黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

私がオススメする中国語を学ぶ10の方法

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ツイッターで、「中国語を学びたいのですが…」という質問が寄せられることが度々あります。

毎回同じような回答をしているので、こちらに私のオススメする中国語学習法をまとめておきます。

【目次】

1:独学しない

私に質問してくる多くの人が、独学で本を幾つか読めば中国語が出来るようになる…と考えているようですけど、そういうのはよほどの語学の天才でもない限り無理でしょう。

以前、私が中国留学していた時に、同じ大学にいた日本人留学生は第2外国語で中国語をとったけれどあまり熱心に勉強せず、あとは独学で基礎を学んだ…という人だったのですが、とにかく発音が無茶苦茶でした。中国人にも通じないし、中国語を学ぶ日本人が聞いてもよくわからない発音でした。文法も何か変だった。我流でやるとこうなっちゃうのだなぁ…という感じでした。

中国語を学び始める時は、とりあえず短期間でもいいから、ちゃんとした講師がやっている中国語講座に参加されるのがベストです。最近は授業料の安い講座もあるし、探せば無料の講座もあったりします。プロの講師に教わることで、「中国語を学ぶということは、こういうことなんだなぁ」という雰囲気をつかむのは大事なことです。

出費が痛くても、中国語習得のための「必要不可欠の投資」と思って割り切るべきでしょう。ここでお金を惜しむべきではありません。

2:NHKのテレビとラジオの講座を利用する

NHKのテレビとラジオの中国語学習番組は非常に充実しております。しかもタダです(受信料は別途かかりますが)。

昔はビデオテープで録画して見てましたけど面倒でした。今はHDDで簡単に予約録画できますから手間もかかりません。テキストも安いです。こういうのは積極的に利用した方が良いです。

3:簡体字の成り立ち、仕組みを理解する

日本語でも漢字を使うし、中国語と共通の熟語、成語は多いですから、日本人は潜在的にある程度の中国語の基礎を身につけているわけです。

ただし、現代中国語は簡体字を使用しますので、簡体字の読み書きができないと、「日本人が潜在的に知っている中国語」を役立てることは不可能です。

イチから全部丸暗記で簡体字を覚えようとする前に、「簡体字の成り立ち、仕組み」を理解しておくと、効率よく簡体字が使えるようになると思います。

早わかり中国簡体字

早わかり中国簡体字

 

▲日本で中国語学習関連の本はたくさん出ているんですけど、なぜか簡体字に関する本は少ないのですね。こちらは私が愛読したもので、古い本ですけど非常にわかりやすい内容になっています。昔は何百円で叩き売られていたのですが、最近アマゾンの古書では値上がりしてますね。図書館でも置いていることがあるので、一度目を通しておくと良いと思います。

4:中国の地理・歴史・文化を理解しておく 

私が中国語を学び始めた頃、先生が言う「シャンハイグァン…ジァーユィーグァン」というのが何のことかわかりませんでした。「シャンハイ」は「上海」なのかな…と勝手な想像をしましたが、実はこれ「山海関」「嘉峪関」で、万里の長城の始まりと終わりにある関門のことで、この2つは対になって紹介されることが多いのです。

万里の長城について基礎的な理解があれば、こんなのすぐわかることなのですが、知らないと音を正確に聞き取れても意味を理解するまで大変時間がかかります。

ジンドゥージェンダツーチーチャージー」というのも聞いて何のことかわかりませんでしたが、これは「景德镇的瓷器茶具」(景徳鎮の磁器の茶器)で、景徳鎮が陶磁器の産地なのを知っていればすぐわかることです。

だから、興味のあるなしに関係なく、中国の地理・歴史・文化を浅く広くで構いませんので、知っておく必要があります。

5:なにかにつけて辞書を引く

イタリア語を学んでいた私の友人は、家の中のありとあらゆるものに、ダイモでイタリア語での名称を打って貼り付けておりました。

ダイモ テープライター オメガ 9mmテープ対応 英数字・記号、打刻可能 DM15447

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▲ダイモってこういうものです。最近はあまり見かけないかな。テプラみたいなやつですね。

それで、電灯を点けるたびに「電灯」のイタリア語のスペルを、冷蔵庫を見るたびに「冷蔵庫」のイタリア語のスペルを覚えるというもので、部屋の中を全部単語帳にするようなやり方です。

中国語を打てるダイモはないので、アルファベットを使う外国語はいいなぁ…と思いましたが、ようするに語学学習というのはよほどの天才でもない限り、他人から見たら頭がオカシイと思われるぐらい徹底しないとなかなか身につきません。

私の場合は、休日でも遊びに行くときでもいつも辞書を持ち歩く…というのをやってました。気になったら辞書を引く。中国語での言い方を知らない物を見つけると必ず調べる…という繰り返しです。

