【中国、貧困脱却に向けたカウントダウン開始 貧困22地区が「誓約書」】『誓約書』によって圧力を強め、この問題を『最重要プロジェクト』に格上げすることで問題解決への推進力を強め、各方面の資源と力を統一して管理し難関を突破することができるhttps://t.co/Rf8JViUeoN
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 12月 4
ところで、この中国の「貧困22地区」とは何処のことなのだろうか?具体的に調べてみることにした。
▲百度で調べた見たら、すぐに見つかった。
こちらは「百度」という中国のグーグルみたいなポータルの中にある「ヤフー知恵袋」みたいなものである。そこに掲載されている回答を抜粋すると…
■2014年国家級貧困県リスト(全592ヶ所)
- 雲南省…73ヶ所
- 河北省…39ヶ所
- 山西省…35ヶ所
- 内蒙古…31ヶ所
- 吉林省……8ヶ所
- 黒竜江…14ヶ所
- 安徽省…19ヶ所
- 江西省…21ヶ所
- 河南省…31ヶ所
- 湖北省…25ヶ所
- 湖南省…20ヶ所
- 広西省…28ヶ所
- 海南省……5ヶ所
- 重慶市…14ヶ所
- 四川省…36ヶ所
- 貴州省…50ヶ所
- 陜西省…50ヶ所
- 甘粛省…43ヶ所
- 青海省…15ヶ所
- 寧夏区……8ヶ所
- 新疆区…27ヶ所
…あれ?21地区しかない。
先述のページに掲載されていた地図をよく見ると、チベットにも赤く塗られた地域がある。しかし、先ほどのリストにチベットは含まれていない。理由はわからないが、リストから漏れているのだろう。チベットを加えればちょうど22地区になるので数は合う。
22地区、全592ヶ所と最初聞いて、それぞれの貧困地域は小さい村の単位ぐらいではないか、と思っていたのだが、地図で赤く塗られた地域でみると、かなりの広範囲になる。中国全体の何分の1かが貧困地域なのだ。ここで示されている貧困地域の実態がどのようなものか知らないが、中国はまだまだ発展途上国なのだな…と改めて思わされた。