黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

「失礼な!私がコロナに感染してるとでも言うのか!」

SPONSORED LINK

▲こちらで書きたいことは書いたので、同じ内容を繰り返すつもりはありませんが、あれから8ヶ月たっても(上掲の記事は今年1月1日のもの)、日本のコロナ対策は全く変わっていない…ということを、最近つくづく痛感している…というのが表題の件であります。

日本で「ソーシャル・ディスタンス」をお願いするのはマナー違反である。 

第五波が到来する以前…ゴールデンウィークから7月ぐらいまでの間、所要あってアチコチに出かけていたのだが、行く先々で全くコロナ対策が取られてないのを目撃した。

「設備」としてのコロナ対策はするのだ。

「当社の取り組み」を掲げ、消毒液や、体温検査や、ビニールシートやアクリル板は用意する。

ただ、人間の行動は変化しない。むしろ、コロナで疎遠になった客や人間関係を取り戻そうとして接近する。

「それじゃ予防にならんだろ」と思うのだが、接客などの対人の取り組みを変え始めると、「失礼にあたる」と思っているのだろう。

このパターン…私がソーシャルディスタンスをお願いすると「不機嫌」になるタイプの人、というのは何度も経験した。 さすがに、声を荒げて怒った人はいないが、プンプン怒っているのは目に見えてわかるので、お気持ちを察するに、「失礼な!私がコロナに感染しているとでも言うのか!」という理由らしいのがわかった。ちなみに、大半が年配者であった。

誰が感染しているのかわからないし、私自身が感染しているのかも知れない。だから、極力接触を避けよう…というのが、ソーシャル・ディスタンスの主旨のはずだが、ソーシャル・ディスタンスをお願いすると、感染者扱いされた!と怒る人がいる。

この国ではコロナ禍が始まって、1年半以上経つのだが、こんなことでは収まるわけもないだろう。政府の責任、オリンピックのせいにする前に、まずは個人で出来ることをちゃんとやるべきではないか…と自戒したのであった。