを買って下さい。価格がたまに変動して7000円程度ですけど、安い加湿器は小さくて使い物になりません。ヴィックスのスチーム式加湿器だと、8畳ぐらいの部屋だったら十分カバーします。
ヴィックスの加湿器はちょっと変わってて、水の中に塩を入れて、電極棒で反応させて、加熱する…というタイプ。最初は半信半疑で「こんなのでどうして加湿できるの?」と思うのですが、ちゃんと蒸気が出ます。塩の量で蒸気を調節できます。
超音波式だとアチコチにカルキが付着してやっかいです。電熱で蒸気を出すタイプはヴィックスより構造が複雑でお手入れが面倒。タンクが小さくて、丸一日使おうとしたら5回ぐらい水をいれてやる必要があります。
その点、ヴィックスはほぼメンテフリーで水も大量に入ります。塩は毎回入れる必要はありません。どうやら、水は蒸発しても、塩はタンク内に残ってる?みたいな。たまに、蒸気の出が悪くなるので、その時は塩を足してやってください。
ノドとお肌のケア
花粉症はどれだけ対策を講じても、ゆっくりと全身を蝕んでいくものなので、身体のケアが大切ですね。4月に花粉が終わるまでの間、外出を最小限に押さえて、どうしても外出が必要な時は曇りか雨の日を選んで、体力を温存して、健康状態を保つのが肝要です。
まず、ノドですけど、花粉症シーズンに入ると、どれだけ気をつけても、ノドが少しづつ傷んできます。私の場合だと、シーズン後半には荒れすぎて出血するぐらいです。だから、のど飴とかを舐めて粘膜を保護した方がいいですね。
▲私の場合だと、枇杷膏(ビバガオ)を使っています。ビワの葉エキス、ハチミツ、ハッカなどが入ってて、身体を内側から温めて、傷んだノド・鼻を優しく守ってくれます。中国だとどちらとも安く買えるのですけどね…。
それと、部屋の加湿をやり始めるとわかるのですが、冬場の室内って恐ろしいほど乾燥してます。いくら加湿器を使って、スプレーで水を撒きまくっても、湿度が上がるのは一瞬のことで、乾燥がきつくなりすぎると、床がベチャベチャになるぐらい水を撒いても、すぐ乾燥します。
ということは、人間の身体もかなり乾燥しているはずだし、花粉症で鼻をかみまくって鼻水がたくさん出て、ノドの粘膜も乾燥して傷んでますから、水分補給をシツコイぐらいやってください。ノドが乾いたから飲むのではなくて、意識的にグイグイ飲む。冷たいものではなくて、白湯かお茶がいいです。
▲それと、アロエクリーム。これはケチケチして安物を買わずに、アロインス一択です。花粉症をやっていると、やたらと鼻をかむし、顔を洗いまくることになるので、肌の保湿成分が失われて頬や鼻周りの肌がすぐガサガサになります。
なので、一日3回ぐらいはアロエクリームをべっとりと塗りつけて、保護するようにしています。寝る前なんかにもつけておいた方がいいでしょう。
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ここまでやると、かなり改善しますし、花粉を吸い込む量を劇的に減らせます。ぜひお試し下さい(^^)
今週のお題「花粉」