【中国で「金太っちょ」ネット検索不能に】『北朝鮮の金正恩氏指す“隠語”中国当局が配慮か』共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員と金氏が9日に会談したことを受け、中国当局が北朝鮮に配慮し、同国に関する書き込みの検閲を強化した可能性 http://t.co/4RV1lG6CCH
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 10月 14
中国ではネット検閲が普通に行われており、こういうことは珍しくないのですけど、金正恩氏は中国共産党の幹部でもなく、随分と過敏な対応だなぁ…と思ってニュースを見ていたのですが、やっぱり気になったので、もうちょっと調べてみるとにしました。すると意外なことがわかりました。
百度で検索してみると…
百度(www.baidu.com)は中国のネット検索エンジンで、中国のグーグルみたいなものだと思っていただければ良いと思います。そこで、「金三胖」(金太っちょ)と入力して検索すると…
本当に何も出ません(画像はクリックで拡大できます)。中国共産党の偉い人の名前もネット検閲の対象になりますが、ここまで徹底したのは珍しいでしょう。
しかし、中国人のことですから、「NGワード」を回避して検索にヒットするように工夫をしているのではないか…と考えました。そこでとりあえず、「金三」だけで画像検索をかけてみると…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
どうやら、中国のネットで、金正恩氏は「いじられ」る対象になっていたようですね。
コラであるとか、そっくりさんとか、色んな金正恩パロディが流行っているようです。
たぶん、いじりやすいキャラなので、いつしか中国で火がついたのでしょうね。
こんなに「いじられる」ところを見ると、どちらかといえば、中国のネット民に「愛されている」ような気もするのですが…
それと、中国当局がNGワード設定していると言っても、「金三」でちゃんと出てきますから、とりあえず形だけの対応をしておいた…というのが真相ではないでしょうか。
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