今年は中国でのキリスト教への弾圧に関するニュースが多かった年ですが、
The Real China - 真实的中国: 中国家庭教会 拆堂封教又一年
▲こちらのブログ記事によれば、貴州省貴陽市最大の政府非公認の教会が12月10日に強硬閉鎖されて、700名以上の信者に礼拝する場所が無くなった…とありました。
閉鎖されたのは「活石教会」というそうですが…ググってみたら、これって「リビングストーン教会」という宗派のようです。
▲百度(中国のグーグルみたいなの)で検索してみたら「貴陽活石教会」の掲示板がありましたが…
▲「関連する法律と政策により、本掲示板は不開放」とあります。
その他、この教会の牧師に関するページも一部、削除対象になっておりました。
「強制閉鎖」の内幕
先の記事を読み進めると、二週間前に警察の捜査があった時、警察が教会の監視カメラ映像を持ちだそうとした際、この教会の牧師が持ち出しに同意せず、警察は「非法持有国家機密」(違法に国家機密を所持)という罪で牧師を刑事勾留。その他3名を逮捕。その内の2名は釈放されたけど、残りの1名は居場所すらわからない…とあります。
この記事を読むと、中国当局は単に「宗教弾圧」というよりも、この教会に出入りしている人物が、何か国家にとってよろしくない活動をしていると睨んで、捜査を始めたところ抵抗にあったので、関係者を逮捕・拘束し、教会を閉鎖した…という事情のようです。
▲こちらは既に閉鎖されていますが、貴陽活石教会のブログのキャッシュデータをサルベージできました。信徒700人以上というだけあって、地下教会の割に立派な教会であったようです。
▲こちらの掲示板に貴陽活石教会が2012年に行った洗礼式の様子が記録されています。
▲元はこちからの転載だそうですが
▲記録内容を見ると、西洋人の姿があります。たぶん、中国当局の疑いは、この教会と外国人との関与にあるように思います。
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