長旅に出かける時、ドライバーとかプライヤーとか色んな「道具」が欲しくなる時がある。
昔は、ヴィクトリノックスを持ち歩いていたが、レザーマンを友人にプレゼントしてもらってからは、ずっとこればかりである。
ただし、最近は中国でもナイフの携行について厳しくなってきたし(地下鉄の乗車の際に止められるのだ)、レザーマンは結構大きくて重い。
そこで去年、写真の上に見える「Style PS」という小型のナイフレスモデルを購入してみた。
【目次】
レザーマン・スタイルPS
▲スタイルPSは重さ51g、全長6.5cm…手の平サイズである。
この右側の「針金」の部分はバネで開閉するようになっている。カラビナのようなものだが、この部分は栓抜きに使える。なぜか中国でよく瓶ビールを飲む私にとって、これは欠かせられないツールなのだ(笑)
ハサミの切れ味が抜群だけど…
開けるとこのようになる。プライヤーが使いやすい。釣りで、魚からフックを外すのにも使える。そしてこのハサミが非常に切れ味が素晴らしく、PEラインでも簡単にスパスパ切れてしまう。
「栓抜き」の部分をズボンのベルト通しにかけておけば、どんなに激しい動きをしても外れることはない。なかなかの優れものなのであるが…
アマゾンのコメント欄でもよく知られている「ハサミのバネ」の問題があって、私のスタイルPSも使用半年たたずして、バネが折れてしまった。レザーマンツールジャパンに問い合わせたところ、修理ではなく交換になるらしい。ただこれは日本正規品を購入している際の対応になる。私のは香港で購入しているので、たぶん交換対応もないのだろう。非常に残念である。
海外のサイトで、交換部品を探してみたがそういうものもないらしい。
ハサミのバネが折れても、特に問題なく使えるので、そのまま使用しているのだが、非常に完成度が高い製品ながら、この「ハサミのバネ」だけが、画竜点睛を欠く不出来なものとなっていて、非常に残念である。この「ハサミのバネ」の問題を解決した「改良版」をぜひ発売して欲しいものなのだが…どうやらそういう予定はないようである。
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ナイフレスのレザーマン・スタイルPSを使っていて困るのはナイフのないこと…だったら最初からナイフレスモデルを買わなければよいわけですが(笑)
▲でも、小さいオピネルを別途購入して、必要な時だけ携行するという手があります。最近公共の場所でのナイフの携帯が厳しくなってきましたから、こういう使い分けもあるわけです。