私は視聴できる環境にいれば、常にCCTVの放送をつけっぱなしにしているのだが、さっきモニターを見たら、日本語だったので「あれ?どうして日本の放送が写ってるの…」と錯覚した。
CCTVで日本のコロナ禍を報道していたのだが、短いながら非常にわかりやすい内容だったので、こちらでもスクショで紹介しておく。中国でどのように日本のコロナ禍が伝えられているのか、その様子をご覧頂きたい。
「緊迫する医療現場」と「ゆるすぎる街中」の異常なギャップ
▲まずは、日本のコロナ感染者を受け入れている病院の緊迫した状況が伝えられた。「1日の新規感染者が2万近くで、累計で118万人を突破」…とのテロップ。
▲次に、東京の街中の映像に切り替わった。コロナ感染者が毎日大量に出ているのに、街中は人で溢れているので、帰宅を呼びかけている…という映像。テロップは、「新型コロナの感染状況はコントロールが難しく、さらに七箇所が緊急事態に入った」とある。
▲日本の緊急事態措置はゆるゆるなので、専門家が「強化」を提言…とのテロップ。
▲そして街中の飲み屋の映像。たぶん前後の映像も見たところ、新宿あたりかな?緊急事態宣言が発令されているのに、東京の街中ではこんなにフリーダムな状況とは知りませんでした。
結局、7月末から全く変わっていない
CCTVの映像は、いま東京にいる人にとっては、見慣れた光景かも知れませんけど、日本の地方にいる人や、中国人の視点で見ると信じられない状況ですね。
私は日本のテレビが嫌いでほぼ見ないものの、一応日本のコロナの状況を知るために、たまにチラッとみるわけですが、上掲のCCTVニュースのように、数分で日本の状況が的確にわかる映像の見せ方をする日本のニュースは見た覚えがなく(あるんでしょうか?)、不思議な気分になりました。
Leaving the restaurant at 8pm per guidelines under Tokyo state of emergency, and yet … still a full house. Some people got seated minutes ago. Most people here are watching the Japan-NZ men’s Olympic soccer quarterfinals. pic.twitter.com/yqMKfmxn0A
— Michelle Ye Hee Lee (@myhlee) 2021年7月31日
▲先月末、こちらのツイートが大反響になりましたけど、CCTVの映像を見る限り、この3週間ほど、日本人の行動はあまり変わらなかったのですね。そりゃ、行動制限だの憲法改正の声があがってくるわな…と思った次第です。