▲香港は周囲が海に囲まれているし、大陸とも繋がっているので淡水魚も豊富です。でも、売り方というのか、見せ方が日本の魚屋さんとは違います。
▲このように、片身に捌いて、血を塗って浮袋が膨らんでいるのを見せて、新鮮さをアピールします。こういう売り方は上海でも見かけるので、中華圏の特徴なのでしょう。
意外に小さい魚の心臓
▲魚の左上の方に、ちょっと黒ずんだ梅干しみたいなのが見えますけど、こちらは心臓です。たぶんこの魚はウロコから見て、コイ科のものだと思います。私は鯉釣りが好きなのですが、針にかかった時に、強い力をみせる鯉の心臓がこんなに小さいとは思いませんでした。
▲動画も撮影しておりました。心臓がドクンドクンと脈打っております。たぶん…ですけど、香港の魚屋さんにとって、心臓を傷つけずに捌いて、動いているところをお客に見せる…というのは、魚屋の技量の1つじゃないかと思います。こうやって「この魚はこんなに新鮮ですよ!」とアピールしているわけです。
一見残酷ですけど、日本でも踊り食いとかありますから、売る時に鮮度を見せるか、食べる時に鮮度を見せるかの違いですね。