黒色中国BLOG

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世界最高の「フルサイズミラーレスカメラ」を買いました!

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2018年は、ニコンとキャノンから「フルサイズミラーレスカメラ」が発表され、カメラの世界も新しい時代に突入したなぁ…と実感しておりました。

私は10数年来のニコンDXフォーマット派で、現在D3400を愛用していますが、ニコンZ7、Z6の発表を横目で見ながら、「これからどうしたらいいんだろ…」としばらく悩んでいたところ、やっぱり時代の潮流には逆らえず…

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私もついに「フルサイズミラーレスカメラ」を買ってしまいました(^^)

【目次】

世界最高のフルサイズミラーレスカメラの全貌に迫る

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▲レンズマウントは伝統のライカスクリューマウント。使える交換レンズは豊富にあり(たぶん世界で最も多いはず…ニコン、キャノン、ソニーのフルサイズミラーレスにも負けませんw)、このマウントのレンズは、我が家にも何本か転がっております。

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▲シャッターは信頼の機械式。シャッターユニットはかの有名なコパル社製です。イメージセンサーはもちろん35ミリフルサイズ…ニコンでいうところのFXフォーマットにあたります。見れば分かるように「ミラーレス」です。

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▲「ミラーレス」どころか、液晶画面もありません。ずいぶんと傷だらけですけど、中古で購入しましたので…でも表面のゴムが劣化しているだけだから、機能には影響ありません。

自由度の高い拡張性、人間重視のインターフェイス

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▲液晶画面どころか、ファインダーだってありません。

交換レンズに合わせて、好みのビューファインダーを取り付けられます。アクセサリーシューに適合するなら、社外品でも構いません。極めて自由度の高い拡張性、ユーザー重視の設計です。

ビューファインダーは光学式のみに対応で、EVF非対応なので撮影した画像にパララックス(視差)が生じますが、それは人間が頭部に内蔵している高度なコンピューター(「脳」ともいいます)で補正すれば良いわけです。

ちなみに、このカメラはAF非搭載ですが、目視で測距して被写界深度を利用してピントを合わせますから、慣れるとどんな最新のAFよりも素早いフォーカシングが可能なのです。

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▲露出計に電池を使いますけど、このカメラは基本的に手動ですから、重たいバッテリーも必要ないし、充電のことで悩まされることもありません。デジカメを使いだしてからチベット高原の電気のない村に行った時には、充電で泣かされましたけど、このカメラだとその心配はないのです。電源スイッチはなく、このレバーを予備角に開くと撮影可能になり、瞬時に露出計が起動します。

シャッタースピードは大きなダイヤルで調整します。視認性が高く、操作性バツグン。手袋をつけたままでも操作できるのです。

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▲内蔵露出計はISO25~1600まで対応。ストロボはシンクロ接点経由なので、これまたメーカーに関係なく、シンクロ接点に対応しているストロボならなんでも使えます。

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▲最近のミラーレスカメラは情報過多でゴチャゴチャして見にくいですけど、このカメラの露出は3点LED表示による定点合致方式。一目でわかるグラフィカル表示で非常にわかりやすくなっています。

撮影者のセンスを最大限に活かせる測光システム

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▲測光システムは、このように自分が好きなもの…社外品も使って良いのです。なんと自由なのでしょうか!

慣れると、露出計なしで目視で光を読んで、露出を決めて撮影できるようになります。カメラがコンピューター仕掛けで露出を勝手に決めるんじゃなくて、撮影者が自分で露出を決めるのです。作品づくりに撮影者のセンスが最大限に反映される人間重視の設計思想に基づいて開発されたカメラなのです。

世界最小・最軽量!

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▲非常にコンパクトサイズで、幅135.5ミリ✕高さ78.5ミリ✕厚さ33.5ミリ、重さはたったの320グラム!

イチイチ細かいデータを比較しようとも思いませんが、たぶんニコン、キヤノン、ソニーのフルサイズミラーレスカメラよりも、ぶっちぎりで最小・最軽量じゃないでしょうか?

