黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

中国湖北省の発電所施設で爆発、21人死亡…のその後

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去年の夏から秋にかけて、中国のあっちこっちの工場で爆発・火災が頻発したことがありましたので、今回の湖北省の発電所の爆発も大いに気になりました。死者21名となれば、かなり大規模な被害となります。

▲その後、重傷者が死亡して、事故の犠牲者は22名となりました。

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ただ、この手の事故は中国でしょっちゅうあることなので、私としてはあまり気に留めていなかったのですが、

▲詳しい方が、このようなまとめをつくってくれました。

わかる人が考察すると、色んなことがわかるのですね。

…と感心していたところ、奇っ怪な続報が入ってきましたので、こちらで紹介しようと思います。

組織的な取材妨害

要訳すると…

  • 湖北省当陽市の発電所で爆発があったのは8月11日の午後
  • 新華社の記者が事故翌日の12日に発電所を訪れたところ、取材を妨害された。
  • 「事故が起こった場所は高速道路の降り口から7km離れているけれど、高速を降りたところから、警察が沿道を警備しており、発電所の門では、この会社に組織された30人近くの人員が現場を遮り、記者の撮影を阻止した」

去年の工場爆発の頻発を教訓に、取材させないようにしたのでしょうか…

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http://www.weibo.com/1699540307/E3cdgfyyo?refer_flag=1001030103_&type=comment#_rnd1471136006977

▲こちらに爆発現場の写真が幾つか掲載されています。

蒸気漏れは事故の前日からあったが…

今朝のニュースを見ると、事故の状況が報道されておりました。

  • 国家安全生産監督管理総局の初期調査によれば、事故の主な原因は2号ボイラーの蒸気出口の流量計のバルブに亀裂があり、大量の高温高圧蒸気が漏れ出し、主制御室のガラスを破壊、中にいた人員に死傷者が出た。
  • 8月12日、匿名希望の犠牲者家族が記者に語ったところによれば、事故発生の1日前、既に蒸気漏れは発生しており、作業員1名が足に火傷を負った。
  • 8月13日、別の犠牲者家族によれば、事故発生当日の昼に、亭主が家に戻って食事をしていた際に「パイプに穴が開いた。蒸気漏れがあるので修理している時に、ボイラーの停止を申し出たが、『止めれば損失がある』と言って上司が停めさせない…と語った」

今回事故が起きたのは火力発電所ですが、中国では原子力発電所も、似たような考えで運営されているのかも知れません。