黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【上海逍遥2014】(3)弄堂から見える下町の生活

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▲久しぶりに店回家の西紅柿炒鶏蛋を食べられて大満足。食事を済ませて外に出ると、真っ赤な唐辛子をハサミで切っていた。こちらはたぶんお隣の四川料理屋さんじゃないだろうか。写真を撮っていると、「どうしてこんなの撮るかね…唐辛子が珍しいかね…ワハハw」とオバサンが笑った。

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▲再び、弄堂(ロンタン)を逍遥とする。弄堂にはよく洗濯物を干しているが、こちらは雨が降ってもすぐ濡れないようにするための、トタン屋根が備え付けられている。こうしたものは、他ではあまり見かけない。

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▲弄堂にはこのように洗濯物を干すためのものが、道に向かって突き出している。ここに洗濯物が埋め尽くされて、晴天の空の下で風に翻っているのは壮観である…が、この日はにわか雨がぱらついていたので、洗濯物はなかった。

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▲上海の弄堂を歩いていると、こういうツボみたいなのが、置いてあるのを見かける。これは馬桶(マートン)であろう。いわゆる「おまる」のこと。弄堂の家にはトイレがないので、馬桶を使用する。たぶんこれは洗った後で、干しているのだろう。

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▲上海の弄堂は、下水道があまり整備されていないので、こういうことになっているのだろう。馬桶は中身が貯まると、こういうところに持って行って、写真の一番右端のところに捨てる。弄堂を歩くと、こういう設備があちこちに用意されている。

「住民に利益をもたらす地域サービス」とは何か? 

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▲『黄浦区豫園街道広福居委会』…「居委会」とは「居民委員会」の略。「住民に利益をもたらす地域サービス活動を実施し…(略)…政策的業務を支援する」のが目的らしい。そういえば、門のそばに何か置いてあるな…あれは一体なんなのだ…

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▲『黄浦区豫園街道広福居委会』の門のそばを見ると…コンドームが山盛り置いてあった。タダで持って行っていいらしい。つまりこれが、「住民に利益をもたらす地域サービス活動を実施し…(略)…政策的業務を支援する」ということなのか!w

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▲ここの弄堂は、豫園の近くなので、それなりに立派な外観の店もある。今日はこういう下町の飲み屋で、酒を飲みたいと思っているのだが、日がまだ高いので、ちょっと我慢して、もう少し散歩を続けることにする。

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▲弄堂を抜けて豫園前のお土産物屋さんの通りを歩く。この周辺は、道1つ隔てて、観光地と下町が混在している。上海観光で豫園まで来ても、弄堂に足を踏み入れる人は少ないようで残念である。弄堂が観光客ばかりになるのも困ったものだが…

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▲『十元2元店』…日本で言うところの「百円ショップ」か。10元のものと、2元のものを扱っているらしい。なぜか、外国人観光客にも人気である。(続く)