黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

【中国製二眼レフカメラ・海鴎4B研究】(4)ローライフレックスの内面反射の防止策

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▲速写ケースもキレイになったことだし、そろそろ写真撮影を…と思いましたが、

▲こちらの本で海鴎4の項目を読んでいると、気になることがかいてありました。

「おおむね評判のよいシーガル二眼レフだが、ボディの内面反射はよくないので逆光時には注意したい」(P.76)

 一読して「ふーん…」と思いましたが、「でも、どうして?」と疑問が湧いてきました。

さっそく裏蓋を開けてみると…

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▲なんだか汚いなぁ…確かにこれは単なる金属の鋳物?なのかな。これだと内面反射するとは思うけど、だいたいカメラってこんなものじゃないのかな…でも待てよ。こういう時は、「あの方」に教えてもらおうじゃないか…と思いました。

ローライフレックスの内面反射防止はどうなっているのか?

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▲というわけで、ローライフレックス氏に登場していただきました。私の青春時代は常にこのカメラと一緒でした。現在、故障のため使えないので、その合間に海鴎4Bに浮気したのですが…それはさておき内面反射。ローライフレックス氏の裏蓋を開けて一体どうなっているのか、見てみると…

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▲開けた瞬間に絶句しました。昔はずっと使っていたから、見たことないわけじゃないけど、10数年使わない内に、内部がどうなっているのかはサッパリ忘れていました。レンズからフィルム面に至るまでの間、「ツイタテ」みたいなのを何重にも設けて、内面反射が起こらないようにしているわけです。

さすがはローライ…世界最高峰の二眼レフ。描写の良さの理由はレンズだけじゃないわけです。

私の海鴎4Bの内部が汚いわけ

ローライの内部を見てから、ハタと気づいたのですが、

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▲我が海鴎4Bの内部が汚いのは、よく見ると何らかの粘着性のものがあるような…いまは完全に凝固してベタベタしてないのですけど、これってもしや…

▲今はカメラ屋にこういうものが売っていますけど、たぶん前のオーナーは、海鴎4Bの内面反射をふせぐために、なんらかの「内面反射防止材」を貼り付けていたのではないか…中古屋に持っていく時に剥がしたのか、中古屋のオヤジがそれを引っ剥がして、その痕跡が残っているため、我が海鴎4Bの内部はあんなに汚れているのでは。

私も内面反射防止フォームを貼ろうと思っていますが、他に何か解決方法がないのかな…と思案中です。たぶん、中国の愛好家の間で、この問題は既に取り上げられているはずなので、中国のネット情報を漁ってみようと思います。