驚きのコストパフォーマンス!

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▲そしてこのフルサイズミラーレスカメラは、価格はなんと1万円。現在は中古でしか買えないのですが、一応今でもメーカーで正規のメンテナンスをしてもらえるし、パーツがあるなら修理もしてもらえます。

修理が面倒で費用がかさむようなら、中古市場にたくさん出回っているので、ちゃんと動くのを買う方が手っ取り早い…という手もあります。

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▲このカメラは、正確にはイメージセンサーも非搭載でして、イメージセンサーとメモリーカードが一体になっている「フィルム」というものを使用します。

この記録メディアは最近問題になっているSDカードみたいにニセモノ騒動とか、データが突然消えるとか、そういう心配がありません。カメラがフリーズするなどのトラブル、ファームウェアのアップデート…という面倒もありません。

でも、フィルム代と現像代もかかるから割高じゃないの?」という声が聞こえてくるような気がしますが、もし現在、ニコンZ7(本体のみ)を購入すれば、最安でも31万円は下りません。

私が購入したフルサイズミラーレスカメラは1万円ですから、差し引き30万円をフィルム+現像代に当てればよいわけです。最も安い現像所で1本300円程度だそうですから、安いフィルム代と合わせて700円ぐらいとして考えると、428本も撮れますよ。枚数でいえば15408枚。ロバート・キャパが生涯で撮影した写真は全部で約7万枚だそうですから、1万5千枚も撮影したら、とりあえず1枚ぐらいは歴史的な名作が撮れそうですね。そしたら大金が手に入って、フィルム代・現像代なんかいっきにどうでもよくなりますよ。

しかもそんなに現像出しに行ったら、現像所やカメラ屋の店員(それはカワイイ女子かイケメン男子かも知れない)と顔なじみになって、いろいろ教えてもらえて、写真やカメラの話もできるし、友達だって増えるし、恋人だってできるかも知れない。いまどき30万円でそこまで幸せになれることなんかありますか?…超コスパ高い!

もしフィルムをデジタル化したければ、現像の時に同時にやってもらう手もあるんですけど(大体費用は300円から500円程度。フィルム現像したらタダで付くところもあるようですが)

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▲スキャナを買ったら自分でもフィルムのデジタル化ができるんです。このGT-X820なら中古で1万円しません。

え?最初からデジタルカメラ買っておけば、そんな面倒なことしなくて済むって?

今のデジタル化したフルサイズミラーレスカメラなんかは、5年も立てば古くなってまた買い替え…ニコンだと販売終了から8年過ぎたら修理も受け付けてくれませんから、長い目(といってもたった5年から8年ぐらい)で見た時に、31万円ポッキリじゃすまない。いつも新機種のことが気になって、下取り価格がいくらで、ローンを組んだら…と撮影のことはそっちのけで、カメラのバイヤーになったみたいに、年中価格の変動と購入資金の工面で頭を悩ますことになります。

私が今回買ったフルサイズミラーレスカメラはたぶん5年たっても8年たっても、まだ使える中古が1万ぐらいで売っているでしょうから壊れたらまた買えばいい。今のうちに程度の良いものを買い置きしておく…という手もある。

メーカーに聞いてみたら、このカメラはパーツと扱える職人が続くかぎりは面倒みてくれるそうです。そしてなによりも新機種が出ない…新しいカメラに物欲をかきたてられて悩まされることもなく、撮影に専念できる…という大きなメリットがあるのです。

スゴイでしょ?やっと理想のフルサイズミラーレスカメラを手に入れることが出来ました。

▲名前は「フォクトレンダー ベッサL」といいます。1999年に発売されたので、もう19年前の製品ですけど、そんな昔から、こんなにスゴイ「フルサイズミラーレスカメラ」があったなんて…しかもメイドインジャパンなんですよ!日本はなんてスゴイ国なんだ!日本人に生まれたことを心から誇りに思いました。祖国に感謝!ニッポンバンザイ!\(^o^)/