▲こちらで書きたいことは書いたので、同じ内容を繰り返すつもりはありませんが、あれから8ヶ月たっても(上掲の記事は今年1月1日のもの)、日本のコロナ対策は全く変わっていない…ということを、最近つくづく痛感している…というのが表題の件であります。
日本で「ソーシャル・ディスタンス」をお願いするのはマナー違反である。
第五波が到来する以前…ゴールデンウィークから7月ぐらいまでの間、所要あってアチコチに出かけていたのだが、行く先々で全くコロナ対策が取られてないのを目撃した。
最近、私の周囲は緩みまくってて、コロナが始まって以来、日本全国で連日、感染者数の最高記録を更新してるのに、マスクはしてなかったり、スーパーに入る時に手指消毒をしなかったり、三密回避を全く無視したり…というのが普通なのだから、そりゃ感染者も増えて当然。日本人全体が「甘く見てる」のだ
— 黒色中国💉 (@bci_) 2021年8月6日
私によくわからないのは、一流企業の店舗の入り口で、「当店の取り組み」みたいなコロナ対策を張り出し、体温チェックと手指消毒を義務付けているけど、そこをくぐった瞬間に「いらっしゃいませ!」と店員が近づいてきて記念品を手渡してくれる(コロナで客が減っているのでサービスらしい)謎対応だw
— 黒色中国💉 (@bci_) 2021年8月7日
店員のブースを、アクリル板とビニールシートで仕切っているけど、客が来るとわざわざそこから出てきて、横にピッタリくっついてきて「何かおさがしでしょうか?」とかね。
— 黒色中国💉 (@bci_) 2021年8月7日
文句つけられたらイヤなので、企業として、「コロナ対策やってます」というフリは見せるけど、実際はフリだけ。それが日本だ。
「設備」としてのコロナ対策はするのだ。
「当社の取り組み」を掲げ、消毒液や、体温検査や、ビニールシートやアクリル板は用意する。
ただ、人間の行動は変化しない。むしろ、コロナで疎遠になった客や人間関係を取り戻そうとして接近する。
「それじゃ予防にならんだろ」と思うのだが、接客などの対人の取り組みを変え始めると、「失礼にあたる」と思っているのだろう。
2週間ほど前、某所で私に平時どおりに近づいて話しかける人がいたので、「ソーシャルディスタンスでお願いできませんか」と言ったら、随分とご不満な様子で、「大げさな!」と言いたげに怒ってたけど、その結果が今だわな。
— 黒色中国💉 (@bci_) 2021年7月31日
この緊急事態においては大げさなぐらいが丁度いいのだ。大げさが命を守る。
このパターン…私がソーシャルディスタンスをお願いすると「不機嫌」になるタイプの人、というのは何度も経験した。 さすがに、声を荒げて怒った人はいないが、プンプン怒っているのは目に見えてわかるので、お気持ちを察するに、「失礼な!私がコロナに感染しているとでも言うのか!」という理由らしいのがわかった。ちなみに、大半が年配者であった。
誰が感染しているのかわからないし、私自身が感染しているのかも知れない。だから、極力接触を避けよう…というのが、ソーシャル・ディスタンスの主旨のはずだが、ソーシャル・ディスタンスをお願いすると、感染者扱いされた!と怒る人がいる。
この国ではコロナ禍が始まって、1年半以上経つのだが、こんなことでは収まるわけもないだろう。政府の責任、オリンピックのせいにする前に、まずは個人で出来ることをちゃんとやるべきではないか…と自戒したのであった。