カシオ 電子辞書 エクスワード 中国語モデル XD-G7300RD レッド コンテンツ100
 

電子辞書も小さく軽量のものがありますし、最近はスマホでも簡単に検索できるので、これはすぐにできますね。

6:チャットをする

昔は、マイクロソフトが「MSNメッセンジャー」というチャットのサービスをやってまして、今みたいに中国のネット規制は厳しくなかったので、これで中国人とやたらとチャットをしまくりました。今ならWeChatになるのかな。

www.wechat.com

真面目なメールを書くのとは違って、チャットだと普段の会話のノリで気楽に発言できますし、隙間の時間を使ってできますから便利です。

7:字幕のあるテレビ番組、映画を見る

YOUTUBEやYOUKU(中国の動画サービス)に中国語のテレビ番組とか映画がアップされていたりしますが、そういう中に、中国語字幕が入っているものが結構あります。

中国だと国土が広くて方言も強いので、いちいち中国語の字幕を入れているのが珍しくないのです。

▲たとえば、こちらは中国の料理を紹介した『舌尖上的中国』という有名なテレビ番組なのですが、全てに字幕が入ってます。

字幕を見ながら、中国人の発音を聞けるわけで、少々ナマリがあっても、字幕で意味がわかりますから、これで聞き取り能力を向上させることができます。

8:中国語学習を習慣化させる

▲こちらでも書きましたが、私は毎日CCTV(中国中央電視台)のニュースを見るのが習慣になっております。

語学学習は毎日の積み重ねが肝心」とはよく言われますが、毎日の積み重ねができるように「習慣化」するのが大変だと思うのですね。

こういうのは各人の興味に合わせて、自分でアレンジするしかありません。

最近は、日本のアニメにハマって、日本語ができるようになった中国人の若者が少なくありませんけど、彼らは毎日、日本のアニメを見ることで日本語学習を「習慣化」させたわけで、このような強い動機づけがないと、なかなか習慣化はしないものです。

中国語を学ぼうとする人はなんらかの必要とか関心があるから、学ぼうとするわけですから、その必要とか関心を掘り下げて、毎日それらに接するようにするべきでしょう。

9:自分に必要な中国語を使えるようにする

なんらかの必要があって中国語を学び始めた時に、HSKとか中国語検定を目標とする人は少なくありません。そういう検定試験も大切とは思いますが、それらの検定試験の内容は、自分が中国語を学ぼうと思ったキッカケとは無関係のことが多いのです。

たとえば、私の場合は釣りが好きですけど、検定試験に中国語の釣り用語はほとんど出てこないはずです。中国語の釣り用語、魚の名称がわからないと、中国の釣り雑誌は読めないし、中国人の釣り師とも会話が難しいでしょう。

検定試験というのは、普遍的な学力を高める効果しかありません。自分の本来の中国語学習のモチベーションを維持したり、自分が知りたい、話したいことを実現するためには、検定試験とは別で、自分で勉強する必要があります。

学校での成績は良かったんだけど、卒業したら中国語を使う機会がなく、そのまま忘れてしまった…という人は珍しくありません。または、学校では優等生だったけど、中国に行ってみると上手く会話ができない、自分の言いたいことを言えない…というケースはよくあります。

一般教養などの「お稽古ごと」ではなく、何らかの必要があって「中国語ができるようになりたい!」という人にとっては、「自分が言いたい・知りたいことを中国語で出来るようにする」必要があり、こういうことにいちいち面倒みてくれる老師や教科書や検定試験というのは、ほぼ存在しません。こういうのはただ自分で自分のやり方をみつける以外に方法がないのです。

10:とりあえず行ってみる

中国語ができなくても、中国にはカンタンに行けます。日本人なら2週間はビザなしでいけます(正確には中国到着の日から15日間です)。

中国語ができずに中国へ行く人はたくさんいるのです。最近はLCCもあるし、安いホテル、ユースホステルもたくさんあるので、それほどお金がかかるものではありません。

中国語の能力と、中国を旅する能力は全くの別物でありまして、習得するにあたって全く別の努力が必要となります。

でも、たとえば中国の軍事に興味がある人が、中国語の能力は乏しくても、中国の軍事系の博物館へ行ったりすれば、それで得られる知識や経験は大きいもので、それが中国語能力を大きく伸ばすキッカケになると思うのですね。

だから、中国に何らかの関心を持って、中国語を勉強したいんだけど…という人は、とりあえず中国へ行ってみるのが良いと思います。いきなり海抜4000mの高原地帯に行ったり、少数民族しかいない僻地や山奥へ行くのでも無い限り、中国に行くのは大して難しいことではありません。

田舎の学問より京の昼寝」といいますけど、日本で何年も中国語を学んでいるよりも、中国へ行って数日遊んでいる方が飛躍的に語学能力や中国への見聞を伸ばしてくれことはありえます。

 ▲こちらの連投では「中国に行くと色々あるんですよ」というのを私の日常を通じて表現できないかなぁ…と思ってやってみたんですけど、行くことでわかる、行かないとわからないことってとても多いと思うのです。

だから、中国に何らかの関心を持ったのであれば、「とりあえず行ってみる」というのを黒色中国はオススメいたします。